
二ノ宮 強敵に一歩及ばずフリーは準優勝/東日本学生春季新人選手権
期待通りの結果とはならなかった。大会前に「同世代には負けたくない」と語った二ノ宮は初戦を相手に点を与えることなく勝利を収めた。その後も順調に勝ち進み、迎えた決勝戦。強豪校である山梨学大に所属するアルメンタイを相手に開始早々足を取られ場外、2点を先制された。その後「下がることなく前に出た」(二ノ宮)と攻めの姿勢を貫き、2点を返すも追い上げ及ばず2-5で敗戦。惜しくも準優勝に終わった。
2日目で雪辱を果たす。大会2日目はグレコローマンスタイルだ。JOC全日本ジュニア選手権では同スタイルで優勝を果たした二ノ宮。「JOCでも優勝しているので、手堅くやって優勝したい」(二ノ宮)とフリーでの悔しさをグレコで晴らす。
[長沼遼太]
試合後のコメント
二ノ宮
「1回戦から相手が攻めてこずに守ってという形だったので自分の形がつくれませんでした。でも、6分間やって下がることなく前に出られたのはよかったと思います。1回戦は相手を0に抑えられてよかったなと思います。(準決勝は)相手がシニアの世界トップクラスの選手で新人戦で対戦できるような相手じゃなかったです。足を取られたら強いので足を取られないようにしようという意識をしました。引き落としをしたら入ってくるっていうのはわかっていたんですけど最初に引き落としをして不用意にいってしまって明治杯の1回戦と同じ取られ方をしてしまったのは反省しなくてはいけないと思います。(ケガは)色んなところが痛いなりに仕上げてきました。ケガとかは言い訳にならないです。決勝戦は自分の方が格下の選手なので正直もっと簡単にやられると思っていました。でも、相手がケガ明けっていうのもあったのですが最初と違って横に引き落とすっていうのができてよかったです。(収穫は)自分の試合の中で修正できたのと、組んでもパワー負けっていうのはあまりしなくてウエイトトレーニングの成果が出てきているのかなと思います。(明日に向けて)明日はグレコローマンでJOCでも優勝しているので、大きな技をやろうとせずに堅実に手堅くやって優勝したいです」
土橋
「スタミナがないっていう欠点がわかりました。強い相手とのレベルの差っていうのがはっきりとわかったので今後の練習で改善していきたいなと思います。(準決勝は)攻めきれなかったっていうのが一番です。相手を崩せなくて押しきられたって感じですね。(3位という結果は)目標が入賞だったので嬉しいです。(収穫は)準々決勝で勝てる相手に対してスタミナ切れで、予想以上にバテていたのでそこを改善していきたいなと思います。(1年生の活躍は)リーグ戦を見ていて金子(泰士・営1=館林)とか、佐々木とか、松尾(洸希・営1=岐南工)、斎藤(一樹・文1=鹿屋中央)とかが勝ってたりして、自分も勝ちたいと思うようになりました。(明日への意気込みは)先輩から教えてもらったグレコローマンの型を6分間続けて粘り強く勝ち進んでいきたいです」
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