(13)帝京大と全勝対決 切り裂け赤の王者
王座から引きずり下ろす。関東大学対抗戦もこれまで5戦終え、苦戦しながらも全勝の明治。対する帝京大も全勝とし、事実上の優勝決定戦となる。6連覇を止めるのは明治。確固たる思いを胸に、明日、帝京大との大一番に臨む。
赤壁粉砕
王者をねじ伏せる時が来た。帝京大は、昨季の対抗戦で同率優勝を分かち合った因縁の相手。今季は5月に行われた関東大学春季大会で12―68と大敗を喫した。だが、スクラムでは優位に立ち、相手ボールをターンオーバーする場面も見られた。「試合を通して優位に立てていた」(小村淳ヘッドコーチ・平4政経卒)。明日も激しいFW勝負を制した方に軍配が上がる。重戦車明治としての真価が問われる。
明治は前戦の慶応戦において、ロスタイムで1トライを返し逆転勝利。31―29の激戦を制し「ワンチームになれた」(武井)と今まさに勢いに乗っている。キーパーソンはFWリーダーの右ロック古川満(商3=桐蔭学園)だ。80分間誰よりも声を出し、果敢なアタックでFW陣を引っ張ってきた。また、開幕からスタメンを維持しているルーキーのフッカー武井日向(商1=国学院栃木)ら期待の戦力も充実。「帝京大は明治が倒す」(古川)。試合開始からギア全開で、真っ向から勝負を挑む。
【石塚真維・長谷川千華】
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