日体大に7―1で勝利 順調に駒を進める/関東大学リーグ戦

 順調に勝利を挙げている。二次リーグの折り返しとなった今回の日体大戦。セットを変更して初めて臨んだということもあり、序盤はなかなか点数に結びつかなかった。しかし第1ピリオド残り12秒にFW高橋瞬(政経2=白樺学園)が先制点を決めると、第2ピリオドでは勢いに乗り計5得点。終わってみれば7―1と得点差をつけて試合を終えた。

 第2ピリオドの連続得点で試合を決めた。「一つ目強くしたいなということでDFとかいじりました」(間中朗監督)と、チームの要となる第1セット目を中心に大幅なセット変更を行い臨んだ今回の試合。序盤は攻めていたものの決定機をつかめず苦しい展開が続いたが、第1ピリオド終了間際に先制点を決め、嫌な流れを絶った。その勢いのまま迎えた第2ピリオド。3分28秒、FW松本昂大(商2=北海道清水)が力強くパックを放ちシュートを決めると、続いて「自分で行けると思った」というFW川村一希主将(商4=北海道清水)が相手をかわし見事なドライブでの完璧なシュート。その後も間髪開けずに得点を重ね、約5分間で計5得点と相手を圧倒した。「明治は(勢いに)乗ると本当に強い」(高橋)。明大の持ち味である攻撃力の強さを見せつけ、第3ピリオドではダメ押しの1点を追加。最終的には7―1と相手を引き寄せなかった。

 リーグ戦も残すところあと3戦、1戦も落とすことは許されない。順位は依然変わらず中大に続いて2位、そして3位には明大と勝ち点1点差で東洋大がつけている。次戦は昨年まで苦手意識を持っていた早大との対戦。しかし「今年に関しては(苦手意識は)無い」(川村)と強気な姿勢を見せている。今リーグ戦では一次リーグの慶大戦以外全試合で失点をしており、0点に抑えることがなかなかできていない。そのため次の試合では完封勝利を挙げられるかも注目点となる。優勝まであと3勝。個のポテンシャルを存分に生かし、チーム一丸となって戦いにいく。

[相澤日向]

試合後のコメント
間中監督

「セットいじったというのもあるが、1ピリはちょっと初めてやるセットだったのでかみ合いとかあったんですけど、2ピリからはまあまあかなって思いますね。(セットの変更は)もうちょい点数を取りたいということでいじった感じです。そんなに大した意味はないですが、次の中央に向けて一つ目強くしたいなということでDFとかいじりました。(変更は)まずまず良かったのかなと。もうちょっと1ピリからやってほしかった、セットをいじったとはいえもう少しやってほしかったというのはありますね。次もこのメンバーでいこうかなと思っています。まだDFは決め切れてないところもありますが。(GKの3ピリ変更は)点差ついたので4つで回すということで、ああいうふうになりました。(早大戦に向けて)早稲田は今順位はちょっと下ですけど、油断しないでいつも通りやれればいいかなと思います。あと早稲田はパワープレー上手なのでそこをしっかり仕上げたいなと思います。あとはシュートが今回52本で7点は少ないですよね。確率が悪いです。そこらへん練習で強く言いたいですね。10点ぐらいは取らないと、それでも10分の1ぐらいなんでそれぐらい取れるようになりたいです」

川村
「1ピリ点数入らなかったんですけど、2ピリの展開はすごい良かったと思います。1ピリ攻めてたんですけどシュート入らなくて、焦らないでいつも通りやれば点数入るってことで、2ピリはいい形で点数入ったので良かったです。(自身のゴールを振り返って)自分でいけると思ったんで、いい形で自分の持ち味出してゴールできたので良かったです。(全体的に良かったところは)点数決めだしたら次々決めれた。雰囲気が良くなって勢いがついたというか、ルーズパックにしろすぐパック取りに行って、バックチェックも全部足動かしていけたところが良かったと思います。(3ピリに1失点)こういう点数沢山取れる試合で失点するっていうのは良くないです。0で抑えることがなかなかできないんですけど、0に抑えるか抑えないかで次の試合にも影響してきますし、失点を無くすっていうのは大事だと思います。次戦は早稲田ですが、苦手意識っていうのが昨年とかその前の年とかあったんですけど今年に関しては無いですし、圧倒するっていう勢いで頑張りたいと思います」

高橋
「1ピリ点数があまり入らなくて、終盤で自分が決められました。2ピリはみんないっぱい動いていて一気に点数を取れました。全体的には悪くなかったです。GKが高校の同期で球が当たれば当たるほど止めるやつなんでなかなか入らなかったです。あれだけチャンスがあって2点しか決められなかったのは自分の反省です。(ここ数試合ずっと得点しているが)昨年出ていないから今年目立つのかなっていうのもあるけど、結果は出せていると思います。1ピリの10分くらいまでは自分として全然パックに触れてなかったです。自分はパック触って目立つプレーヤーなので焦ってました。でも、最後に決められてホッとして残りの時間はプレーできました。7日が誕生日でようやく20歳になれました。だから今日の得点は20歳後初ゴールで、ちょっと遅いバースデーゴールみたいなものです。(2ピリは大量得点)明治は乗ると本当に強いです。それが明治です。最後に失点したけど勝つことが一番大事なので、失点の原因となった選手が次の試合までにちゃんと考えて練習して直してくれば全然問題ないと思います。(早大戦に向けて)早稲田は昔から相性悪いとか言われてきてるけど、そんなの関係ないです」