
力の差見せつけ男子総合4連覇達成/法明立定期戦
終始、圧倒的な力を見せつけた。男子は最初の種目である400mリレーで大会記録まで0.2秒に迫るタイムで好スタートを切り、その後も13個の個人種目中、12種目で1位を獲得した。結果と共に応援の盛り上がりも増し、迎えた最終種目の800mリレー。1泳溝畑樹蘭(政経1=報徳学園)は競り合う展開の中、頭一つ抜け出しリードした形で安藤涼太(法1=春日部共栄)につなぐ。その安藤は一時立大に0.6秒差まで迫られるも、粘りの泳ぎで2秒差をつけ先輩に後を託した。3泳の吉田冬優(政経2=淑徳巣鴨)はスタートから強気な泳ぎを展開し、さらにリードを広げた。そしてアンカーの内田航(法3=淑徳巣鴨)が2位の法大との差を10秒に広げフィニッシュ。7分23秒62と大会新記録をたたき出し、他大を寄せ付けない明大の強さを象徴する形で今大会は幕を閉じた。
さらなる底上げに期待がかかる。今大会、1年生ルーキーの活躍が目立った。女子では湯原利佳(政経1=渋谷幕張)が200m背泳ぎ、個人メドレーの2種目を制覇。また男子でも溝畑がリレーの活躍に加え、200m個人メドレーでも優勝を果たした。「明治の中で1番になり、インカレでは表彰台を狙う」(溝畑)。これから追い込み期間に入る中、ハングリー精神あふれる1年生の言動や行動はチームに好影響を与えていくだろう。さらに能力の強化だけでなく「チーム全体の交流を深めることが重要」(磯野洋樹主将・法4=春日部共栄)とチームの団結力も抜け目なく強化していく。
インカレまで残り3カ月を切った。「毎日毎日を無駄にしない」(磯野主将)。一つ一つの課題を確実に克服し、調子を上げていかなければならない。「肉体的にもきつい練習が多くなってくる」(佐野秀匡監督)という夏の追い込みを乗り越え、創部史上初のインカレ男子総合3連覇を狙う。
[坂田和徳]
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