
ルーキー特集(6)ケガから復活へ 再起誓うニュースコアラー 宮澤亮
――明大を選んだ理由を教えてください
「中学の時、部活もやっていましたが、もう一つクラブチームにも入っていました。そのクラブチームのヘッドコーチが以前明大のヘッドコーチをやっていた塚本さん(清彦氏)で。そのクラブに安藤誓哉(平27情コミ卒・現秋田ノーザンハピネッツ)さんが練習来てくれたんですけど、すっごく上手くて憧れてました。あと、京北から明治にいった皆川(徹・平27営卒・現富士通)さんも好きでした。そういう憧れから明治を選びました」
――どのようなクラブチームだったのでしょうか
「DT(ダウンタウン)ブルーチップスというチームです。自分たちの代が1期生でした。当時は公式の大会ではなかったんですけど、その年の全国ジュニア選手権で2位になるくらいでした」
――明大に入ってみていかがですか
「左足のスネを疲労骨折していて、練習という練習はできてないです。トレーニングばかりですね。跳躍疲労骨折という治りにくい骨折らしいです」
――いつ骨折を
「高校の時から痛くて、ずっとだましだましやっていたんです。でも3月頃に明大の練習に来て、自分は普通にやっていたんですが、周りから見たら痛そうだったらしくて。やめとけって言われましたね。今月31日に手術します」
――手術を決意したのはいつ頃ですか
「最近です。今週の月曜ですね。それまで病院も行ってませんでした。本当は安静にしてたら治るケガだったんですけど、治らなかったので結局病院に行きました。レントゲンを撮ったら結構ひどくて、手術したほうが早く治るよってことで、手術しようと思いました」
――復帰はいつになりそうですか
「1カ月で動けるようになるって言われたので、7月ぐらいにはできると思います」
――外から試合を見ていてどのように感じましたか
「見てたらやりたくなりますよね。一緒に入ってきた1年生も試合に出てますし、置いていかれてるなと感じてます。だから復帰したいと思って、3月の終わりとか4月頭頃に練習してみたんですけど、また痛めちゃいました。2回ぐらいしかやってないのですが、それだけでも痛くなってしまいました」
――高校時代の思い出を教えてください
「同じ地区に飛竜高校っていうライバル校がいて、夏に地区と県で2回戦うんですけど、自分たちが入った時から夏は地区も県も勝てない、夏負けて冬勝つっていうジンクスがありました。でも、自分たちの代は地区で負けましたが、インハイ決める県大会の決勝リーグで飛竜に勝てました。冬もしっかり勝てて、ジンクスを破ったことがうれしかったです」
――高校時代はどのようなプレーヤーでしたか
「チームに身長が高い人があまりいなくて、4番をやってました。自分で言うのもあれなんですけど、ジャンプ力があります(笑)。なのでリバウンドとかそういう部分で貢献してたかなって」
――中学校から4番でしたか
「中学のほうではインサイドやれって言われてたんですけど、塚本さんには外やれって。3Pの練習してましたね」
――高校で本来やりたかったのは
「外をやりたかったですね。でもメンバー的に難しかったです。自分のチームにいる留学生のサポート役でした。ガキですぐ怒ったりするので、そいつを精神的に支えるって感じの役割です(笑)」
――明大ではどんな役割を担いたいですか
「打つのが好きなので、2番とかやりたいです。でもそうなったらガードに付かないといけないので…。高校で4番やってていきなり2番は難しいと思うので、ディフェンスの練習をもっと頑張らないといけないですね。いつかガードに付けるようになりたいです」
――ディフェンスは得意な方でしたか
「インサイドはまあまあ得意でしたが、外のプレーヤーに付くのが苦手でした。大学ではそこを頑張りたいって思ってたんですけど、すぐケガしちゃいました(笑)」
――現在はなかなか練習できない日々ですね
「トレーニングして、ハンドリング練習したら後は見てるだけですからね。我慢できなくて練習終わりにシューティングとか、動いちゃったりしちゃって。それもあって治りが悪いんですかね…(笑)。バスケやれないのが一番しんどいです。我慢するのが辛いですね」
――まずは体づくり
「高校時代からケガが多くて、練習休んでる時期も長かったりしたので、まずは体の使い方とかトレーニングの勉強をしっかりしたいです。1年に1回違うところを疲労骨折してたり、捻挫癖もあります。明大にはトレーナーさんもいるので、まずケガをしない体をつくってから、試合に出られるようになりたいです」
――高校時代は試合にどれほど出ていましたか
「自分たちの学年になってから、年明けぐらいまではスタートだったんですけど、ケガで休んじゃって。そしたら自分と同じぐらいの身長の人がいるんですけど、最初はそいつが自分の控えだったけど、逆になっちゃって。どんどんプレータイム短くなっちゃいました」
――沼津中央はどんなチームでしたか
「留学生がいるので、周りからは留学生頼みみたいに思われるんですけど、実際は自分たちが留学生を使ってるっていう。そういう感覚はありました。日本人もちゃんと頑張ってるのに、留学生のおかげで勝ててるって思われるのがいやでした(笑)。留学生のおかげで勝てた試合もありますし、自分たちが助けた試合もありますね」
――他大にライバルはいますか
「法大の濱田裕太郎。クラブチームが一緒で、中学の時から仲良かったんです。もう試合に結構出てるのですが、負けたくないですね。知り合いが出てるの見ると自分も頑張らないとって思います」
――大学生活には慣れましたか
「朝が弱くて、2限でさえ危ないので頑張りたいです。情コミは必修がないのでそれが救いですね」
――バスケ部の雰囲気はいかがですか
「1部の大学って超ちゃんとしてるイメージだったんですけど、結構楽しい感じで練習してるので良かったです。いい意味でイメージが変わりました。周りの話だと、1年生から見た4年生って神みたいな感じって言われてて。ビクビクしてたんですけど、実際はみんな優しくてフレンドリーです。治耀さん(吉川・情コミ4=京北)は同じ学部だし、一緒の授業取ったりしてて仲良くしてくれます」
――同期の仲はどうでしょうか
「永田(渉・政経1=盛岡南)とか渡辺(翔太・政経1=宇都宮工)と仲いいです。みんな会うたびに馬鹿にし合ってます」
――今年1年間の目標をお願いします
「ケガから入ってメンバーに入ることが難しいと思うので、今年1年は個人的なスキルアップを頑張って、来年からしっかり試合に関わっていけるようになりたいです」
――ケガ以外の課題はどんな部分ですか
「高校で4番だったのでドリブルとかハンドリングが上手くなくて。今は外をやるために苦労してます。ガードにも通用できるくらいハンドリング力を鍛えて、あとは体力面。走れる体をつくりたいです」
――4年間通して目標は
「リーグ戦やインカレで優勝すること。その中に自分が貢献できるようになることです」
――新人戦は出られませんが、意気込みがあるとすればどんなことでしょうか
「すごく出たかったです。精一杯応援するので勝ってもらいたいです」
――最後に次の渡辺選手の紹介をお願いします
「あの見た目で乃木坂ファン(笑)。初対面の時と性格が全然違います。最初はめっちゃいいやつって思ったんですけど、今は一言目を馬鹿にしてきます。でも仲いいです」
――ありがとうございました
◆宮澤亮 みやざわ・あきら 情コミ1 沼津中央高出 185cm・85kg
登録ポジションはSF(スモールフォワード)。9月30日生まれ。趣味は映画鑑賞。特にウィル・スミスが出演している映画
[田中愛]
◆2017年度新入生一覧◆ | |||||
---|---|---|---|---|---|
背番号 | 名前 | 出身校 | ポジション | 高校の成績 | |
#7 | 植松義也 | 桐光学園 | PF(パワーフォワード) | インターハイベスト8 | |
#0 | 佐藤俊輔 | 明大明治 | PG(ポイントガード) | 全国出場なし | |
#13 | 相馬陸 | 東海大付札幌 | PF(パワーフォワード) | インターハイベスト16 | |
#34 | 富田一成 | 藤枝明誠 | SF(スモールフォワード) | インターハイ出場 | |
#36 | 永田渉 | 盛岡南 | PF(パワーフォワード) | 国体ベスト4 | |
#9 | 宮澤亮 | 沼津中央 | SF(スモールフォワード) | インターハイ出場 | |
#15 | 渡辺翔太 | 宇都宮工 | PG(ポイントガード) | ウインターカップ出場 | |
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