ルーキー特集(3)札幌が生んだ長身美白バスケットボーラー 相馬陸

 新世代がチームを活性化させる。濱西康一新監督を迎え初の公式戦となった関東トーナメントでは11位と苦杯をなめた。それでもチームは秋のリーグ、インカレに向けて再出発を切った。まずは6月7日に初戦を迎える新人戦で、強い明治を見せたい。本特集ではそんな男子バスケットボール部のルーキー7人を紹介する。
 
 3人目に紹介するのは相馬陸(国際1=東海大札幌)。北海道の強豪・東海大札幌高(元東海大四高)からはるばるやって来た。中高時代はC(センター)として活躍していたが、明大ではPF(パワーフォワード)として、中、外両方でプレーできる選手を目指す。

――明大を選んだ理由を教えてください
「一番は高校の時の監督と昨年明治の監督だった健一さん(山本健一前監督)が知り合いだったことです。自分は札幌出身なんですけど、その時の試合を明大のOBの方が見に来てくれていて、その人が健一さんに『こいつどうだ』みたいな感じで言ってくれたのがきっかけです。自分も関東でやってみたいという気持ちがあったので、明大を志望しました」

――東海大の付属校ですが
「最初は考えていましたがレベルが高くて、正直自分が行ったところで不安な面もあったので。明大もレベルは高いんですけど、ワークアウトが多いと聞いていました。そこで自主練を重ねていくことで、自分で力伸ばして少しでもうまくなれたらいいなと思って選びました」

――国際日本学部を選んだ理由はありますか
「高校の時から少し英語が得意だったからです。最初は経営学部も考えたんですけど、英語の力を伸ばしたらこれからも役に立つと思ったので」

――バスケを始めたきっかけを教えてください
「正直始めたきっかけというのはあまりないです。中学校の時にどのスポーツをやるか考えた時に、自分は背が高いのでバスケだったらその背を生かせるかなと思いました」

――自分のプレーの持ち味は何だとお考えですか
「高校の時はディフェンスとか走ることとか。でも大学に入って、皆さんレベルが高いので、まだまだこれから伸ばしていきたいです」

――東海大札幌のチームカラーはいかがでしたか
「ディフェンスを頑張って、ディフェンスから速攻というのが自分たちの一番の特徴だったと思います」

――高校時代の思い出を教えてください
「3年生の時のインターハイの全島予選です。その前までは札幌日大高校にずっと負けていましたが、全島大会で最後勝って優勝してインターハイを決められたことがうれしかったです」

――大学バスケの環境はいかがですか
「やっぱり設備が整っていると感じます。時間が限られていたりいろいろ難しい部分もありますが、そういうところを自分で考えてワークアウトとかできるので、いい面もたくさんあります」

――高校バスケとの違いはどのようなところに感じますか
「体の強さだったり一瞬のスピードだったり。ディフェンスでも高校の時だったら付いていけたのも、一瞬のスピードが速くて抜かれたりしてしまうので、そういうところが違うかなと」

――背番号を13にした理由はありますか
「同じ高校出身の佐藤文哉さん(平25情コミ卒)が先生をやっているのですが、その人が明大の時に付けていた番号です。それをちょっと意識しました」

――かわいがってもらっている先輩はいますか
「みんな優しいんですけど、同じ学部の奥野さん(綾汰・国際2=藤枝明誠)とか同じ部屋の長谷川さん(寛元・法2=洛南)とか仁藤さん(洸太・政経2=山形南)とか2年生は全般的に優しくしてもらっています」

――仲の良い同期はいますか
「みんな仲良いんですけど、寮のメンバーはいつも一緒にいるので仲良いと思います」

――今見えている課題は何ですか
「今の自分だと、どの面でも通用するところがないので課題は多いです。センターだったのであんまりドリブルとかを使っていなかったので、そういうドリブルの技術とか、シュートの決定力とかが足りていません」

――センターをやられていたのですか
「中学高校とセンターだったんですけど、こっちに来てからは190cmでもバスケやっている中ではそこまで大きくないので」

――どういうプレーヤーになりたいですか
「レバンガでプレーしている西川さん(貴之・平26情コミ卒・現レバンガ北海道)が身長は自分よりちょっと大きいくらいなんですけど、試合を見に行ったりしてうまいなって感じるところが多いです。外も中もできるプレーヤーを目指していきたいです」

――オフの日は何をされていますか
「1人で買い物に出かけたり、寮のメンバーで出かけたり。ずっと寮にいるのも楽しくないのでどこかに行っていることが多いです」

――新人戦に向けての意気込みをお願いします
「今の自分にできることを試合に出たら発揮して、チームに貢献できればいいなと思います」

――次の富田一成(法1=藤枝明誠)選手の紹介をお願いします
「バスケに対して真面目でトレーニングとかも人以上にやっていて、でも寮とかでは笑わせたりしてくれる面白い人です」

――ありがとうございました

◆相馬 陸 そうま・りく 国際1 東海大札幌高出 190cm 75kg
登録ポジションはPF(パワーフォワード)。10月21日生まれ。趣味はテレビを見ること。

[亀井笙子]

◆2017年度新入生一覧◆
背番号 名前 出身校 ポジション 高校の成績
#7 植松義也 桐光学園 PF(パワーフォワード) インターハイベスト8
#0 佐藤俊輔 明大明治 PG(ポイントガード) 全国出場なし
#13 相馬陸 東海大付札幌 PF(パワーフォワード) インターハイベスト16
#34 富田一成 藤枝明誠 SF(スモールフォワード) インターハイ出場
#36 永田渉 盛岡南 PF(パワーフォワード) 国体ベスト4
#9 宮澤亮 沼津中央 SF(スモールフォワード) インターハイ出場
#15 渡辺翔太 宇都宮工 PG(ポイントガード) ウインターカップ出場