
ルーキー小柏が2得点 攻守かみ合い慶大に3-0で快勝/関東大学1部リーグ戦
試合を決めたのはこの男だった。「今日は絶対点を取ってやろうと思っていた」(小柏)。前節に続きスタメン出場を果たした1年生ストライカー小柏は2得点の大活躍を見せた。前半から自身の持ち味である裏に抜ける動きやフィジカルの強さを遺憾なく発揮し、何度もゴールに迫った。迎えた後半21分、柴戸のゴロ球のクロスに右足で合わせ、公式戦初ゴールを挙げると、その2分後には相手陣内の中央でパスをカット。即座に放ったグラウンダーのミドルシュートはポストに当たり、ゴールネットを揺らした。立て続けにゴールを奪った小柏は「前節は全然シュートを打てなかったので、今節こそ打とうと思っていた」。前節のシュート数は2本だったものの、今節は両チーム最多の5本。試合を通して果敢にゴールを狙ったことが2得点という大きな結果につながった。そして、チームも前節の3倍近い今季最多の17本のシュートを放った。小柏を始めイレブンのゴールへ積極的に向かう姿勢が今季最多タイの3得点を挙げた。
課題を修正し、気持ちで守った。「コーチングは今チームに一番必要な部分」(栗田大輔監督)。今まで足りていなかった「コーチング」という面で期待された岸本英陣(商4=帝京大可児)、GK長津大裕(営4=桐光学園)、森下龍矢(文2=ジュビロ磐田U―18)が出場。中でもリーグ戦初出場となった長津は90分間チームを鼓舞し続け、守備陣をコントロール。栗田監督も昨年度2冠に導いた服部一輝前主将(平29法卒=現カターレ富山)と重ね「表現力を出せる選手」と評価した。今試合キャプテンマークを付けた柴戸も「彼らのおかげで試合が良い流れになった」と言うように、後ろからの声で統率の取れたチームは前線からのハイプレスをかけ、高い位置でボールを奪取した。また、体を張った粘り強い守備で枠内シュートを「0」に抑え、相手にスキを与えなかった。前節では2失点をした課題のセットプレーも「声を出しながら」危なげなく守り、第6節桐蔭横浜大戦以来となる完封を達成した。「自分たちはできるということを改めて感じた」(岸本)。今節つかんだ自信を胸に連続完封を目指す。
真価が問われる一戦だ。次節はリーグ首位、リーグ最多得点、リーグ最少失点と今一番勢いがある強豪筑波大と対戦する。ジュビロ磐田に加入内定し、今季リーグ戦7ゴールで得点ランキングトップの中野も所属している。難しい試合になることは必至だが、今節のような熱い気持ちと執念が勝利につながる。「(筑波大は)上位のチームなので自分たちが勝てば勝ち点差もかなり縮まってくる。そういった意味でも次は絶対に負けられない」(柴戸)。優勝戦線に残るため、最善の準備をして次戦を迎える。
[渡部伊織]
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試合後のコメント
栗田監督
「全員が勝つことから逆算してプレーしてくれて、明治らしいサッカーができました。チームとしてシステムに頭が持っていかれてしまう所があって、守備は4―2―3―1で4―4―2とあまり変わらないんですが、どうしても4―3―3と言うと難しく考えてしまうところがありました。そこを変えるべく、4―4―2で前線からハイプレスをかけていきました。ただ、この半年間ずっと4―3―3を実戦の中でも積んできたので、良い状態でボールを奪えたらショートカウンターをして、逆にビルドアップでサイドにボールを出した時は4―3―3のような立ち方をしてボールを斜めに動かしていくというトレーニングをずっとやってきました。このシステムが良かったとかではなくて、全員が勝利に向けて考えてプレーできたことが勝てた要因です。(ボランチ二人が効いていた)柴戸がアンカーとしてポジショニングを意識した数試合だったのですが、彼の良さをもっと出すためにもっと前に出ていけるように4―4―2にしました。ダブルボランチのどちらかが前に上がれば片方はアンカーとして後ろにいくことを意識させました。安部(柊斗・政経2=FC東京U―18)は運動量があるし戦えるので、中盤でキチッと相手を潰して攻撃陣にパイプしてもらうことを彼に期待しました。(小柏の2ゴール)先週のデビュー戦で背後の抜け出しやスピードがあって今週も引き続き出したら結果を出してくれました。2トップの土居柊太(政経4=浜松開誠館)がボールを収められるので、その分、小柏が動きやすい環境にしました。得点力も(高校時代に)プレミアリーグで得点王を取っているのでありますね。またその得点力を誇る理由となるプレーを彼がしています。木戸(皓貴主将・文4=東福岡)も時間の問題で戻ってくると思いますが、渡辺悠雅(営3=横川武蔵野FC)や佐藤亮(商2=FC東京U―18)や中川諒真(農2=浜松開誠館)などがいい競争をやってくれていて、誰が出てもいいプレーをしてくれます。(守備陣を大幅に変更しました)昨日の昼まで今日の先発は選手たちも一切教えなかったのですが、徹底的に『戦う人間しか使わない』と選手たちには明言していました。それで、今週頑張っていた選手を使いました。長津はコーチングが素晴らしいのですが、コーチングは今チームに一番必要な部分です。中で勝つために鼓舞したりすることは大切です。柴戸もそうなのですが、浦和に行くにあたりもっと表現力が出てこないとあのタレント軍団の中ではなかなか抜きん出ることできません。コーチングは今全員に要求していて、その中で長津は表現力を出せる選手です。昨年の服部にタイプとしては似ています。岸本ももともとヘディングが強くて気持ちも強い選手なのでチームに勇気を与えてくれます。森下は元気いっぱいですね。(次節は筑波大戦)残り2つは強豪が残っているので、やりがいもあるし、ここでしっかり勝ち点を取ることで優勝戦線に残っていきたいです」
岸本
「(本職はSBですが、今日はCBでの出場でした)高校の頃はもともとCBやっていたので、驚きはなかったです。CBで出たら最上級生として常に声を出して引っ張ろうと思っていましたし、そういう役割で出たと思っています。声を出し続けるということは常に意識してやっていました。(監督からは)コーチングとCKのヘディングについて言われました。自分はヘディングが持ち味なので、セットプレーで点が取れていないことが続いているので『自分が点を取って勢いをつけて』ということも言われました。(完封勝利でしたが)今日の試合は入る前にテーマとして『枠内シュート0』を目標にやっていて、結果的に0でシュート自体が1本でした。そこが悔やんでいるところです。0本にできたかなと思っています。次節でも継続してできたらなと思います。(今試合のような完全勝利は今季初ですが)やはり自分たちは3冠という目標を掲げてやっているので、慶大戦に負けたら3冠というのが本当に遠のくということを試合前から言われ続けていたので、負けたらやばいということがみんなの頭の中にありました。絶対勝ち切ろうという気持ちで臨みました。(セットプレーでの失点がなかったですが)自分の持ち味はヘディングなので、そこだけは絶対にやられないように声を出しながらやれて良かったです。(ディフェンスラインのメンバーが固定されていませんが)今までは無失点だったり勝ち切ることができていなかったので、安定した選手があんまりいない状態でした。今回の試合で0点に抑えられたので、次も安定した守備で無失点に抑えられたら、そこからメンバーは固まってくると思います。(風が強かったですが)アップでロングパスを蹴っていた時とかも結構伸びてきていたりということがあったので、そこからキーパーとディフェンスライン中心に風が少しあって、相手も裏に蹴ってくるというのがスカウティングであったので、そこはしっかり早めにラインを下げるということを意識してやれました。(完封勝利ということでの感想は)本当にディフェンスとしては枠内シュート0ということは大きな収穫で、しかもチームがあんまりうまくいってない状態だったので、自分たちはできるということを改めて感じました。やっぱり次の試合とかも意気込んで自分たちはできるということをしっかり頭に焼き付けて、やっていこうと思います。(残す2戦は筑波大、流経大と上位のチームですが)どちらも良いFWがいるので、自分が出たらその選手に良いプレーさせないように枠内シュートも0にして今回みたいな試合ができたらと思います」
柴戸
「自分たちでいい流れを作れましたし、久しぶりに自分たちのサッカーができたので本当に心の底からうれしいです。全員勢いもありましたし、いい守備からいい攻撃もできていたので、良い明治が戻りつつあります。勝てない試合が続いている中で、選手一人一人の意識がガラッと変わったことが勝てた1つの要因だと思います。それをもっと多くの選手が前向きに変わっていけばチームもどんどん良くなっていきます。あとはフォーメーションを変えたことで、昨年から続けている前からの守備がはまりました。そこを自分のフォーメーションに限らず、自分たちが主体的に明治らしさを出していけていれば、もっとよくプレーができたのだと思います。なので、今回のフォーメーションに言い訳せずにもっと自分たちで考えてプレーしないとこの先難しくなってしまうと思います。4―3―3でやると自分としては後ろに残らないといけないという意識が出てしまい、前に出ないといけないシーンでも行けない時があります。僕としては昨年からずっと取り組んできている4―4―2の方がどちらかというとやりやすさはあります。でも、4―3―3でも良さを出していかないと言い訳になってしまいます。4―3―3でも勝てるチームをつくっていかないといけません。安部もダブルボランチで組むことはこれまであまりなかったのですが、彼は守備的であり献身的な選手なので、すごくやりやすかったです。セカンドボールへの球際も強く前に出ていける選手です。そこで、二人同時に上がらないようにしっかりコミュニケーションを取りながらやれました。僕自身安部はいい選手だと思っています。(長津や岸本など4年生が新たに出場しました)3年間一緒にやってきて、なかなか出られない時期が多かったのですが、そういう悔しさや思いを持っている選手が後ろから気持ちを表現してくれることは、ずっと出ている自分たちとしてはとても活力となります。また、もっとやらないといけないって思わされるので、彼らのおかげでゲームがいい方向に進められたと思います。(いまだに最終ラインのメンバーが固定されない)安定して出られる選手が出続けてくれれば安定感も出てくるので失点は減ってくると思います。ただ、誰が出ても失点しないことやしっかり守れることが明治の良さなので、難しいところですが誰が出ても無失点でいけるチームづくりをしていきたいです。そうすれば大臣杯の連戦など厳しい場面でも強いチームになってくると思います。(無失点勝利の意味)ずっと無失点で終われるようにずっと取り組んできましたし、ゼロで抑えられたことはチームとしてとても大きいです。ただ、3点取った後に何個も決定機があった中できっちり決め切れなかったのは課題です。リーグ戦なので得失点が絡んでくるので、決める時に決めていきたいです。(セットプレーでの失点がなかった)ここ2試合の反省を生かして、ずっとセットプレーでの守備のトレーニングをしてきました。ピッチに出ている選手はセットプレーでやられる悔しさやもったいなさを理解していると思います。今日の試合を見る限りでは、みんなすごく集中していたと思いますし、中での声が掛かっていたことでゼロに抑えられたのだと思います。(自身は先制点を獲得しました)今年初ゴールだったので点を取ることのうれしさを実感しました。今後も点に絡めることでもっともっと上のステージへいく可能性が上がってくると思います。先制点を取ることは今年の明治にとって勝利のポイントになってくると思いますし、ミーティング内で上がっていました。今回は4―4―2になったことで前へ積極的に出られるということで自分が絶対決めてやろうと思っていました。(筑波大戦に向けて)上位のチームなので自分たちが勝てば勝ち点差もかなり縮まってきます。そういった意味で次の筑波は絶対に負けられないですし、個人的に負けたくない誠也(中野)もいるので、本当にいい準備をしていきたいです」
鳥海晃司(商4=ジェフユナイテッド千葉U―18)
「最近勝てていなかったですし、無失点にできたということで素直に嬉しいです。(この試合への意気込み)前節スタンドで応援していて、セットプレーで失点してしまったのですごくもったいないと思いました。もっと自分が試合に出場して引っ張っていかなければいけないと再確認しました。今節は後ろが無失点で前が点を取ってくれればと思っていたので無失点で勝ててうれしいです。(DFのメンバーが変わったが)誰が出ても明治はいい選手が多いのであとはコミュニケーションの部分だけだと思うのでそれをしっかりDFで話し合って統率しました。英陣とのCBは4年生同士なのでサッカー観が合うと思いますし、ヤマコー(山﨑浩介・商4=大宮アルディージャユース)にしても英陣(岸本)にしても最後の年なのでそういう思いを4年生は持っているのでやりやすいです。長津はもともと練習からもすごく盛り上げてコーチングしてくれる存在です。英陣は気持ちが前に出て声にも出すプレーヤーなので僕としても助かりますし、一緒に頑張ろうという気持ちになります。(セットプレーについて)ディフェンスとしてもそこで失点するのはもったいないですし、試合前に一人一人が責任を持って相手にマークに付こうと確認しました。(前節までとシステムが変わったが)4―3―3だとダブルボランチなので、海(柴戸)が出ていったときにもう一枚残っているのでやりやすさはありますが、4―3―3のときも守備の時は4―4―2や4―2―3―1にシステムを変えればいいだけなので4―4―2だからいいサッカーができたわけではないです。(去年の慶大戦も3―0でしたが)全く考えませんでした。むしろ目の前の相手を全力で倒して行くことだけを考えています。(攻撃面は)単純に足元になり過ぎないで相手の裏を狙いつつワンタッチで落とすことが効果的にできたと思います。(課題は)欲を言ったらもう少し点が取れたらいいのと無失点でしたがもっと詰めることができるところはありましたし細かいところで修正できるところはしたいです。(前期残り2試合に向けて)上位との対戦は下から巻き返せるチャンスなので、上位との対決には絶対に勝たなければいけないです。残り2戦ですけど1戦1戦戦って全部勝ちたいです」
長津
「(リーグは)初出場です。(今回の先発起用は)4年生の思いを見せてくれということがありました。今まで気持ちという部分で明大は足りないところがあったので、自分は『声を出し続けて、紫紺魂というのを常に出し続けろ』と監督からは言われていました。それを徹底してやっていました。(完封勝利を飾りました)今年は連勝できてないので、次の筑波戦も失点0で終われるように、勝利を継続できるように練習からやっていきたいです。(今日の試合への意気込みは)気持ちが足りてないという話は常にミーティングでも上がっていて、うまい選手はいますが、がむしゃらにやったり必死にゴールを守ったりという選手がいなかったので、そこに敗因があるのかなと話していました。そこが足りないということもわかっていたので、監督もそういうところを見て出場させてくれたと思っています。(フォーメーションを変えましたが)フォーメーションは関係なくやっていこうということがあって、個人個人が考えてポジション取ることによって、相手もやりづらいと思いますし、4―4―2から4―3―3とか4―2―3―1に変えることによって、相手もやりづらかったかなと思います。(最終ラインが安定していました)コーチングのおかげだと思います。(今日の試合で意識したこと)90分間声を出し続けるということは今までできていなかったので、そこにストロングポイントを当ててできていたと思います。(ディフェンスラインのメンバーが毎回代わっていますがやりづらさは)それはなかったですね。自分がやるべきことをやれば自ずと良い方向に行くと思っていたので、他人ではなく、自分に指先を向けてやっていました。(試合後、監督からは何か)『よくやった』ということは言われましたし、『これを継続することが大事』と言われたので、今日で満足せず次につなげられるように練習から頑張っていきたいと思います。(無失点の要因は)コーチングもそうですし、貪欲に勝ちたいというシンプルな思いが全員90分間通してできたからこそ、無失点につながったと思いますし、キーパーからああいう風に強い発信力があればディフェンスもそれにかっかされると思います。(風が強かったですが)やりづらかったです。常にシンプルに風を考えながらやっていました。今日はセーフティーファーストということを意識しました。つなげるところもあったんですけど、つながないでシンプルに裏に蹴っていました。そこが崩れなかった要因かなと思います。(セットプレーでの失点がなかったですが)やっぱりキーパーが思い切って出るというのは大事だと思っていて、今日は2回前に出て、触らなかったのもあるんですけど、出ることによって相手は頭で怖いと思いますし、でもこっちは手でいけるので。監督からも『思い切って行くように』と言われていました。それは実践できて良かったです。(前半が風上でした)前半で1点は取ろうというのはありました。相手は『前半の失点を0か1に抑えて、後半に追い上げよう』と話していたので、それはやられたくなかったなと思っていました。0点に抑えてしっかり前半で1点を取れて良かったです。(残す2戦は上位の筑波大と流経大ですが)やっぱり誰が出ても明大は勝てるチームでないといけないので、良い準備を自分だけではなく、全員ができることが次の試合に勝つ要因になると思います」
森下
「勝てたのが一番大きいです。絶対に勝とうと決めて試合に入り、勝てたのでこれからにつながると思いました。しかし、勝った中で課題がたくさんできたのでそこで満足しないで明日から練習することが大事だと思いました。甘さが出ているから失点してしまったというのが自分たちのミーティングで挙がっていました。勝たせる選手が出ないといけないし、この試合をきっかけに明大を変えないといけないという危機感があったと思いました。それがディフェンスライン全員の統率になったし自分自身もモチベーションになってプレーできたので結果につながったと思います。4―3―3から4―4―2になったということで1トップではなく2トップから自分たちでアクションかけてディフェンスができるということが一番大きかったです。自分たち主導の守備ができたことが今回の勝因ですし、勢いを持ってこれた要因だと思います。自分はどんなプレーをしてもどんなことしてもチームを勝たせたいという気持ちでやっていてそれが自然と声に出ていたと思います。それは自分だけではなくチーム全員が思っていたことだと思うので、自分だけというわけではなく全員声が出していたから全員の勝利だと思います。これからそれが続けられればいいと思うので練習からそれを意識するだけです。セットプレーは今週の練習でとても多く盛り込まれていて、セットプレーで失点するのはもったいないと思います。気持ちで最後までマークに付けば絶対やられないので、明大の選手である以上セットプレーでやられてはいけないと思います。今週練習したことができたのは良かったですし、気持ちを出して体を張れたのが今回の無失点につながったと思います。いい守備からいい攻撃ができているので、みんな勢いを持っていたということは見ている全員が思っていました。今までの明大は縮こまっているではないですが小さいプレーばかりしていてこれは明大ではないと思い、自分たちでミーティングで話し合い、そこで言ったことができたのが一番大きかったと思います。やはり意識次第で全て変わるので日々の練習の積み重ねが今回につながったと思います。風下では守備のやり方には変わりはなく、いい守備からいい攻撃を意識していたし風下になるからといって弱気になってはいけないと思っていました。点を取ったから満足してはいけないのと同じで無失点ということが自分たちの頭の中に常にあり、体を張ってプレーできたことが良かったと思います。今日の課題はビルドアップでした。慶大の守備は前から来るのでそれに対して自分たちはボールを蹴って前で拾って攻撃することが多かったです。自分たちが主導でつないでいくのは今年の明大の良さだし、それと並行しながらいい守備を出していかないとこれからもっとレベル高い相手になってきた時に全然自分たちでプレーできないことになると思います。次節は自分が出るとか出ないとか関係なしに自分がどんな状況に置かれてもチームを勝たせることが第一です。自分は出たらやるし出なくてもやります。たとえ応援でもやります。そういう気持ちで明大に全てかけているので全力を出して、気持ちで戦いたいと思います」
小柏
「(試合を振り返って)自分のゴールでチームを勝利に導くことができてよかったです。チャンスが他にもあったのでそれを決めないと今日の前半みたいに苦しい試合になるので自分で決められる選手になりたいです。また最後は体力が切れてしまうので走り切れる選手になりたいです。(ゴールシーンは)自分がニアでつぶれようと思っていましたが自分でシュートを打てそうだったので打ちましたが当たってはいますがかすったくらいでした。2点目の方が狙い通りのゴールです。(攻撃面は)相手の背後を意識してやろうと決めていたので、土居くんや自分が狙っていけたのでよかったと思います。監督にも言われていますが土居くんはタメを作れてキープ力があるので、その周りを自分が走ってチャンスを作れたらいいなと思っていたのでそれができてよかったです。この前試合に初出場して自分のプレーができたイメージはありましたが、チームが勝つためには自分が点を取るという結果で示さないといけないというのを監督にも言われましたし、評価されるには今日は点を絶対取ってやろうと思っていたので点を取れたのでよかったです。(課題は)まだまだシュートをふかしてしまうことがあるのでフィニッシュの精度を上げていきたいです。まだまだ90分走り切れる体力がないのでそこを突き詰めていきたいです。(シュート数がチームトップの5本)先週からシュートを打っていこうと決めていましたが、先週は全然打てませんでした。今週こそシュートを打とうと思っていたので5本打ててよかったですが、1本1本が雑になってしまうので決めていけるような選手になりたいです。(守備は)4―4―2ということで自分のプレスのかけ方が特に前半はチームと連動できていませんでした。守備の統一のところで後ろの声を聞いて、自分が行くべきところと行くべきでないところを区別しないとチームが苦しい状況になるので守備の動きを改善していきたいです。(大学で初ゴールについて)明治に入って練習試合やIリーグ(インディペンデンスリーグ)とかであまり点を取れていなかったのでいじられたりしました。今日は点を決めることができたのでここから波に乗っていきたいです。(風の中でのプレーについて)僕は裏に抜けるプレーを意識しているので風上のときにポールが流れていってしまいました。コーナーを狙って相手に当てようとしましたが失敗しました。攻撃の起点を作れるような技術や走るタイミングやコースを意識してやっていきたいです。(愛称について)先輩には「おがっしー」と呼ばれたりするんですけど同期からは剛と呼ばれます。おがっしーと呼ばれるのは大学からです。どっちで呼ばれてもいいです。(筑波大は)うまい選手が揃っていて、一人一人がタイミング一つとってもうまいのでそういうところは盗んでいきたいです。後ろの選手がビルドアップできるので守備に回ることが多くなると思うので守備の動きを改善していきたいです。(残り2試合にむけて)今日はシュートチャンスがいっぱいあって2点取りましたが、シュート1本1本を決められるような、シュートチャンスがあったら決められるような選手になりたいです。そしてチームの勝利に自分のゴールで貢献したいです。今日は自分の特徴である裏の抜け出しから得点が取れていないので裏の抜け出しからのゴールを取りたいです」
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