(62th Period) 部屋っ子対談企画 松金健太、相馬秀斗

 八幡山にある寮で共に生活を送っているスケート部アイスホッケー部門の選手たち。8部屋に分かれている部屋のうち、取材を行った日に3人以上の選手が在寮していた部屋に伺い、同じ部屋で生活を送っている彼らにホッケーのことからプライベートの事まで語ってもらった。

 今回伺ったのはDF松金健太(法4=釧路江南)、DF吉田空(商3=軽井沢)、DF相馬秀斗(法2=駒大苫小牧)、GK磯部裕次郎(政経1=武修館)の4選手の部屋。吉田選手、磯部選手が不在だったため、2選手による対談をお届けする。

――この部屋の雰囲気を教えてください
相馬「チーム内でも個が強すぎる部屋だと思います。松金さんもそうですし、空さんも裕次郎も他にはない独特の感性持ってます(笑)。一緒にいると楽しいです」
松金「仲はいいですよね。普段は行かないところに一緒に行ったりとか」

――例えばどんなところに行かれたのですか
松金「築地に朝から行って食べ歩きしたり、試合前とか鍋もします」

――料理が得意な方は誰ですか
相馬「松金さんです」

――得意料理はなんですか
松金「肉焼くのが得意です。最近のお昼はチキンステーキばっかりで」

――お互いの第一印象はどうでしたか
松金「(相馬は)結構痛いやつだなって思いました(笑)。もともと痛いやつが来るぞっていう噂は聞いてたんですけど、たしかに痛い片鱗が見えるなと。でも今はそんなにないね。まあ、素直ですね。いい子」
相馬「松金さんのことは自分が中学生の時から知ってて、怖い印象がありました。大学入る前から聞いていたのは、3年生にして部屋を仕切ってると。なので、やばい人なんだなと思ってたんですけど(笑)。全然そんな感じもなくて」

――吉田選手と磯部選手はいかがですか。
松金「(磯部は)最初はうるさいのかなと思ってたんですけど、結構静かですね。空は、最初に入ってきた時、こいつ大丈夫かってくらいまじめで静かでしたね。でもだんだん素が出てきたら変なやつでした。ストイックな部分はあるんですけど、変わってます(笑)」
相馬「何考えてるか分からないですよね(笑)」
松金「あとは結構物忘れがひどくて。『いってきます』っていって出てくんですけど、一回で行くことがほとんどなくて。『また戻ってきた』みたいな(笑)。あとコーラの消費量がやばいです」

――一緒に暮らしていて直してほしいことはありますか
松金「タンスを開けっ放しにするところですかね。あとは別にないです。直したら秀斗じゃなくなっちゃうので」
相馬「(松金は)ないです。完璧です」

――授業との両立は大変ですか
相馬「今年に限っては自分はケガをしていてたので、他の2年生よりは学校に行けてました」
松金「でもまあ、大変だと思いますよ。テストとかも一般生と同じもので評価されるので」

――お互いの意外な一面はありましたか
松金「(相馬は)チャラくない!すごい真面目なんですよ。一途だし」
相馬「一途なんですよ(笑)。大学に入って将来のことを考えるようになってから変わったかもしれないです」

――各学年の色はそれぞれ違いますか
松金「違うと思います。4年生は、うるさいですよね(笑)。うるさくて、僕はそれを外から見て楽しんでいるんですけど。みんな自由でマイペースって感じですかね。2年生は?」
相馬「逆に外から見てどうですか?」
松金「2年生は自我が強い(笑)。まあ、仲いいんでしょ?」
相馬「いいですよ」
松金「3年生は、難しいね」
相馬「3年生みんな頭悪いですよね(笑)」
松金「まあ、分かる分かる。1年生は、もうちょっと素を出してほしいですね。まだいい子なので」

――お互いのプレーの良いところはどこだと思いますか
相馬「松金さんは、誰が見てもうまいです。パス出しはもちろん、見ていておもしろいプレーができる選手で。そういうところは見てほしいなと思います」
松金「(相馬は)個人的には似てるかなと思ってます」
相馬「自分も松金さんを真似して頑張りたいと思います」
松金「空は不器用な感じがしますけど、シンプルで、失点も少ないので。守りにフォーカスしてやってるんじゃないかなと思います。最近はおっと思うようなプレーも増えてきているので、年々レベルアップしてる感じです」
相馬「(磯部は)GKのことはよく分からないですけど、練習も一生懸命やっているし、意識高いと思います。自主練とかも結構やっていますし」
松金「裕次郎はシュートを止めるっていうのは当然のことなんですけど、止めた後に攻撃につながるプレーを見せてくれるので、そこは他のキーパーとは違うところで、彼だけの持ち味ですね」

――全日本選手権が直前に迫ってますが、チームの雰囲気はいかがですか
松金「いいんじゃないですかね。(中大に)負けたことはもう切り替わってて、食ってやろうくらいの気持ちだと思います。少なくとも僕は。(全日本選手権は)トップリーグの人たちの胸を借りて、チームとしても成長できたらと思います。そこで全力を尽くして、結果はどうあれそこに向かうプロセスが大事になってくると思います」

――秋のリーグを通してチームとして収穫は何かありましたか
相馬「経験じゃないですかね」
松金「それはあると思います。去年は出ていなかった選手が今年は出れたりして、そういうのが多かったと思うので、底上げになったんじゃないかと思います」

――明大チームの良さはどこだと思いますか
松金「明治が一番楽しいと思います。プレーもそうですし、学校もそうですし、一番楽しいんじゃないかなと思いますね間違いないと思います」
相馬「ナチュラルなとこですかね」
松金「結構抽象的だね(笑)。あとは、仲の良さですかね」
相馬「夏(サマーカップ)は(中大に)それで勝ったんだと思います」

――インカレに向けて強化したい部分はありますか
松金「全部だと思いますね。攻めでは(秋リーグの)中央戦1点しか取れてないし、守りも結構波があるので。個人的にはその守りの部分がシュートに絡む部分が多いと思うので」

――インカレに向けて意気込みをお願いします
相馬「自分はインカレ出るつもりなので。自分の体次第なんですけど、意思としては出るつもりなので。4年生が最後で、今年まだ4年生と一緒にプレーできていないので、秀斗がいてよかったって思ってもらえるように頑張ってみんなで優勝したいです」
松金「応援してくれる人たちがたくさんいるので。優勝して自分たちが喜ぶのもそうなんですけど、それ以上に喜んでくれる人がたくさんいるので、色々な人たちの思いのためにも優勝したいです」

――ありがとうございました