箱根駅伝2017直前インタビュー(4)末次慶太、角出龍哉
今回は今季1万m28分台をマークした末次慶太(理工3=山口県立西京)、箱根駅伝初エントリーを果たした角出龍哉(文2=伊賀白鳳)の2人のインタビューをお送りいたします。(この取材は12月11日に行なわれたものです)
末次
――エントリー入りされて今のお気持ちはどうですか
ほっとしたというのと、ここから短くなってきたなという思いですね。
――出走すると、1年生以来の箱根となりますが
去年、故障している状態でエントリーに入れてもらってチームの足を引っ張ったし周りの人の期待も裏切ったので、今年は取り返せる走りをしたいなと思います。3年になってチームをけん引していく立場にもあるので、自分たちで引っ張っていくという気持ちを持って走りたいと思います。
――調整の具合はいかがですか
この間の11月26日の1万m記録挑戦会で、目標だった28分台を出すことができて、そこから合宿を一つ乗り越えて調子としてもかなり上向いているので、残り3週間ちょっととなってきたと思うんですけど、そこでさらに調子を上げていけたらなと思います。
――1万m記録会の28分台は自信になりましたか
一つ大学に入学してからの目標を達成できて、走っている感覚の手応えとしても大きなものをつかめたので、その両面の意味で自信につながりました。
――区間11位に終わった今年の全日本駅伝から、変えたことはありますか
朝練でいつもより早く集合して自分だけでアップを済ませておいて、少しでも自分の練習の距離を踏めるようにしようという意識は芽生えましたね。箱根になってくると、20㌔を越えてくるので、距離を踏むというのは一番重要なことだと思うので、今でも続けています。
――走りたい区間はありますか
往路を走りたいという思いはあって、距離が延びた4区を走りたいなという思いはありますね。距離が短くなる前は準エース区間だったらしいので、それも一つの要因です。
――最後に箱根駅伝でのチームと末次さんの目標をお聞かせください
チームは最低でもシード権。やっぱりチーム全員がどこもブレーキなく走れば、上位争いは不可能ではないと思うので、積極的に。僕自身としても最低でも区間5番以内で走りたいと思います。
◆紙面記事はこちら⇒明大スポーツ第472号
角出
――本番が迫ってきましたがいかがですか
自分は16人目だと思っているので自分にできることは少ないです。だからと言って何もしないのではなく練習でチームを盛り上げて行きます。来年はもっと強くなって走りたいので、力をつけられるように常に目標を立ててAチームで頑張りたいです。
――今年度は「エース不在」と言われているチーム状況ですがどう捉えていますか
みんな全員で戦わないとやっぱりシード権は厳しいと思います。一人も欠けてはいけないと感じますがやはりそれでも自分の力は足りないなと感じるので先輩たちについていって胸を借りて本番を迎えようと思っています。
――今の調子はいかがですか
今は悪くはないです。10月くらいまでは良かったのですがそこから少し落ち気味になりました。走っているときに疲れを感じます。おそらく練習への疲れがたまったのかなと思います。調子が落ちてしまって合宿には行けませんでしたが、でもそれでもだんだん上がってはきているので落とさないようにしたいです。
――どういったところがエントリーの決め手になったと思いますか
1年を通してずっとAチームでやってはいなかったのですが、徐々に力をつけて行っているところを西さんに見てもらえたかなと思います。エントリーはうれしかったですが、まだまだ今後も練習を頑張っていきたいです。
――1年間でどこが成長したと感じますか
体力面です。自分は去年にエントリー外れて今年は入れました。そこで去年やっていたメニューが今年は楽にこなせるようになったという点で成長を感じました。こういった成長でAチームに入って練習しようとも思えるようになりました
――箱根での目標をお願いします
今年しっかりみんなが走る姿を見て自分も走ることができるならその場の空気を感じて、来年につなげたいと思います。
[前田拓磨・曽我怜平]
号砲まであと6日。
関連記事
RELATED ENTRIES