先輩に負けじと大奮闘! 3年ぶりベスト4入りを果たす/関東女子学生新人戦

2016.12.03
 チーム力で3年ぶりベスト4に輝いた。シーズン最後となる今大会。インカレ初優勝の勢いそのまま、1・2年生が躍動した。敗れたものの準々決勝も大将戦まで持ち込み、来季への期待が高まる試合となった。

 果敢に攻める姿勢を崩さなかった。「初心に帰って基本からしっかりやった」(藤﨑薫子・営1=長崎県立島原)とインカレ優勝からもしっかり気を引き締めて挑んだ今大会。4回戦までわずか1本しか取られず、スキを与えなかった。準々決勝の早大戦。副将戦まで互いに譲らず大将戦までもつれ込んだ。2回戦以外は大将を務めた中原光紗(法2=八代白百合)が満を持して挑むが「いつも課題としているところが打たれた」(中原)とメンを取られ、あと一歩及ばず。それでも試合終了まで攻め続け、諦めない姿を見せた。
 インカレで優勝できた要因の一つはチームワーク。新人戦でも結果を残せるように練習を重ね、チーム力を付けてきた。「雰囲気も良くて、楽しい気持ちでできたのもよかった」(中原)と若いチームも一致団結。目標としてきた優勝は果たせなかったが「新人チームでここまで上がれたことはすごくうれしい」(中原)と3年ぶりの快挙を喜んだ。

 今年の女子は飛躍の年だった。インカレ初優勝、そして若武者たちも3位と今シーズンを締めくくった。「連覇できるよう、部員一同練習を頑張って精進していきたい」(中原)と見据えるのは来シーズン。偉大な先輩の背中を追い越して見せる。

[浜崎結衣]

試合後のコメント
中原

「流れがいいところできて、最後に大将に回ってきたときに取らなければいけないところで打たれてしまったのですごくチームに申し訳ない気持ちだが、新人チームでここまで上がれたことはすごくうれしいことだし、次の大会に向けて頑張ろうと思える糧になった。チームの雰囲気も良くて、楽しい気持ちでできたのもよかった。(最後の試合は)そんなにプレッシャーは感じなかったが、いつも課題としているところが打たれたので、そこをしっかり改善できるように次の試合に向けて頑張っていきたい。1本取られて、取り返さないと代表戦に持っていけないので必死に取りにいったが、難しかった。このチームで3位になれて、一戦一戦大事に戦おうというのがチーム目標だったので終わってみれば入賞できたのはよかったが、優勝を目指していたので、目標を達成できず悔しい。全日本から先輩は最高の形を残したので自分たちも負けじと練習してチーム力を高めてきた。試合前にみんなで円陣を組んだりして、ちゃんとすることを確認して、最終的には楽しかったと思える試合をしようというのを目標だったので、いい雰囲気でできたと思う。今年の4年生がいい形で持っていったので、それをつなげて連覇できるよう、部員一同練習を頑張って精進していきたいと思う」

藤﨑
「今日の試合の流れ的には、(早大は)負ける相手ではなかったので、ベスト4で悔しい。(早大戦以外全勝)1番大事な時に勝てなかったので悔しい。(足のケガ)1回目、自分でくじいてしまった。あまり影響はなかった。(優勝後の大会)優勝したことに満足するのではなく、初心に帰って基本からしっかりやった大会だった。(他チームからの目)注目はされていると思っていたので、その中でしっかりやっていこうと思っていた。(チームワーク)よかったと思う。先輩方がいつもリードしてくださって。今日も思い切ってやってきていいよと声をかけてくださって、自分たちものびのびできたのでよかった。(3回戦目以降先鋒)自分が取って、いい形で流すことができたら勝ちにつながると思っていたので、なにがなんでも取ってまわしたいと思っていた。(プレッシャー)今までの方がプレッシャーは大きかったので、今日はのびのびいこうと思っていた。(来シーズンの意気込み)全日本を優勝しているので、他校からもライバル意識とかがあると思うが、優勝したからこそやる時は挑戦者の気持ちを忘れずに、常にかかっていく気持ちをしっかり持って、来年も関東、全日本で優勝できるように頑張りたい」