愛教大にスキ見せず ダブルスコアで1回戦突破/全日本学生選手権

2016.11.19
 貫禄勝ちだ。ついに開幕した全日本学生選手権、初戦の相手は愛教大。開始早々に宮崎大樹(営2=法政二)が先制点を決める。するとそこから攻撃の手は止まらず、前半だけで一挙21得点。21―12の9点差で迎えた後半もさらに突き放し、ベンチメンバー全員が出場するなど余裕を見せた。結果は38―19のダブルスコア。圧勝で順大との2回戦へつないだ。

 プラン通りだった。インカレ初戦ということもあり「チーム全員が硬くなっているかなっていうのはあった」(吉野樹主将・政経4=千葉県私立市川)。しかしそれも10分がたつころには薄れ、ディフェンスから速攻という「いつもの流れ」に持っていく場面が多く見られるように。すると「練習が実った」という山田信也(政経1=愛知)のポストシュートや門間優次郎(法2=法政二)のサイドシュートが入り、前半を21―12で終える。迎えた後半も「早く点差を離して、ベンチ全員出すつもりだった」(吉野)と猛攻。最終スコア38―19の完勝。目標も達成し、初日は難なく乗り越えた。

 明日は順大との2回戦だ。順大は秋リーグで8点差勝利を収めた相手。「良いイメージができている」(山田)と、選手たちに不安の色はない。創部史上初のインカレ制覇まで、あと4勝。格下相手でも油断せず、確実に勝利を重ねたい。

[日野空斗]

試合後のコメント
吉野
「インカレ初戦ということで、チーム全員が硬くなっているかなっていうのはあったと思う。けど結局最後は無事に良い形で終われて、また選手の自信にもなったかな。次につながる試合ができたと思う。(ほかの選手の得点が多い)今日は早く点差を離して、ベンチ全員出すつもりだったので。結果みんな出て点数を取ることもできたので良かった。(マンツー)まあマンツーくることは予測できていて、まだ硬いこともあって自分を出し切れてない部分はあるけど、ぼちぼちできたかな。(順大)順大のほうがマンツー厳しいと思うけど、そこで慌てずに冷静にやりたい」

山田
「初戦なので前半は硬くて、ミスして失点する場面が多かった。でも途中からリズム良くなってディフェンスから速攻で得点できるようになったし、オフェンスでもしっかりと全員が前を狙えた。相手のサイドシュートが決定力無かったのもあって、前半のうちに大きく離せたのが良かった。(シュートが目立った)練習からずっと2対2からポストっていうのをしていたので、その練習が実ったかな。2枚目も高くて、そこの裏を自分でいけたっていうのは練習の成果。(交代遅かった)明日に向けて流れをつくっておきたかった。前半は僕らが出て、確認というか。後半は速攻メインで押して、次の試合につなげられるような感じになって交代っていう形でできたので、遅くはなったけど結構考えていた通りに試合を展開できたかな。(順 大)リーグ戦でやった時に自分たちの中では良いイメージができているので、それを継続する。今日とかミーティングでまた話し合うと思うので、そこを全員でしっかり意識していけば難しい試合になったとしても勝ち切れる自信がある」