
中大に敗れ7連敗 気持ち新たに順位決定戦に臨む/関東学生1部リーグ戦
チャンスを物にできなかった。相手の退水をもぎ取り優位に立つ場面があったがなかなか点数に結びつけることはできない。第3ピリオドでは開始直後、中大の攻撃をしのぎ切ってカウンターに転じ、パスを受けた増田隆広(商1=明大中野)が得点。また、相手選手の退水中に得点を奪うなど、明大が本来得意としている形で力を出す。しかし、飯野佑紀(政経1=明大中野)を永久退水により欠いてしまう。終了間際にも点を奪われ10―17で第3ピリオドを終える。「スタメンは泳ぎっぱなしなので疲れがたまっている」(明石将裕監督)。第4ピリオドでは悪くなった流れを断ち切れないまま痛恨の6失点。12―23とさらに点差を広げられてしまい、敗戦。明大は全敗で明日の順位決定戦に挑むこととなった。
このままでは終われない。次の順位決定戦の相手は早大だ。格上の相手ではあるが、今季リーグ戦では接戦を演じている。「前回のリベンジが果たせるように頑張りたい」(明石監督)。早大との試合に勝てば入れ替え戦を回避できる。体育会に昇格し、新スタートを切った明大。ここからが踏ん張りどころだ。
[清水康佑]
試合後のコメント
明石監督
「1ピリ目でむこうのオフェンスにうまく対応できませんでした。崩されて、その対応をマンツーマンでしてしまいました。本来はああいう泳ぎ方をされた時は引いて守れば対応できるんですが、今回はそれができませんでした。まだいけると思って戦術を変えなかったのが敗因だと思います。相手はセレクションで入ってるチームなので、個人の実力としては上で、それは最初から分かっていたことです。なので僕たちはチームでやろうということを話していたんですけど、今日は(相手の)退水が少なかったですね。(アップは)今日はやりすぎてしまったかもしれません。もうちょっと楽にやればよかったんですが、反省点だと思います。(最後のミーティングで)とりあえず、明日の順位決定戦で早稲田に勝てば入れ替え戦にいくことはないですし、切り替えてやるしかないということは伝えました。(全敗で順位決定戦へ)去年も全敗で、入れ替え戦で勝って、という流れだったので、決めるとこで勝ちきらないとなと思っています。明日は早稲田ともう1回リベンジができるので、明日勝って来週お休みにしたいなと思います。(選手たちの疲労は)交代のメンバーもいないですし、スタメンは泳ぎっぱなしなので疲れがたまっていると思います。ただ、それはもう仕方がないのでやり続けないと成長もしないですし。やってもらうしかないです。(退水が目立ったが)僕らがやりたいことを逆にやられてしまいました。そこをどう反転させるかを勉強しなきゃいけないです。(退水時の得点率が8チーム中2位)総得点のうち退水のセットが4割です。やはり僕らが目指していたところは正しかったんだと思います。ただ、今日はそこがうまく出なかったので、もっと落ち着いてできていれば流れは変わったんじゃないかなと思います。ただ、やったことは出てきているので、そこは良かったかなと思います。(早大戦に向けて)前回のリベンジが果たせるように頑張っていきたいと思います」
森本
「悪い部分が多く出た試合になりました。ディフェンスが最初はまらなかった部分と、カウンター自体は出てたと思うんですけど退水まで持って行けなかったっていうのも、自分たちの得点パターンも出ず、相手の好きなように攻められてしまった試合だったと思います。(第1ピリオドで攻め切れなかった原因)やっぱり前まで泳ぎきるというか、相手の前で競り合うことで、退水を狙うっていうプレーが少なかったかなと思います。(カウンターへの対応)人数が足りているのに、マークチェックミスだったり、また、単純に追いつかなかったっていう部分でカウンターを多く出されてしまったと思います。(パワープレー)明大は結構、退水の決定率が良かったので、そこがある意味生命線だと思うんですけど、今回はそこも決め切れなかったのでこういう結果になってしまったと思います。明日の試合に勝てば、入れ替え戦にも進まなくて済むので、明日の試合はミィーティングも含めて悪いところを全部修正してベストな形で臨みたいと思います」
関連記事
RELATED ENTRIES