
3年生4人がメダル獲得 課題を克服し夏のインカレへ/東日本学生春季選手権
[長沼遼太]
試合後のコメント
多賀副部長
「(選手権は)あんまりいい感じではなかったね。4年生が就活もあって、それで出れなかったのが問題かな。はっきり言ってこの大会はトップクラスの選手が出てないから優勝する良いチャンスだった。優勝すれば全日本にも出れるわけだし、そのぐらいの貪欲に取り組んでもらいたかったね。奥田は本人もやっと分かってきたみたいだけど、勝てるスタイルじゃない。自分の力が相手に効果的に伝わるようなレスリングをしてないから、そこを直さないといけない。それはそんなに難しい話じゃなくて、上からいくのを下からいけばいいだけだから。今度はそれに取り組んでくれると思います。永井は相変わらずかなという感じだね。彼の場合は力に問題があるんじゃなくて、やっぱりやり方に問題がある。練習の時から言っているけど、どうも失敗するのが嫌みたいで慎重な練習ばっかりやってる。そこは失敗体験をたくさんしていかないと。失敗して体がどう動くかが永井は大事になってくるね。(新人戦)二ノ宮が優勝するのは当然だとして、やっぱり周りがもう少し頑張ってくれないとだね。戦いとしては、高校の時の成績から見ると健闘したほうだと思うけど、まだ勝ちにつながらないかなという感じ。勝ちにつながるような力を身に付けてもらいたいね。1、2年生は常に結果を求めないで、長い目で見るようにしている。斎藤とか松尾のスパーリングはとてもいいし、レスリングをやってるという感じがする。他のみんなも悪くないし、もっと努力すればさらに良くなると思う。(試合後の集まりでは)やっぱり勝てるスタイルと勝てないスタイルがあるから、まずそれを理解しないといけない。その上で力と技術を使って勝てるレスリングを展開していくように、それがレスリングだと言っておきました。(8月のインカレに向けて)体力づくりだね。もう1回体を鍛えて、トレーニングし直して少しきつめにやっていかないとね。夏の大会はものすごく暑くてバテて、体力がある選手が勝つ傾向にあるからそういう体力を付けていく。あとは勝てるスタイルに持っていくには動かないといけないから、動けるような練習もしていきたいなと思います」
奥田
「優勝を目標にしていたのに決勝で何もできなくて情けないです。(良かった点は)全日本の時は大きな舞台で固くなってしまって技を掛けられなかったんですけど、今大会は初戦からできたので良かったと思います。でも、決勝では技を掛けられなかったので良かったとは言い切れないです。(疲れは)全日本からあまり期間がなくて、減量とか体重調整の方にばかり意識がいってしまっていてレスリングの方で整えることができなかったです。(次の大会までの期間は)相手の選手と向き合った時に自分の体が小さいなと思うことが多かったのでこの長い期間を使って体力づくりと体づくりをしっかりとして一回り大きな体をつくりたいです」
「出場選手も少ないですし優勝を狙ってはいました。絶対負けるって分かってる相手だと緊張もしないんですけど、初戦の相手は逆に緊張しました。それに比べると、2試合目は動きは良かったと思います。(多賀副部長からは)まず『体にメリハリがなくなってきたから減量しろ』って言われました。試合に関しては、入る前の動きが雑だから丁寧にやれって言われました。(明治杯後に確認して試合に生かしたこと)明治杯はグレコで出て、今回はフリーだったので勝手も少し違ったんですけど、相手の身長があまり高くなかったのでできるだけ下から低めの姿勢でいきました。(インカレまで時間が空きますが)インカレの表彰台にはぜひとも上がりたいです。多賀先生の言うことを素直に聞けば、おのずと結果も見えてくると思うのでしっかりと練習していきたいと思います」
仲田
「入賞できたのはシンプルにうれしいです。初めてのことなので。審判との両立でなかなか自分の試合だけに集中できませんけど、出る試合には勝ってあと2年頑張りたいです。(3年生として)後輩にかっこいい姿見せられたらなって思います。(インカレは)去年以上は上にいきたいなって思います。去年は16だったので、8目指して頑張ります」
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