(152)桶谷組28人、笑顔で卒部試合を終える(4年生全員のコメント付き)
28人笑顔で引退 最後は全員モール
豪快なラインアウトモールで、八幡山でのラグビー生活を締めた。1試合目の1年生戦、2試合目の2年生戦を勝利で終えた4年生。しかし、続く3戦目ではコンタクト勝負を挑んできた3年生に苦戦を強いられた。4年生の「そりゃないよ」の声が響く八幡山グラウンド。それでも、その集中力は最後まで切れなかった。22メートルライン上でのラストワンプレーから、桶谷組はラインアウトを選択。そこから28人全員が塊となってモールを形成し、「重戦車明治」の名に恥じぬトライを奪った。
最後のコンバージョンキックを、恐らく初披露となるルーティンの後に成功させた桶谷宗汰主将(営4=常翔学園)は「これからは社会の一員として、明治の名に恥じない行動をしたい」と、八幡山グラウンドに集まった保護者やファンに向けて誓った。笑顔が絶えることのない、記憶に残る卒部試合となった。
[小田切健太郎]
4年生全員のコメント
桶谷宗汰主将(営4=常翔学園)
「今年は主将をやらせてもらって、ただただラグビーすればいいというわけでもない、難しさを感じた。色々なところに気を使って、見て、人を使って、というのは今思えばできていないところもあった。でもその経験を自分の中に貯めて、社会人になって生かしていきたい。明治大学という「勝たなければいけない」チームに入って、勝つために頑張ってやって来たことは今後のラグビー人生に生きてくることばかりだと思う。すべてが自分の成長につながった4年間だった。社会人になってもラグビーは続けるが、今年サントリーが二冠して、来年はどのチームもサントリーを倒すためにやってくると思う。まず自分は試合に出ることを目標にやっていきたい。最後ファンの方々に応援しているよと声をかけていただいたり、特別なものとして写真を撮ってくれた。その写真が価値あるものになるように、明治で学んだことを胸にこれからも頑張っていきたい」
成田秀平副将(営4=秋田工)
「充実してました。1年生から試合に出させてもらって、最後は出られなかったですが本当に充実してました。僕らの代は何年経っても、飲み会やるってなったら集まれるような代。今日で一区切りで寂しい部分はあるけれど、それぞれ次のステージでという気持ち。(成田選手にとって紫紺とは)最初は憧れだった。2年目からは、これを着て試合に出るからには勝たなければいけないものに変わって行った。最後の年で優勝できなかったのは悔いが残るけれど、午後もラグビー人生は続く。これからは今年優勝したサントリーでやることになるので、そこでレギュラーを取りたい。目標は2019年のW杯代表と2020年のオリンピック。そこを目指すために、まず、サントリーでレギュラーを取る。春は同じポジションの先輩方(中づる選手、江見選手)がサンウルブズに行かれるので、チャンスと捉えている。桶谷とも同じサントリーということで、これから40年は付き合いが続くかなと(笑)。4年間、明治として応援してもらって、とても励みになりました。これからも明治を応援して欲しいし、僕のことも応援してくださったら嬉しいです」
FWリーダー・近藤雅喜(商4=東海大仰星)
「いろいろなことがある4年間だった。一番印象に残っていのは、一年生のときに前十字靭帯を切断したこと。1年間棒に振ってしまったが、はじめて長期の怪我をしていろいろなことを考えた。沢山の施設にいって、約8ヶ月ラグビーから離れてしまい、グラウンドに戻りたいとすごく思って改めてラグビーの必要性を感じた。同期は、みんながみんな上手くいかないときもうまくいくときも経験したと思う。特にFWは、きついことを一緒に繰り返してきて仲間意識がある。みんな一生懸命で、1人の人間としてそれぞれのことを素晴らしいと思う。これからもお互い同期として頑張っていきたい。後輩たちは、いろんなところでもがき続けてる人もいると思うので、自分を見失わないで頑張ってほしい。ファンの方々には秩父宮などでは多く声援をいただいて感謝している。次のステージでは、トップチャレンジリーグでの参戦になるが、Hondaのチーム名であるヒート、熱さを持って頑張りたい。応援よろしくお願いします」
BKリーダー・兵頭水軍(農4=仙台育英)
「大学4年間が今までで一番成長できたと思う。自分はなかなか上のチームに上がれる機会もなくて下で過ごすことが多かったけど、どんな状況になってもコツコツと地道に努力を積み重ねていけばいつかチャンスはくるということを身につけさせていただいたので、社会人になっても生かしていきたい。印象に残っていることは二つあって、一つはEチームだったとき。メンバーボードを見たときにEチームのところは4人くらいしか名前がなくて、その中に自分の名前があるのを見たときのことは今でも覚えている。もう一つは帝京と慶応戦でゲームキャプテンを務めたとき。どん底も上の景色も見たので覚えている。同期は、いろいろあったがここまで全員で卒部できて嬉しい。なんだかんだ仲良いと思うし、感謝しています。後輩には、今年は結果を残せなくて、このままでは結果がでないとわかったと思う。これからは今までで以上に頑張って欲しい。歴史ある明治大学ラグビー部のリーダー陣として過ごせたことに感謝しています。チームを引っ張ってきてくれた桶谷を尊敬しています。大学ラグビーで学んだことを、社会人でも生かせるように小さいことでも全て全力でやりたい。(中部電力は)トップチャレンジリーグに入ったのでホンダなどの強いチームともやる機会がある。自分のできることをしっかりやってひたむきに頑張りたいです」
佐藤公彦寮長(法4=明大中野)
「今日は自分たちで最高の思い出を作れてとても楽しかった。明治での4年間は色々ときつい時期とかもあったのだけれどやっぱり最終的にこうしてみんなで楽しく終われて本当によかったと思う。これから辛いことがあったらやっぱり明治での練習とか思い出すとこれよりきついことはそんなにないと思うので頑張っていけると思う。寮長もやって細かいところも気づけるようになってきてそれは社会に出ても役立っていく。自分たちの代は普段から怒られることも多くてまとまりないと言われていたけれどやっぱり最後はまとまれていたので良くも悪くもまとまれていたのではないかと自分は思っている。この代で本当によかった。今年は自分の目標も叶えることができたし結果はそんなについてこなかったけれど自分の中では満足して終われたと思う」
板橋将貴(政経4=流経大柏)
「4年間色々あったが、1年生の時に対抗戦に出場したことが1番印象に残っている。自分は日本代表候補でもなんでもないのに上のチームでプレーすることができて感動して、これからやっていくぞというやる気が上がった。その後、落ちてしまってモチベーションも少し下がってしまったが、3年生の最後から気合を入れ直して終わりは頑張れたと思う。スクラムも自分一人ではできないものだし、チームでやれて良かった。明治に入って同期や友達が増えたのが財産」
尾上俊光(政経4=尾道)
「最後は負けてしまって非常に悔しい思いをしたが、4年間明治でラグビーができて光栄だった。4年間全てが思い出ですが、特に対抗戦の慶応戦に勝てた時が一番印象に残っている。同期には、自分はよくわからないやつで迷惑もかけたと思うが、ここまでいつも面倒を見てくれてありがとうと思う。後輩たちには、僕が言えることはないが、しっかり頑張ってくれたら嬉しい。次のステージでは、ポジション争いで外国人さんが絡んでくると思うので厳しくなると思うが、負けないように頑張っていきたい」
尾又寛汰(商4=国学院栃木)
「4年間あっという間だったなというのが一番で、楽しかったけど寂しいという気持ちも。入部した時はいつか引退あると漠然としていたけど、今思い返すと後悔も少しはあるけど、みんなで最後に紫紺を着てプレーできてよかった。みんなはやるときはやる、元気なメンバーがたくさんいて桶谷を中心としてやっていた。慶応戦にも出たように桶谷を助けようという気持ちがつながった。社会人になって仕事も入ってくる。20歳で大人という扱いにはなったけど学生だったので、これからは本当の大人として社会人になるので自覚を持つのと、僕はラグビーをやらしてもらうので、1年目からチームの力になってトップチャレンジリーグにはなるけど、桶谷とか秀平とかチャンピオンチームでプレーする背中を見て常に上を目指して頑張りたい。後輩とは上下関係がなく僕はすごく仲良くさせてもらってわいわいできた。その中でも練習で厳しいことも精神面などでもたくさんコミュニケーション取ってくれて感謝しているし、プレーで少しでも引っ張ることができていたらなと。これから明治を引っ張って行く後輩に僕もHONDAで、小さいセンターだけど、見本になれるプレーをしたい」
岸良祐(政経4=尾道)
「卒部試合は楽しかった。この4年間みんなに出会えたことが幸せだった。監督や仲間にも迷惑をかけたが、みんなに引っ張ってもらって最後まで来れた。みんなに助けられて人間的にも一回り成長できたと思う。(今後の夢は)居酒屋開いて明治のラグビー部みんながいつでも来れるような場所を提供して、みんなと飲めたらいいなと思ってます」
葛野翔太(商4=深谷)
「長いようで早かった。ラストシーズンで試合に出ることができてよかった。自分たちはまとまりの代ないだったとは思うけど、4年生になって、少しはまとまることができたのかなと。自分は1年生試合に出ていなかったので、今日が代で試合に出る最初で最後だった。印象深い試合は今年の慶応戦。自分は0ー21の時に出て、正直あの時は「ここで出るの⁈」と(笑)。勝てて本当によかったと思う。(これからはセコムラガッツでラグビーを続ける中で)チームにとって何が必要かを考えてやっていきたい。明治にいたら、自分の代わりは沢山いるかもしれないけれど、社会人になったら、いるメンバーで戦っていかなければいけないと思う。数少ない中で、自分がどういうラグビーをできるのかを考えて頑張りたい。応援ありがとうございました」
小園響(情コミ4=東海大仰星)
「4年間一緒にやってきた仲間たちとこういった形で楽しい思い出を作れて終われるのがとても幸運だと思う。明治での4年間は学ぶことばかりでこれからに生かしていけるしそのための4年間になった。明治を選んでやっぱり後悔は一つもない。自分たちの代は個性が強くてまとまらないこともけっこうあったのだけれど一生の友になっていける関係になれたと思う。明治での4年間は毎日が楽しくて振り返ればいい思い出も悪い思い出もたくさんあって最高の4年間になった。ラグビーはもうしないのだけれど明治での4年間を生かして社会に出ても頑張っていきたい」
末廣将成(商4=京都成章)
「楽しかった。明治でラグビーした年数は2年ぐらいだったかな。同期に恵まれて先輩、後輩も良い人ばかりだった。最後試合出させてもらってよかった。結果は残せなかったけど、頑張ったなと思う。(今後の目標や夢は)結婚ですかね。安定した家庭を築きたい。明治に入ってよかったと間違いなく言える。4年間ありがとうございました」
田中真一(法4=国学院久我山)
「いろいろあった4年間でした。一番印象に残っている試合は、3年生のときの早稲田戦。6番で出て勝てたので。それと、最後の1年間は自分たちの代だったので一試合一試合思い入れがある。練習は辛かったし、最後は勝てなかったが、その気持ちを忘れないでキヤノンで頑張りたい。同期には何から何まで感謝でいっぱい。これからもみんなで集まりたい。後輩たちには、自分たちよりは長くラグビーをして、決勝までいってほしい。監督とは一緒に入って4年間お世話になった。ありがとうございますと伝えたい。早稲田戦や慶応戦に出て、ファンの方々の力の大きさを実感した。これからも応援よろしくお願いします。これからは、明治大学で学んだことを生かして、少しでもはやく試合に出られるように頑張りたいです」
塚原巧巳(政経4=国学院栃木)
「2回目の卒部式でした(笑)。これでラグビー部は引退。充実した5年目でした。今後も神戸製鋼でラグビーを続ける。なるべく早くメンバーに入って活躍できるようになりたいし、去年トップリーグに行ったメンバーはほとんど試合に出ている。そこに負けないように頑張りたい。これからは神戸製鋼という場所に変わりますが、応援よろしくお願いします」
高橋聡太郎(文4=釜石)
「あっという間だった。入った時は長く続く4年間だなと思ったが、過ごしているうちに激しい毎日だったのであっという間に過ぎてしまった。でも楽しい4年間だったなと。個人的には、思いがけずポジションが大きく変わったりだとか、今までそんなに強い環境でやっていなかったので、周りが強いという厳しい環境の中に身を置いてできたというのは、自分にとって大きな変化だったし成長だった。この代は個性が強くて一見まとまりがないように見えるが、結構絆の強い代で。どんなつらいことでも上手くいかないことでも笑い話にしていつも楽しく生活できた。幸いなことにまたラグビーを故郷で続けられるので、ここで得た経験をしっかりと生かして、ラグビーをすることで故郷に恩返しできたらなと思う」
中尾龍矢(政経4=佐賀工)
「最初入寮した時は長いなと思っていたが、4年間終わってみればあっという間だった。卒部試合は総じて楽しくて、こうやって最後まで4年生みんなで終われたことはすごい良かったこと。首のケガで長期離脱することも多かったが、そんな時もトレーナーの方とかいろいろな方々に支えてもらった。最後の専修大との試合も出れないと思っていたが、なんとかそこにアプローチして照準を合わせて、4年生みんなと試合に出れて。最後までラグビーをできたことが嬉しかった。多くの人からいろいろと言われることが多かった代だったとは思うが、まとまれば自分たちが持っている以上の力を出せる代だったなと。最後はああいう形で終わってしまったが、4年生として後輩に残せたものはあったんじゃないかと思う。今後ラグビーは続けないが、十何年ラグビーをやってきて経験したことや精神面、体力面だったりを生かして、礼儀をしっかりと重んじて一社会人として頑張っていきたい」
中島雅人(法4=国学院久我山)
「入寮した時は長いと感じたけれど今日を迎えるとあっという間だった。1年生の春の流経戦、入寮してすぐなのにAチームのスタメンとして使ってもらって何もできなくて悔しかったことは忘れられない。でも寮生活でかけがえのない仲間ができたことが宝。4年生は全員個が強くて一つにはまとまらないけど、いい奴らなのでこれからも大事にしたい。これから会社のラグビー部に入るが、ラグビーを通じて人脈を広げたり、少しでも明治ラグビーに貢献できたらと思う」
林祥太郎(文4=常翔啓光学園)
「ラグビーを今までやってきた色々なことをわかったつもりだったが、大学4年間ラグビーをやってきてそれが結果となって見えたので、大学4年間のラグビーは充実していたなと思う。一番の思い出は2年生になって初めて紫紺を着た試合。緊張感がいつもと違くて、これが伝統の重みかなと思った。2、3年生のときは楽しいなというふうにやっていたが、4年生になって責任感が出てきて、やっとコーチ陣たちや後輩たちに対してやっと役に立てたかなと感じた1年だった。ケガで手術して最後もBチームでの出場が多かったが、最後までやり続けられたことが自分の財産になったかなと思うし、4年生のみんなも支えてくれていい代だった。卒業後はラグビーを続けないことになったが、ラグビーで身につけたものを武器に社会という荒波に立ち向かっていきたい」
浜野達也(文4=西陵)
「今まで3年間は先輩方を送ってきたが、4年目にして今までお世話になった後輩と試合をして嬉しかったし楽しかった。きつい練習や寮生活を共にしてきたので寂しい気持ちと、後輩には今年こそ優勝してほしいっていう気持ちがある。最後の写真を撮るときとかは悲しくなった。自分は日本代表とかのカテゴリーに入ったことがなくて、1年目から努力してきた。3年目で試合に出れたりしたのでこの4年間は貴重な経験になった。色んな出会いにも恵まれて明治大学に入ってよかったなと思う。人間関係で学ぶものがあったので、社会人になってもコミュニケーション能力を生かして努力していきたい。関わってきた人たちに成長できた姿を見せれたらいいなと思っているし、今は感謝の気持ちでいっぱい。今後明治が優勝できるようなサポートをできたらいいなと思ってる」
福田凌平(政経4=佐賀工)
「私生活のことで監督に怒られたことが多かったが、すごく楽しい4年間だった。代はそこまで仲良くなかったが、最後に向けてどんどんまとまることができて良かった。個人的にも楽しんでラグビーすることができた。卒業後はラグビーチームに行くんですけどあまりラグビーする機会がないので、在学中にできなかった分ゆっくりとしたい」
森田澄(政経4=天理)
「このメンバーで4年間をやってこられて良かった。同期とは楽しい時もしんどい時も同じ時間を共有して、かけがえのない存在。僕自身は試合に出させてもらえたのが4年目で、紫紺の重みも知ることができた。その紫紺を着たというプライドや、伝統の重みはこれからも背負っていく。ファンの方々には八幡山や試合会場に足を運んでいただいて、感謝の気持ちしかないです。社会人になってもラグビーを続けるので、明治の名前に恥じないような活躍をしたい」
矢野佑弥(政経4=徳島県立城北)
「今日は晴れてよかったなと。ラグビー部で過ごした4年間は楽しかった。きつかったけど、めちゃめちゃレベル高いところでプレーできて、めちゃめちゃ強いチームと試合ができた。高校の時の自分だったら考えられない世界だったので、そこでプレーできたことはすごく楽しかった。これから社会人として、明るく、元気に。もうラグビーしないのでこれからは仕事をラグビーのように精一杯頑張りたい。後輩、頑張ってください」
山地脩斗(営4=高松北)
「Aチームで出ることは少なかったけれど、下のチームで自分の心と体を強くできた。今年は結果は良くなかったけれど、下のチームからもしっかり支えて、来年は優勝して欲しい。(山地選手にとって明大ラグビー部とは)こらからも一生、切っても切れない存在。応援したいし、この経験を大切にしたい。卒業後は警視庁に入るので、この4年間の経験を生かしたい。僕みたいな全然試合に出ていない人にも応援を下さった方々に、感謝したいです」
山本祐太朗(営4=明大中野)
「ボールを持って走るということが楽しくてラグビーが好きだった。もともと大学では体育会に入るかどうか悩んだけれど、同期の公彦を始めみんながよくしてくれたので楽しかった。同期と過ごした時間というのはいい思い出で、1年生の時の仕事とかを乗り越えできたことが印象的。喧嘩とかもあった代だけれど最後はまとまって仲の良い代だった。ラグビーは辞めてしまうけれどワールドカップもあるので周りに広めていきたい。ちょっとでも貢献できたらと思う。歴史もあってOBもファンも多い明治の環境でやれたことはありがたいことだった」
池下龍之介主務(政経4=長崎北)
「今日を終えてとにかくすっきりした。これで終わったんだなというのを感じて寂しい気持ちが出てきた。最後みんなで紫紺を着てみんなと一緒にプレーするのが自分の中で夢だったので今日で夢が叶ったかなと思う。明治での4年間は振り返るとしんどいことが多かった。最初の頃は全然仕事もできずにみんなに迷惑をかけてしまうことも多くて部をやめようかなと思う時期もあったのだけれど同期とかが支えてくれてどうにかここまでやってこれた。すごく充実してて一番成長できたかなと思う。自分たちの代ははちゃめちゃな代でだけどこのメンバーでやれて本当によかった。最初まとまりはなかったけれど最後はこうしてまとまっていけた。明治での4年間は絶対にこれから生かしていけることも多い。胸を張って明治でやってきたと言いたい。本当に明治のラグビー部でやってこれてよかった」
西村翠子副務(法4=富士見)
「ラグビー部に入って本当に良かった。4年間マネージャーをやらせてもらって、すべての仕事に裏も表もないと知った。まっすぐに、正しい道を進んでいけばちゃんとした答えが出せるということを学んだ。今までの人生の中での主語は自分だったが、ラグビー部に入って誰かになった。周りの人との関わりを大切にしていけば、全部自分の身になっていくと思った。社会人になったら、学んだことをそのまま生かすことはできないが応用することはいくらでもできると思う。人とのつながりやマナーだとか、すべての局面で応用させて、今まではラグビー部という狭い世界だったが、これからは境目なく色々なところで活躍していきたい」
山田怜奈副務(国際4=桐光学園)
「長かったようであっという間だったが、無事にみんなで卒部できて良かった。4年間本当にいろんなことがあったが、支えてくださる方がいっぱいいて、周りに恵まれていたなと思う。この代は個性が豊かな中でも、いざという時にはまとまれる学年になったんじゃないかなと。入ってみて初めてラグビー部としての事務作業とか、人との接し方だったりつながりもできたし、これから社会に出てから役に立つようなことをいっぱい学ばせてもらった。卒部はするが、これからも明治大学ラグビー部の卒業生としての自覚を持って、今までたくさん恩を受けてきたのでそれをしっかりと返していけるように頑張っていきたい」
中村友紀トレーナー(営4=修猷館)
「4年間学生トレーナーとしてチームに関わらせてもらって、周りをよく見れるようになったと思う。初めて選手にテーピングを巻いた時、練習後に選手からありがとうと言ってもらったことを今でも覚えている。特に印象深かった試合は慶応戦。スタンドで応援していたが、逆転した時にチームが一つになっているのを感じた。社会に出ても気遣いを忘れずに、周りの人を第一にできるようになりたい。日本一ハードワークしているチームだと思うので、来年は結果がついてくるようにと祈っています」
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