~インカレ直前~ (3)稲津保志

2016.10.25
 悲願のインカレ出場を決めた。昨年は単複どちらも予選で敗退し、出場権を得ることができなかった。リベンジを懸け挑んだ今年は鎌田星矢(商2=松徳学院)との相性抜群のコンビで代表決定戦に勝利し、まずはダブルスの出場権を獲得。その勢いのままシングルスでも思い切ったプレーで出場権を獲得し、単複ともにインカレへの切符を手にした。
 挑戦者として臨む。小学3年生から兄の影響で卓球を始め、高校では地元である熊本県の名門・慶誠高に入学し卓球に没頭。高校時代から明大の選手が活躍する姿を見ており、強い選手のそろう環境の中で「挑戦してみたい」と思っていた。実際に明大に進学してみると、1年目はなかなか良い成績が残せず。関東学生新人戦や関東学生選手権では単複いずれも3回戦敗退と、苦汁をなめた。しかし、今年の稲津は違う。「どんどん成績とか実力が上がってきていると思う」と、部内リーグでも順位が上昇。日々の練習が着実に実を結び、手応えをつかめるようになった。インカレでは持ち前の大柄な体格を生かし、上から攻める卓球を披露したい。
 ダブルスでは2年生ペアでの出場だ。「一番相性が合う」鎌田と、試合後に自分たちのプレーを指摘し合うことでお互いを高め合っている。シングルスよりダブルスの方が得意だという稲津。気持ちに余裕を持ってプレーができる分、良い成績が期待できる。
 目標は単複どちらもランク入りすること。大学入学後初となる全国の舞台で、1年間の成長を見せつけにいく。

◆稲津保志(いなつ・ほし) 営2 慶誠高 177㌢・70㌔

[相澤日向]