インカレ直前!(下) 展望/全日本学生選手権
今日から大学日本一を決める大会が始まる。春、秋のリーグ戦と違い負けたら終わりのトーナメント方式で行われる。今回は今大会の展望を取り上げる。
明大は比較的戦いやすい山に入った。秋のリーグ戦で敗れた日体大と筑波大、そしてリーグ戦上位常連の国士大と日大も明大と反対の山に振り分けられ、決勝まで戦わずに済むことができた。
明治の初戦は東海地区の愛教大。今年の実力からすれば大きな差を広げて勝ちたいところだ。決勝に進めば5連戦となり主力選手の体力のことを考えると早い時間でベンチに下げられるような試合展開が理想的だ。
3回戦まで進むと早大が見えてくる。今年のリーグ戦対早大は2戦2勝だがどちらも1点差での勝利。それに加え、実は練習試合では勝ったことがない。吉野樹主将(政経4=千葉県私立市川)も「一番のヤマ場」だと話す。その後は順当にいけば準決勝で大体大、決勝は激戦ブロックを勝ち抜いた関東の大学になるだろう。
たとえ相手が格下でも今年貫いてきたチャレンジャー精神を変えることはない。「リーグを終えてから少し気の緩んだ時もあったが、今は全員がインカレで勝つためにいい方向で高い意識をもってやっている」(吉野)。インカレ前の練習ではもうやり残しのない練習をした。それを自信に大学の頂点をつかんでみせる。
[吉田周平]
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