(64th Period) 部屋っ子対談企画 川村一希、桂川涼、松本昂大

 八幡山にある寮で共に生活を送っているスケート部アイスホッケー部門の選手たち。8部屋に分かれている部屋のうち、取材を行った日に3人以上の選手が在寮していた部屋に伺い、同じ部屋で生活を送っている彼らにホッケーのことからプライベートの事まで語ってもらった。

 今回伺ったのは、FW川村一希主将(商4=北海道清水)・FW桂川涼(政経3=白樺学園)・FW松本昂大(商2=北海道清水)・FW池田涼希(政経1=北海)の4選手の部屋。池田選手が不在だったため、3選手による対談をお届けする。(この取材は12月12日に行ったものです)

――この部屋はどんな部屋ですか
川村
「猫がいる部屋です(笑)。猫中心の部屋です。あとは基本、全員で行動します。ご飯とかはみんなで食べます。他の人から見ても仲がいい部屋ですね」

――休日遊びに行ったりしますか
桂川
「なかなかそれは無いですね。自分寮から出ないんで」
川村「個人プレーするやつがいるんで…」
――個人プレーとは?
松本
「それは想像に任せます(笑)」

――それぞれの第一印象と今の印象は
川村
「(桂川の)最初の印象と今の印象で違うのは、悪ガキです。思ったよりバカで困っちゃうなみたいな」

――具体的なエピソードはありますか?
桂川
「バカがバレたのはあれじゃないですか、グリップの話じゃないですか、スティックの。グリップって書いてるのをジールーって呼んだやつ(笑)」
川村「漢字も読めないしね」
桂川「勉強できない(笑)。でも単位は大丈夫だから」
――川村さんも単位の方は大丈夫ですか
川村
「バッチリっすね。普通にやればなんとか卒業できるかなっていう」
――では松本さん、桂川さんの印象教えてもらっていいですか
松本
「入った時は優しくてすごい良い人だなと思ってました。でも今の印象は…ばかっすね(笑)」
桂川「誰がばかや(笑)」
――川村主将の第一印象は?
桂川
「最初は怖かったっす。オーラがある。関わるなみたいな(笑)」
川村「全く無いでしょ(笑)今あるそれ?」
桂川「いや今は無い」
――松本さんはどうでしたか?
松本
「自分は高校が一緒だったんで。でも高校の時は怖かったっす。 」
川村「嘘つくなよ(笑)」
――松本さんの印象は
桂川
「気持ち悪いっす(笑)。で、今も気持ち悪いっす(笑)」
松本「いっつもいじられるんすよね、こうやって」
――それぞれの良いところはどこですか?
川村
「まあ2人ともなんですけど、気が利く所ですね。仲良くする時は仲良くするし、部活の時と私生活の時は区別してしっかり対応してくれてるんでそこは良いところかな。でも悪いところは(笑)、昂大は綺麗好きだし俺も綺麗好きだから嬉しいとこもあるけど、自分のとこしか綺麗にしないんですよ。『自分のとこ綺麗にすればいいや』みたいな。で、キャッツ(桂川)は完全に汚い(笑)」
桂川「片付けはまじキチィ(笑)」
――では、川村さんの良いところは?
桂川
「難しいなこれなんて言えばいいんだろ。昂大先に言っていいよ。いや言いたいことはあるんですけど、どうやって説明すればいいか分からない(笑)。」
川村「お前頭悪いからな(笑)」
松本「とにかく優しいところです。怒ったところ見たことない。あと人柄が後輩から尊敬されると思います。悪いところ言えば、隠し事が多いですね。それは気になるところですね。それだけです」
桂川「隠し事からの嘘ね。嘘がやばい本当。チーム1の嘘つきって言われてる」
一同「(笑)」
川村「いや、ついてるつもりはないんですよ」
桂川「ほらそれ一番悪いやつ!(笑)ついてるのにつもりないって一番やばいやつ!」
川村「嘘つきって言われるのちょっとなんかやだな…(笑)」
――桂川さんどうですか?
桂川
「存在感がある。一希さんいないだけで、チームの雰囲気も変わるし。一希さんと監督が揃わないと基本練習はグダるっていう」
――明大のチームで良かったなと思う時はどんな時ですか?
川村
「寮生活が楽しい。共同生活いろいろ気使う部分もあるけど、みんなで何かするのが楽しなっていう。いい人たちが集まってて楽しいです。みんなそれぞれ良いところあるし。みんな仲間想いの部分もすごくあるなって思います」
――では、秋リーグを振り返ってみていかかでしょうか
川村
「チームとしては僕は後半から良かったんじゃないかなと思います。東洋戦はすごい良かったし。最後中大戦で負けてしまったんですけどあれが今の僕らの実力かなっていう風に素直に負けを認めます。明治は攻撃力が高いって言われてて1つ目2つ目3つ目でも点数が取れるって言われてた中で、結果的に1番強いところと当たった時にその攻撃力を発揮できないままでは攻撃力が良いとは言えないし。完全に僕らの実力不足というか、本当に完敗です。あとは全日本とかインカレありますけど、それに向けて何かを意識したりとか何かを変えないといけないなと思います」
――インカレまでにどんなチームにしたいですか
川村
「ここまでやっぱりチームの雰囲気が良いとか、チームが一丸となってやるっていう気持ちは確かに明治は強い。でもそれだけじゃ今回は勝てなかったし、中央とは意識が違ったのかなと思います。練習の質とか。明治はやるべきことをしっかり決めてなかったし。正直中央意識してしまうところはあって固くなってしまうところはあるんですけど、明治はやっぱり流れですね。とりあえず全日本終わってインカレ合宿始まった時に僕らの攻撃力を生かすためにどうしたらいいかとかそういうのをしっかり話し合って練習でやっていければインカレには仕上がりも良くなっていくと思うんで。昨年はちょっとそれができなかった部分もあるのかなって思うんで、今年はみんなでしっかり話し合ってやっていきたいなと思います」

――2人はこの言葉をどう受け取りますか?
松本
「一希さんが言った問題点とかは的を得てて、でもキャプテンだけがそうやって考えてやってても意味がないと思うんで4年生含め後輩もしっかり付いていく気持ちで誰かに任せるんじゃなくて自分がしっかりやらないといけないっていう自覚を持たないといけないと思います」

――桂川さん、松本から見て川村さんはどんな主将でしょうか
桂川
「大事な時には一希さんが全部はっきりなんでも言ってくれます。一番はホッケー中に言ってくれることが自分たちのためになるんでそういう面でキャプテンっす。一希さんしかいないです」
松本「やっぱりオーラがあります。そしてやるべきことを必ずやってくれるキャプテンだと思います」
――川村さんは主将として思う気持ちはありますか
川村
「後輩たちには、僕ら4年生のために勝つってよりは自分たちのために頑張って欲しいなって思ってます。4年生は自分たちのためっていうより後輩たちのためにって思って過ごしてるし、どれだけ後輩に良いものを残して良いものを見せてあげられるかっていうのが僕らの目標なんで」
――最後にインカレに向かて意気込みをお願いします
桂川
「インカレが最後の大会なんで一番の仕上がりで試合に挑むことと、公式戦ではまだ今年中央に勝ってないんで決勝で中央来たらインカレはまじで勝ちたいです」
松本「勝ちます。以上です」
川村「勝ちたいです。もう最後なんで勝ちたいです。2年生以来優勝してないんで。中央に今年3冠取られたらきついなって思います。中央に3冠取らせたくないっていう思いと自分たちが優勝したいっていう思いがすごく強いんで、絶対優勝したいです」

――ありがとうございました。

[相澤日向]