箱根駅伝2017直前インタビュー(2)磯口晋平、江頭賢太郎
磯口
――本番が迫ってきましたが、調子はいかがですか
12月に入ってきてからはいい状態になってきています。かなり状態が上がってきたので、合宿(12月初旬)の走り込みもしっかりできて、合宿でいい状態になったと思います。
――箱根駅伝は初めてのエントリーですね
去年までケガでずっと走れていなかったのですが、今年は箱根のために1年間頑張ってきたので、まずメンバーに入れて一安心という感じです。
――チームの雰囲気はどのように感じていますか
かなりいいと思います。切磋琢磨できています。去年に比べて故障者が少なくてチームとして上がってきているので、チームの状態は去年より絶対にいいと思いますね。戦えると思います。
――これまでケガをしていたということですが、今年こそ自分がというお気持ちもあったのですか
それはもうずっと。去年14位になってからずっと思ってました。絶対的エースがいないと言われる中で総合力で戦うしかないので、どれだけ僕たち中堅ぐらいが底上げできるかというのは考えてきました。
――今年は入学後初めての駅伝出場(全日本駅伝、7区10位)がありました
調子自体は悪くなかったんですけど、力不足って感じです。まだ工夫が足りなかったというか、もっと考えて練習しないと、と。それからかなり考えて練習するようになりました。その甲斐もあって今調子上がってきてるかなという感じです。迷惑かけた分、箱根で走れるなら返したいと思っています。
――大会へ向けた意気込みをお願いします
走るかどうか分からないですけど、走れる可能性もある位置にいるので、チャンスがもらえるなら出せる力を全部出してチームに貢献したいという気持ちです。来年走れる保証もないのでチャンスをもらえるなら絶対に、もらえるようには頑張ります。いい状態で臨めるように準備からしっかりして、本番では力を最大限に出したいと思います。
江頭
――本番が迫ってきましたがいかがですか
緊張はあまりないですね。箱根はむしろ楽しいとかそういう思いの方が強いです。
――コンデイションはいかがですか
(12月初旬の)合宿に1年生から4年生まで参加していて、今年が一番良い動きをできたと思います。調子は良かったと思います。安定した走りを脱するために、ポイント練習では30kmをしたあとに5km3本の最後1本は設定ペースより上げて走りました。
――これまでどのような目標を持って取り組んできましたか
何か目指すというよりは、自分の中で最低限を決めて14分何秒以上かけない、とか。『最低限にいかない走りをできれば』と後ろ向きに見えがちな目標を立てていました。
――この1年間の成長について、ご自身ではどう感じていますか
最上級生として練習でもよりしっかりやるというか、後輩は移動とか1つ1つの動作も見ているという意識で動けるようになりました。
――江頭選手は2年生の時から箱根駅伝を走っています
出たいというか出るのは当たり前みたいな感じです。出たい気持ちというより、出場は当たり前でその上で自分の役割をしっかり果たさないといけないなと感じています。
――チームでのご自身の役割はどう感じていますか
やっぱり最上級生ということもあり、エース級の選手の一人であるという自覚をもたないといけないなと思っていますね。
――今大会、走りたい区間はありますか
特にないですけど、主要区間は立場的には走りたいです。1、2、3、4や9区あたりかな。そこを走りたいというか走らないといけないと思っています。
――4年間通して、箱根駅伝に思い入れはありますか
世間的に陸上で一番目立って、一番日本で見られているものだと思うし、その箱根で走れることはありがたいことだし、最後ということできついだろうけど、走れることを楽しんで走りたいです。
――今大会の目標を教えてください
4年間で最後の箱根駅伝ですし、僕自身の陸上人生でも最後の大会になるので、守りに入らず、納得して終われるようなレースをしたいです。
◆紙面掲載記事はこちら⇒明大スポーツ第472号
[渡辺由理佳・辻成美]
明日は斉藤寛明(法1=國學院久我山)、坂口裕之(政経2=諫早)のインタビューを掲載します。お楽しみに!
号砲まであと8日
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