(15)2016/2017シーズン閉幕 高村が自己ベストを更新
(15)2016/2017シーズン閉幕 高村が自己ベストを更新
エムウェーブ競技会が閉幕し、今シーズンの日程を全て消化した。最後の競技会では高村憲孟(政経2=富士北陵)が1000㍍で1分14秒61をマークして自己ベストを更新。渡邊勇人主将(政経3=白樺学園)も500㍍、1000㍍ともに自己ベストに迫るタイムをたたき出してシーズンを終えた。
有言実行の活躍を見せた。前日の1500mの感触で調子がいいと判断した高村はレース前に「14秒台を出せる」と豪語していた。迎えたレースは最初の200㍍を17秒59で入るとスピードに乗りラップを大きく落とすことなくゴール。宣言通りの14秒台に納得の表情を見せた。
高村は昨年まで1500㍍と5000㍍を主戦場にしていた。だが、今シーズンからは5000㍍から1000㍍へ戦いの場を変更。自己ベストが16秒台だったシーズン前は「最低でも14秒台を出さないと大学では戦えない」と決意しインカレ前に突破を狙っていた。しかし、14秒台には乗せられずインカレでも25位でチームに貢献できなかった。それだけに最後のレースで14秒台に乗せ喜んだ高村は「来シーズンは13秒台」と転向2年目でさらに上を見据える。インカレ惨敗のきっかけの一つとなった1000㍍と1500㍍を主戦にした男が、自らの成長でチーム力を押し上げていく。
中距離陣の底上げが必要だ。エムウェーブ競技会で露呈したのは1000㍍のレベルの高さ。現在のタイムランキングは昨年よりも0.5秒早くなり、明大からは誰もランクインできていない。13秒台の持ちタイムを持つのは渡邊と久保廉(政経2=帯広三条)の二人のみ。だが、安定して記録を出せないのが現状だ。この二人と高村を中心にタイムを上げていかなければ2年連続でインカレのポイント0の可能性もある。『古豪復活』へ向けての一歩を踏み出すために中距離陣の成長は欠かせない。
関連記事
RELATED ENTRIES