
立大に快勝 勝ち越しで対抗戦を折り返し/東京六大学女子対抗戦
スターターは、藤野希生(国際2=埼玉栄)、坂本、松本真衣(理工3=鵬学園)、多久文乃(情コミ2=東京成徳)、萱沼史織主将(情コミ4=埼玉栄)。
疲労にも負けないゲーム運びだった。昨日は早大、東大戦とダブルヘッダーをこなし、疲れがないと言えない状態で迎えた今試合。第1Qはオフェンスリバウンドを拾い切れないでいたが、「コミュニケーションから流れが良くなった」(萱沼)と、持ち前のチーム力で即座に修正。18―17とほぼ互角で迎えた第2Qは、上澤果林(営2=大阪桐蔭)など、高さのあるメンバーを積極起用。リバウンドからリズムを作る攻撃で、明大のペースで試合を展開した。
ルーキー2人が躍動した。第4Qでは、小野尾がインサイドへ攻め、華麗なレイアップシュートで得点を重ねる。一方坂本は、外から果敢にゴールを狙い、2本の3Pシュートを沈めた。「自分たちが全員でコウさん(萱沼)の穴を埋めないといけない」(坂本)。リーグ戦で力を付けた新戦力が、大黒柱が抜けた来季を見据えてさらなる成長を見せる。
次週は慶大、法大との対戦となる。また4年生はこの対抗戦をもって引退となる。唯一の4年生のプレーヤーとして、主将としてチームを引っ張ってきた萱沼のラストゲーム。後輩たちも「いい形で送り出せるようにしっかりやりたい」(小野尾)と、頼れる主将に恩返しをする。ディフェンスとリバウンドから攻撃につなげる「今年目指していたバスケ」(萱沼)を貫き、今シーズンの締めくくりを勝利で飾りにいく。
[織田有衣子]
試合後のコメント
萱沼
「印象としては、リーグ戦を通してずっと競ってる試合をしてきて、追いつかれないように突き放すっていうことをやってきたので、それと同じなんだよってことをチームメイトに声を掛けるようにしていた。やっぱりディフェンスとリバウンドをしっかり頑張ることで、追いつかれないように、リードを保って勝つっていうのができた試合だった。それができれば勝てるっていうことをみんなが分かっていた。前半は相手が攻め込んでくるときに、そのカバーに行ってしまったりして、なんでそうなってしまったかを、ベンチで見ていた人が言ってくれたり、自分たちでも感じていたりしたので、それをみんなで話をして改善することができた。コミュニケーションから流れが良くなった。(次週はラストゲームとなるが)自分の中でぶれないであるのが、ディフェンスは自分たちからプレッシャーを掛けに行って、リバウンドをしっかり取って、自分たちの攻めをするっていうのが今年目指していたバスケなので、それをやって残り2試合勝てるようにやるっていうのを、練習からもう1回意識してやりたいなと思う。これまでやってきたことと、ぶれないでやってきたことをしっかりやって
終わりたい」
小野尾
「最初の方は競ってて、自分たちのプレーが思うようにできなかったていうのが反省点。リーグ戦のときと違って、走れてない部分もあったと思う。後半は、ディフェンスリバウンドを取れてたと思うし、7点差ぐらいまで追い詰められたときも、コートの中で声出して、追いつかせないってことを意識できたのは良かった。(昨日はダブルヘッダーは)アップのときから足が重いっていうのはあったけど、やらなきゃいけないなとは思っていた。今日は3Pが全然入らなくて、嫌になるぐらいだったけど、その分ドライブとかで点が決められたので良かった。でも、次の試合でも3Pは狙っていきたい。(次週で4年生は引退となるが)短い間だったけど、いろんな試合で一緒にプレーできたので、いい形で送り出せるようにしっかりやりたい」
坂本
「バタバタしちゃったっていう感じ。前半リバウンドも最後まで取り切れない場面が多かったので、そこが課題に残りました。(第3Qで6度のフリースローを与えた)相手がスクリーンで当たってきて、それに対抗したことで無駄なファウルしちゃったっていうのが原因。もっとファウルを減らさなきゃなと思う。(シュートは1本しか打たせなかった)当たりとかディフェンスはみんな良くて、でもそれがファウルにつながるというのは直すべきだなと思う。コウさん(萱沼)は試合中とか声でも後押ししてくれるので、これからは自分たちが全員で穴を埋めるというか、していかないとなと思うので、六大学の試合でそういう場面を見せられるようにしていきたい」
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