
(147)後半戦を占う成蹊大戦へ
失点0での勝利を目標とする。夏から鍛えてきたディフェンスの真価が問われる。頼れるBKの一人、左センター鶴田馨(営3=筑紫)がケガから復帰した。去年の春シーズンにポジションをSOからCTBへと変更し紫紺デビューを果たした12番はブレイクダウンやタックルが真骨頂。久しぶりの実戦向けて「復帰ということで気負うことはない。自分の持ち味を出し切る80分にしたい」と自信に満ちた表情で語る。
対抗戦後半に入り、慶応、帝京、早稲田と負けられない戦いが続く。勢いをつけるために序盤から明治ペースで明日の成蹊大を破りたい。「チームとしても個人としてもプレーの精度が求められてくる」(フルバック森田澄・政経4=天理)とワンプレーの重みが日に日に高まっている。4年生を中心にチーム一丸となり頂点だけを見て突き進む。
[鈴木貴裕]
1.PR | 祝原 涼介(情コミ2=桐蔭学園) | 9.SH | 福田 健太(法2=茗渓学園) | 16 | 松岡 賢太(商1=京都成章) | |
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2.HO | 武井 日向(商1=国学院栃木) | 10.SO | 堀米 航平(商3=流経大柏) | 17 | 安 昌豪(営1=大阪朝鮮) | |
3.PR | 矢野 佑弥(政経4=城北) | 11.WTB | 渡部 寛太(文3=北条) | 18 | 吉岡 大貴(農3=日向) | |
4.LO | 尾上 俊光(政経4=尾道) | 12.CTB | 鶴田 馨(営3=筑紫) | 19 | 古川 満(商3=桐蔭学園) | |
5.LO | 近藤 雅喜(商4=東海大仰星) | 13.CTB | 尾又 寛汰(商4=国学院栃木) | 20 | 坂 和樹(政経1=明大中野八王子) | |
6.FL | 田中 真一(法4=国学院久我山) | 14.WTB | 宮嵜 永也(営2=長崎北陽台) | 21 | 兵頭 水軍(農4=仙台育英) | |
7.FL | 桶谷 宗汰(営4=常翔学園) | 15.FB | 森田 澄(政経4=天理) | 22 | 末廣 将成(商4=京都成章) | |
8.No.8 | 前田 剛(営3=報徳学園) | 23 | 山崎 洋之(法1=筑紫) |
今日のコメント
右フランカー桶谷宗汰主将(営4=常翔学園)
「成蹊大戦の次の試合が慶応で、ベースラグビーのレベルアップがまだチームには必要。明日はそこをもう一度見直して、80分間やりきりたい。この前の筑波大戦は、テンポを上げたいところを上げきれなかったり、キャリアーが抱えられてしまったり。敵陣入ったらテンポを上げて、FWなら順目に走ることを徹底したい。あとは去年から継続している激しさやフィジカルのところ。そこで圧倒しなければ次やまたその次がしんどくなる。個人としてもそこの強みを出せるように、しっかり戦いたい」
左プロップ祝原 涼介(情コミ2=桐蔭学園)
「スクラムは筑波戦の時にうまく組めていたので明日も100%で相手にプレッシャーをかけてチームに勢いをもたらしたい。今FWの自陣ゴール前でのディフェンス能力がものすごく低いので、筑波戦もトライにつながってしまったことも多かったので、今回特に意識する。コミニュケーションとってロータックルで入ってチャンスに変えたい。成蹊には圧倒することが重要だと思うのでスクラム、ラインアウト、フィールドプレー、何においても勝つというのを大事にしたい」
フッカー武井日向(商1=国学院栃木)
「筑波戦で出た課題とセットプレーを安定させて、FWはベースラグビーを遂行して自分たちの形に試合で持っていきたいです。チームとしてラインアウトで出た課題を修正してきたので、後は自分のスローイングだけだと思う。2番としてスクラムもコントロールしていかなければならないので、しっかり試合中も8人全員がコミニュケーションとってまとまっていく。いい形で慶応、帝京、早稲田と臨めるようにこの試合を大切にして100%出せるようにしたい」
左ロック近藤雅喜(商4=東海大仰星)
「成蹊の後に慶應があるので慶應に向けてという気持ちもあるし、成蹊相手にどういうラグビーができるのかをターゲットにしている。筑波の時にラインアウトはタイミングであったり、相手のうまさでうまくいかなかった部分もあった。ラインアウトは1試合に10本前後なので100%目指してやる。4年生がチームをリードして対抗戦4戦目を明治のラグビーを徹底した試合にする」
左フランカー田中真一(法4=国学院久我山)
「チームとしてはいつもと変わらず、自分たちのラグビーをすること。個人としてはタックルが自分の仕事だと思っているので、そこからリズムをつかんでいきたい。キャリアーやアタックの場面が少ないとコーチ陣からは言われているので、増やしてはいきたいけれど、まずはディフェンスから流れを作ってからアタックで魅せれるようにしたい。明日が終わると強豪校との連戦なので、次につながるような試合にしたい」
ナンバーエイト前田剛(営3=報徳学園)
「相手がどうこうは関係なくて今まで自分たちがやってきたことを遂行することが大事になってくる。意識して試合やりきるだけ。まずはセットプレーで相手にプレッシャーをかけることが無失点につながってくるので大事にする。あとは、タックルやブレイクダウンの精度を上げれば必ずゼロに抑えられる。開幕戦スタメンで出たがパフォーマンスが悪くて2試合を落とされて先週ジュニアで出て今週Aチームに復帰することになって、緊張感がすごくある。ただ固くなりすぎても意味がないので自分の強みである激しさであったりチームにエネルギーを与えることなので遂行していきたい。ベースラグビーをして、チームとして、個人として強みを活かした明治のラグビーを仕上げていきたい。ボールキャリーも意識するポイントになる」
左ウイング渡部寛太(文3=北条)
「今までやってきたベースラグビーを出すというのがチームの目標。シェイプなどの、筑波大学戦から出た反省点をなくせればいいと思う。個人としてはいつもは右ウイングだけれど、今回は左での出場になる。上下の上がり下がりの違いがあったり、フルバックとの連携が大事だと思うので、コミュニケーションをしっかり取ってやっていきたい。ここからチームとしては仕上げていかなければいけない時期。筑波大戦では後半に逆転されて苦しい時間帯があったので、自分たちのペースでできる時間を増やして、慶応戦に弾みをつけたい」
左センター鶴田馨(営3=筑紫)
「復帰ということで気負うことはない。自分の持ち味を出し切る80分にしたい。チームでやろうとしていることをフォーカスして相手が成蹊だがやることをやるだけ。ディフェンスだったら体を張ることやアタックだったらシェイプしてコントロールいていきたい。特別なことはやらない。個々のレベルとしても成蹊には優っていると思うが、成蹊もうちに必死になって勝とうとしてくる。0点で抑えることは当たり前だが質を上げること。FWとBKが声を出して連携してゲインも切らせないように組織としてプレーしたい」
右センター尾又寛太(商4=国学院栃木)
「筑波のまえは準備する期間があったが、今週の1週間しかなかったし、メンバーとか変わった部分が多いので新しいことをやるというよりは調整やコミニュケーションをとって全員の意思統一を図れるようにした。ワンチームになるというのをフォーカスした1週間だった。筑波の時、僕は背番号は13番だったが12番の位置でアタックを意識していた。12番、13番と役割は違うが今回馨が12番ということですが僕もそしてチームとしてもやることは変わらない。馨でも梶(梶村祐介・政経3=報徳学園)でも末(末廣将成・政経4=京都成章)でも12番のタイプはいろいろあるけどうまくあわせつつ自分の良さも消さないでチームとしてBKとして機能できるようにやっていきたい」
フルバック森田澄(政経4=天理)
「チームとしての目標はしっかり明治のベースラグビーを80分間遂行すること。個人としてはスタートで出させて貰えるので、積極的に前に出るプレーをどんどんしていきたい。ここから慶応、帝京大、早稲田と続く。明日は明治の土台を見せるという意味で、重要な試合だと思っている。シーズン深まってきて、チームとしても個人としてもプレーの精度が求められてくるので、精度を高めてアピールしていきたい」
松岡賢太(商1=京都成章)
「リザーブに求められているのは、試合の中盤に入ってしっかりチームにエネルギーを与えること。活気をつけられるようなプレーをしたい。特にボールを持った時のプレーを見て欲しい。後は自分の課題でもあるセットプレーの安定を頑張りたい。小村さん(淳ヘッドコーチ・平4政経卒)からはらエフォート、頑張りの部分やボールを持った時の激しさは心配ないと言われている。課題であるラインアウトを克服できたら、信頼も得られると思っている。(同学年の武井がスタメンで出ているけれど)フィールドプレーが自分の売りだと思っているので、そこで負けないように、僕が出た時はもっと活躍できるようにやっていきたい。とにかく、明日は出られたら1年生らしく、元気に、激しくやっていきたい」
兵頭水軍(農4=仙台育英)
「前回の筑波大戦では、リザーブメンバーが入ってから勢いが出て、それで逆転できたところがあったので、次は自分が勢いをつけられる立場になりたい。慶応戦に向けて、いい終わり方ができるように勢いを与えたい。今までは「次の試合で修正していきたい」と言っていたけれど、慶応戦で修正するのは遅いし、帝京大戦で修正するのもありえない。明日の試合でいい形で試合をして、慶応を迎えられるように。リザーブスタートとしてやるべき事をしっかり果たしたい」
末廣将成(商4=京都成章)
「リザーブなので、チームにエネルギーを与えられるようなプレーをしたい。具体的には持ち味としているタックルをしっかり決めること。今までは課題が残る試合が多かったけれど、成蹊大戦では「良い」反省ができる試合をしなければいけないと感じている。自分にできることをやりきって、チームが元気になれふようなプレーをしたい」
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