
日体大に接戦も敗北 連勝とはならず/春季関東大学1部リーグ戦
<スターティングメンバ―>(ローテーション順)
WS頼金大夢(法4=東福岡)、MB矢澤宗之(政経3=創造学園)、S上林直澄(法1=東亜学園)、WS加藤寛樹主将(政経4=創造学園)、MB松田海飛(文1=愛工大名電)、WS米山、Li小川智大(政経3=川崎橘)
クロスゲームを制した。第1セット、序盤から互いに譲らず両チーム交互に得点を重ねる展開に。9─10、日体大の威力のある攻撃に守備が乱れたが、コート端からの上林のアンダートスを米山が見事に決めきり10─10の同点へ。その後先に日体大が20点台に乗るものの、松田のブロックで相手攻撃をシャットアウトし23─22とブレーク。また加藤がコンビネーションで叩き込むなどセット後半で怒涛(どとう)の追い上げを見せ、26─24でこのセットを制した。
「サイドアウトが取れなかった」(加藤)。第2セット、立ち上がりこそ順調に得点するが、結果23─25とわずかに及ばずこのセットを落とす。続く第3セットも5─3とリードする中、長いラリーを攻撃のチャンスにすることができずに失点。そこから一気に7点を追い上げられ日体大がブレーク。終盤、ピンチサーバーで瀧田大輔(商1=洛南)がコートに入り巻き返しを図ったが、結果は19─25。連続してセットを奪われた。
決定力の低下が敗北を招いた。第4セットも1点を取り合う緊張の走る展開に。「自分が決まらない部分があった」(米山)。中盤、得点源の米山が相手ブロックに攻略され攻撃に手詰まる。加藤のコンビネーションもブロックを通るものの、レシーブされ直接の加点にならないなど決定力の低下にあえいだ。結果、日体大に大幅なリードを許し14─25でこのセットを献上、セットカウント1─3で敗北した。
昨日の順大戦で白星を挙げてから、チームの雰囲気は決して悪くない。「明治の強み、サイドアウトを取っていく」(加藤)。まずは一本で切り返し、流れをつかむことが重要だ。上・中位校との対戦を終え、残された試合数はあと5試合。「負け越しているので全力で攻める気持ちで」(米山)。後半戦の巻き返しに期待だ。
[杉江夏海]
選手コメント
加藤
「(今日全体を振り返って)ブレイクもしっかりとっていて、点数も内容的にもよかったんですけど、サイドアウトが取れなかったですね。僕が一番気になったのは、米山がこっち(ライト)で、松田と(頼金)大夢が前衛の時に、米山にショート打たれて3番、ライトバックがつぶされてという展開があって、そこでなんというか受け身になってしまって、そこをちょっとどうにかしたいです。サイドアウトが強みの明治なのに、あそこでちょっともたついてしまったので、日体相手に対して僕とか米山が拾われたんで、拾われないような打力だったりコースがないと勝てないと思う。めちゃくちゃにやられてどうしようもないみたいな感じでもなかったので、相手にやられたっていうよりかは自分たちがこうサイドアウト取れなかったことに対して焦って、あいてのちょろちょろしたボールにやられるっていう悪循環が一番いけなかったと思います。(今日はライトが池田ではなく米山だったが)池田はコースがあるんで、昨日みたいな順大だったら抜けたら絶対拾われないだろうなっていうように思っていたんですけど、日体はブロックだったりレシーブがいいチームなので、米山でばかばかいけるかなって思ったんですけど、3、4セット目は拾われてしまった。普通にサイド陣は調子は悪くなかったですし、自分たちのベストのスパイクをだしてこれだったので、まあ逆に開き直って、このレベルじゃ勝てないって思えたらいいんじゃないかなと思います。(来週に向けて)サイドアウトをとっていくことです。セッターの上林が本当に安定していて、僕の中で評価も高いです。安定してコンビを使ってやっていきたいと思います」
米山
「(今日全体を振り返って)序盤は良かったんですけど、3セット目4セット目、自分が決まらない部分があったんで、スパイクがブロック抜けてレシーブに拾われるっていう展開が多くて、そこを決めきれたらいいなと思いました。前半はコースもよくて、後半にそのコースに対応されて、またそれに自分が対処できなかったんで、そこが欠点になったと思います。2枚きたらブロックアウトとって、自分の前のブロックがそんなに高くなかったんで、その時は上から打っていこうという方針でした。今日は特に自分が積極的に点数取って盛り上げるっていうのが仕事だなと意識していました。(来週に向けて)とにかく負け越しているので、全力で攻める気持ちをもって戦いたいと思います」
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