
東海大に4点差で敗北 連敗喫す/関東学生春季1部リーグ戦
チャンスをものにできなかった。13―13の同点で迎えた後半。シーソーゲームの展開を繰り広げる中、9分26秒に相手に7mスローを与えてしまうも、ここで登場したキーパー・前原大輝(商2=横浜創学館)が見事セーブ。さらに12分にはルーキーキーパーの服部晃大(政経1=愛知)も相手のシュートを止めてみせ、逆転へのチャンスを作った。だがパスをカットされるとそのまま東海大に速攻を決められ17―19の2点差へ。そしてその速攻を皮切りに4連続得点を許してしまう。その後もキーパー陣が幾度か相手のシュートを阻むも、ここぞという所でシュートを決められず「試合の流れを作れなかった」(加藤良典監督)。試合時間残り25秒で山﨑大輔(政経3=熊本マリスト学園)が1点を決めるも23―27の4点差で今リーグ二つ目の黒星となってしまった。
翌日には日体大との戦いが待ち受けている。「気持ちを切り替えるのは当然」(宮崎大樹・営3=法政二)と連敗を嘆いている時間はない。今試合の反省点を生かしながらオフェンスからの速攻という自分たちのプレースタイルを徹底し、この負の連鎖を断ち切りにいく。
[村田萌衣子]
試合後のコメント
加藤監督
「(東海大も)負けが続いていて、入れ替えとかかかっていて、気持ち的に落とせないものがあったと思います。気持ち的にこちらが受け身になっていたのとやっぱりディフェンスです。こちらが機能していなくて、取って、取られてという展開が続いてしまいました。あとは要所でのミスで、最後は4点差になってしまいました。上から打ってくるシューターに対して受け身にならないで、積極的に運動量でやっていこうという話でしたが、それが足りず間のスペースを割られて入れられてしまいました。カットインの失点が多かったです。(キーパーは)要所要所で止めてくれていたので、あそこでしっかり点を取れれば、流れをこっちに引き寄せられたのですが、そのタイミングで点を取れなかったのが試合の流れを作れなかったですね。(翌日に向けて選手に)負けを引きづらないように、気持ちを切り替えて、今日できなかったことをもう1回個人とチームで確認して、明日負けが続かないように伝えました」
宮崎
「(自分が)オフェンスしか出てないからこそ、大事なところで点を取れないのと、流れに乗り切れなかったです。今日は上が引っ張れなくて、試合を作れなかったのが敗因だと思います。(引っ張っていくのは)口だけじゃなくて、行動でも示さなきゃいけないし、その逆もありますし。負け癖がつきそうです。今回の負け方は自滅だと思うので、勝てる試合を逃すというのはこういうことなのかなと思いました。今日はそれをみんなで反省して明日を迎えたいです。気持ちを切り替えるのは当然として、今日の試合で良かったところも絶対あるので、そこを引き出して次につないでいければと思います。(上級生としてのプレッシャーは)プレッシャーは捉え方だと思います。期待されているととるか、やんなきゃいけないというプレッシャーでとるかは自分次第ですし。今日は最後の最後に焦りが出てしまいました。今日が最低ラインということで、切り替えて、明日に持って来られればいいと思います」
中川
「(東海対策)自分たちは前回の練習から、速攻の練習とディフェンスというのを意識して練習していました。しかし、今回の試合は相手のキーマンに結構自由にやられてしまって、それを試合の前半から誰が仕掛けてくるとかを修正して、生かしていけば良かったのですが、それが出来ずにズルズルと試合の最後までやられてしまいました。(序盤の入り)最初の10分間、相手よりも足を動かしディフェンスから形を作るというのを試合前から言っていました。しかし、思うようにいかなかった時に足が動かなくなったり、声をかけるのが出来なくなってしまったのが反省点です。(後半の相手ディフェンスへの攻略)やはり、調子がいい時に、向こうの盛り上がりやディフェンスに圧倒されてしまい、こちらが引き気味になってしまった時間帯がありました。そういう時間帯に自分たちが積極的に攻めていきたかったです。 (ディフェンスからの流れ)今回の試合はディフェンスからの流れでそのままオフェンスも駄目という感じでした。どちらかを徹底してやっていきたいです。(日体大戦への意気込み)日体大は走ってくるチームなので、それ以上に戻りや攻守の切り替えを意識していきたいです。今日のダメだった点などを明日の日体大戦に向けて相手のビデオなどを見るなど対策して明日は確実に1勝をものにしたいなと思います。」
青山稜(農1=藤代紫水)
「(入り)オフェンスが攻め切れてないっていうのは思いました。でも点が取れない時にどれだけ守れるかだと思います。ディフェンスも全然機能してなくて、相手がやりやすいようになってしまっていました。(ディフェンス広がり)真ん中に暑くなりすぎたというか、センターを警戒しすぎて自分のマークを見るのが遅れたりがありました。(攻め切れない時間)そこで落ち着いてやらないといけなかったんですけど、それもできず点も取られてしまった。それで点差も縮められずに離されてしまいました。(戻りの早さ)みんなシュート打った結果を見てしまって、遅くなってしまいました。それで相手に簡単にやられるとキツくなってしまうので、そこが良くなかったです。(自分のプレー)良かったところもあるんですけど、やっぱり負けてるので、細かいところとかもっとやっていかないといけないです。(日体の速攻)こっちがディフェンスから速攻できれば最高なんですけど、点決められない時もあると思うので、その時に戻りで100をやりたいです。そこでどれだけ踏ん張れるかだと思います。(個人)チャンスが少ないので、そこでどれだけ結果を出せるかだと思うので、一本一本のプレーを大切にしてやっていきたいと思います」
服部晃
「(東海対策)45が中に中にくるので、結構守りやすいと思ってやりました。でもディフェンスが広がって間が広くなって抜かれてしまって、うまくいかなかったです。(個人的に対策)一個前の東海と法政の戦いを見ていて、カットインでループはないと思ってカットインはガンガン前に詰めました。でもディフェンスの抜かれ際の微妙なシュートで前に出れなかったので、そこが反省点かなと思います。(前半の入り)前半はうまく速攻にいけなくて流れをうまくつかめなかったかなと思いました。(速攻入れられた)戻りが遅いなっていうのはずっと感じていました。課題だと思います。(ミーティング)明日も試合があるので、今は負けたことよりも明日のために切り替えていこうっていう感じでした。選手たちではディフェンスが広いっていうことと、ポストに落とすのが少ないとかを話しました。(明日)日体大は速攻が早いイメージがあるので、今日も早かったので、戻りの意識が今日で付いてたらいいなとは思います」
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