(60th Period) 部屋っ子対談企画 辻優介、大場大、府中裕也

 八幡山にある寮で共に生活を送っているスケート部アイスホッケー部門の選手たち。8部屋に分かれている部屋のうち、取材を行った日に3人以上の選手が在寮していた部屋に伺い、同じ部屋で生活を送っている彼らにホッケーのことからプライベートの事まで語ってもらった。

 今回伺ったのは、FW辻優介(商4=釧路江南)、DF大場大(政経3=苫小牧工業)、FW府中祐也(商2=武修館)、DF京谷充洋(政経1=清水)の4選手の部屋。京谷選手が不在だったため、3選手による対談をお届けする。

――この部屋の雰囲気を教えてください。
「そこそこの距離感って感じです。上下関係も昔から厳しくはないけど残しつつもある部屋です」
府中「かたくはないですよね」
大場「しっかりするとこはあるよ、みたいな感じですよね」

――一緒に出掛けることはあるのですか。
「行事ごと、誕生日とかはごはん食べに行きますね。あとは、部屋で食べることが多いですね」
大場「大体自分が作ることが多いです。朝の練習終わりに寮で作って、学校行く前とかに作ってみんなで食べます」

――得意料理はなんですか。
「豚キムチだね」
大場「豚キムチは人気です」

――お互いの良いところはどこだと思いますか。
「(京谷は)僕にはまだ全部見せてないけど、密かにおもしろいところ。あ、自分はこれ言うの卒業の時にとっておこうと思っているので、ちょっと黙ります(笑)」
大場「じゃあ自分から。京谷はおもしろいですね。(府中)祐也は、自分のことを先輩として見てはいると思うんですけど、他の3年よりは親しみやすさを持ってくれるのはうれしいけど、ちょっと度がいきすぎてるな(笑)。でもかわいい後輩ですよ。弟とかいないので、生意気な弟みたいです。辻さんはもう3年間一緒なので、お互いの良いところも悪いところも見えていて。しっかりしてるし、教えてくれるの丁寧です。そういう面ではほんとに尊敬してる先輩です。この部屋に来てよかったなと思います」
府中「(大場)大さんは、一緒にいて楽なのが一番です。なめてる訳じゃないですよ(笑)。仲良くてうれしいです。辻さんは僕と違って公立出身なのでちゃんと勉強とかしていて。自分が1年生の呪縛みたいなものがなくなった時の部屋長なのですごくよくしてもらってます。優しいです」

――一緒に暮らしていて、直してほしいことはありますか。
「僕は4年生なので別にないですね。全然気にならないです」
大場「自分も寝息がすごい方なんですけど、もっとすごい方が(笑)。仕方がないんですけどね」
府中「みんないびきかくよね」
「いびき部屋!あとたまに1年生(京谷)が歌ってます。別にいいんですけど、無意識らしいんで気になりますね(笑)」
府中「口ずさんでますよね(笑)」――お互いのプレーの良いところを教えてください。
「僕はホッケーがあんまり上手じゃないので、見ていてうまいなと思うことがたくさんあるんですけど、祐也は昔から速いですね。速いし、ホッケーやってる時の裕也が一番頼りになります。大は、プレーはもちろんいいんですけど、気持ちが入ってます。僕が試合出てない時でも大を見てると熱くなります。1年生は、1年生なりに一生懸命やってます」
大場「おっしゃった通りですね」
府中「そうですね」

――各学年ごとの色はありますか。
府中「4年生はめっちゃ仲いいですね」
「そうだね」
府中「2年生は個が強いです(笑)」
「3年生は、俺らからしたら良く見えるけど、下から見るとまた別かもしれないですね」
府中「あんまり分かんない人が多いですね」
大場「こことここが仲いい、とかいうのはありますね。あとは場面と状況によって変わったりします」

――1年生はどうですか。
「6人しかいなくて人数が少ないですよね。仕事大変かもしれないですけど、みんな頑張ってます」
大場「言い方が悪いですけど、ばかが多い(笑)」
府中「全員ポンコツ系です」
「けど憎めないみたいな感じです」
大場「かわいいんですよね」

――明大チームの良さはどこだと思いますか。
府中「ほかの学校の人がこっちに来ても慣れられないと思います」
「あとは、明治だけかは分らないんですけど、入学するときに先輩たちのそうそうたる人たちがいて、絶対怖いだろって思って入ってみるとみんな優しい、みたいな。僕は最初そういうイメージだったんでびっくりしました。昔はもっとむだに厳しかったらしいんですけど、そういうのが徐々になくなってきて、後輩がのびのびできるようになってきているのはいいことだと思います」
大場「かといって、なあなあなチームでもないんですよ。ちゃんとオンオフがあります。そういうところはいいのかなと思います。」

――最後に、インカレに向けて意気込みをお願いします。
府中「全くという訳ではないんですけど、2年生なのでチームのことを考えるっていうよりは、まずはチームのことを考えなければ始まらないと思うので。3年生は上のことを、4年生は下のことを考えなくちゃいけなくて、1年生はホッケー以外のことも頑張ろう、ってなって。やっぱりのびのびできるのは2年生の時だと思うので。自分の同期はホッケーに関しては誇れると持っているので、3、4年生を後押ししてあげられる2年生になりたいと思います」
大場「まずは優勝です。あとは、4年生には悔いを残してほしくないので、そのためにはやっぱり優勝するしかないのかなと思います。最後笑顔で終わるためにも。優勝のためには自分はどんなことでもするっていう気持ちがあるので、そこでメンバーがどう動くかですし、どれだけ貪欲になれるかだと思うので、チームがみんな同じ方向を向いてやっていければいいと思います」
「もう僕は4年目なので最後に勝ちたいっていう思いはあるんですけど、正直言うと、たとえ最後の試合で負けたとしても、やっぱり大学のスポーツなので、そこは勝ち負けがあると思うので、負けたからだめなチームだ、とは思わないんですけど、後輩たちは僕たち4年生に勝たせてあげたいっていう思いがあると思うんですよ。そうやって思ってくれる後輩がいるのに、最後に優勝を後輩に味あわせてあげられないのが一番悔しいので。そこは使命感というか、みんな思っていると思うので、最後に校歌を歌って、あの雰囲気をみんなに味わってもらいたいです。それが一番な成さなきゃいけないことなんじゃないかなと思っています」

――ありがとうございました。