4試合残し6年ぶりリーグV 2―1で慶大に逆転勝利/関東大学1部リーグ戦

2016.10.16
 6年ぶり4度目のリーグ優勝を収めた。第17節終了時点で勝てば問答無用の優勝が決まることになった今試合の相手はインカレ出場権を争う6位の慶大。前半の立ち上がりはペースをつかめず15分に先制点を許すも、28分に土居柊太(政経3=浜松開誠館)が同点弾を決める。さらに前半終了間際、丹羽詩温(文4=大阪桐蔭)がゴールに押し込み逆転に成功。後半では相手の厳しいフィジカルコンタクトに苦しむも、追加点は許さず2―1で逆転勝利を収めた。また、最多連勝記録を11に伸ばし、残り4試合を残す史上最速優勝と新たな記録も樹立。夏の総理大臣杯に続き2冠目をものにした。

 雲一つない空の下で笑顔がはじけた。立ち上がりは優勝が懸かっているプレッシャーからか硬いプレーが続き、思うような試合運びができなかった明大。相手のブロックを組んだタイトなディフェンスに苦しみ、前半15分にFKから先制点を許してしまう。しかし「自分たちで修正できるようになっている」(栗田大輔監督)。失点後、服部一輝主将(法4=札幌大谷)が積極的に声を出し、チームを鼓舞。徐々に調子を取り戻していき、正確なパス回しでディフェンスから攻撃の起点をつくっていった。そして前半28分、河面旺成(政経4=作陽)が左クロスを上げ、岩田拓也(商4=FC東京U-18)がヘディングで落としたボールをファーサイドにいた土居が押し込み同点に追い付いた。このゴールで勢いに乗ると、前半終了間際には今季10点目となる丹羽の逆転弾がさく裂。中央にいた土居からのボールを岩田が丹羽へパスすると、相手のブロックをかわし冷静にゴールに突き刺した。「(苦しい展開を)覆すだけの勝負強さであったりタフさは付いてきた」(柴戸海・政経3=市立船橋)。後半に入ると、相手に押し込まれゴール間際まで攻められる場面も何度かあったが体を張った守りで得点を阻止。なんとか逃げ切り2―1で試合終了のホイッスルが鳴ると、選手には安堵(あんど)とも言える笑顔が見られた。最後には監督やコーチを胴上げするなど喜びを爆発させた。

 今の明大の強さを支えるのは総合力の高さだ。後半39分に松田惠夢(文4=野州)が4年生ながらトップチームの公式戦初出場を果たした。先週までは関東大学リーグに登録されていない選手が出場しているインディペンデンスリーグ(Iリーグ)に出ていたが、新たに追加登録され今回の出場となった。「(松田を)今回は実力でトップに上げた」(栗田監督)とセカンドからの底上げが新たな競争を生み、チーム全体を強くしている。また、そのIリーグでも明大は9日の最終節で慶大相手に勝利を収め3位となりチャンピオンシップの切符をつかみ取った。「みんなこの1部のリーグ戦を意識してやっているので、Iリーグでも結果が付いてきている」(早坂龍之介・法4=浜松開成館)。トップにいてもセカンドにいても想いは一つ。勝利は部員62人全員でつかんでいる。

 優勝は決めたが、戦いが終わったわけではない。「リーグ戦を勝ち続けるというところに目を向けてやっていきたい」(小出悠太・政経4=市立船橋)と優勝はあくまでも通過点。3冠のかかるインカレの前にリーグ戦はあと4試合ある。「メンタル的にも残り4試合難しい試合になる」(巽豪・法4=國學院久我山)。この4試合をどう戦うかが3冠につながってくる。千里の道も一歩から。目の前の試合に全力で臨み、また一つずつ勝ちを重ねていく。

[亀井笙子]

日付 対戦相手 会場 キックオフ時間 スコア
◆第90回関東大学リーグ戦 後期日程◆
(スコアをクリックすると試合の記事にリンクします)
12 9・11(日) 国士大 味スタ西 14:00 ○4-1
13 9・14(水) 専大 味フィ西 14:00 ○3-0
14 9・18(日) 駒大 日立 14:00 ○4-0
15 9・25(日) 早大 味フィ西 14:00 ○1-0
16 10・1(土) 流経大 東総 14:00 ○2-1
17 10・8(土) 日体大 中銀スタ 14:00 ○2-1
18 10・15(土) 慶大 江戸陸 14:00 ○2-1
19 10・23(日) 順大 東金 14:00
20 10・30(日) 桐蔭横浜大 味スタ西 14:00
21 11・6(日) 法大 味スタ西 14:00
22 未定 筑波大 未定 未定
※10月15日時点

順位 チーム名 勝点 総得点 総失点 得失点差
◆順位表◆
【第18節暫定】
明大 45 42 15 26
日体大 30 27 27
筑波大 29 27 16 11
法大 27 24 18
順大 23 29 25
慶大 23 29 33 -4
専大 21 24 30 -6
駒大 21 23 30 -7
桐蔭横浜大 20 24 26 -2
10 早大 20 18 22 -4
11 流経大 19 21 25 -4
12 国士大 17 19 40 -21

試合後のコメント
栗田監督

「優勝という言葉は試合前のミーティングでは一回も出さなかったんですけど、22節の中の18節であるということでしっかりと戦うことを言っていましたが、選手はだいぶ気負っていて入りは少し固かったなという印象です。そこはしょうがないと思いながら、自分たちの強みであるハイプレスだったり、球際だったりというというところを意識させました。相手のやってくるサッカーが、ブロックを敷いてカウンターというサッカーで、点を取られるとしたらセットプレーだったりロングスローだというふうに思っていました。失点は案の定セットプレーからでしたし、相手の最初のチャンスで決められてしまったので、落ち着くようにということは前に出て伝えました。(先制点を取られた後は)最初は浮き足だっているところがあったので、何回かDFラインからロングボールを蹴って裏に落とす場面が多くて、それは悪くないんですけど不用意なものが多かったです。両サイドから動かしていくと、だいぶ相手のサイドハーフのプレスが甘かったので、しっかりとそこを経由して攻めていこうということは中で修正しました。木曜日のミーティングで逆転勝利というのはそうはないと、そうは続かないというような話はしたんですけど、やっぱり逆転でした。中で選手たちが落ち着いているのと、自分たちで修正できるようになっているのでそれが大きいと思います。(得点者について)丹羽は得点こそないものの、運動量が多いので前線でタメができたり、あそこでボールを失わないので、そこにつながって後ろの選手が動けています。加えて早稲田の試合だったり、今日の試合みたいに苦しいところで強引にでも点を取れるようになってきたのでそこが成長したところだと思います。土居に関しては夏場も含めてかなり得点のところを意識させてきたので、そこに関しては本当に良くなってきていると思います。(優勝できた要因は)要因自体はいろいろあると思います。まず一つは昨年多くの選手がJに行って、今年は弱いぞという気持ちを全員が持って、全員で攻撃をして、全員で守備をするという謙虚な気持ちが強く出ていたところです。あとは服部というキャプテンが、選手の中でチームをまとめ上げてつくっていってくれたところです。服部をはじめ、小出ですとか4年生がよくチームをまとめてくれました。あと今年大きく変わったのは明治として、組織というか色々な体制をきちっと整えて、メディカルのところをいじって、メディカルドクターを置いたり、そこにつながっているトレーナーを二人置いたり、スタッフと選手と現場とトレーナーとドクターが一枚岩で情報を共有できるようにしました。あとは池上コーチをトップのコーチにして、長年やっていた三浦コーチにセカンドに回ってもらって1、2年生のところ、過去神川監督時代に良かった部分をもう一度つくり直してもらいました。池上コーチについては、元プロのコーチだし、逆にトップの選手にサッカーの厳しさを伝えてくれということで、加えて鬼木というフィジカルコーチが今年来てくれて、球際のところ、気合いではなくて論理的にコーチングしてくれました。チームとして同じベクトルの中で全員で日本一を目指そうというところにブレがなかったと思います。フィジカルコーチを置いたことで、選手が安心してケガと向き合えたり、リハビリと向き合えたりできるようになりました。選手にとってケガをしてしまうことは一番ショックなことですけど、スタッフにクリアに情報が伝わってくるので選手も安心してできるようになったと思います。(松田選手はリーグ戦初出場)4年生が中心になって頑張っているチームですし、松田は先週もIリーグに出ていたんですけど、4年間ひた向きに頑張ってきた努力がここに来てトップにつながっているプレーが多かったので、今回は実力でトップに上げました。(厳しいポジション争いもありました)日々選手には言っているんですけど、常に競争をしなさい。結果を出した選手は使うし、そうでない選手は使わないと。あとはもう一個上を目指すためにミスはダメだということは常に伝えてきました。あと今日は岩田を使ったんですけど、昨日先発を発表したときに10人しか発表しなくて拓也だけ保留にしていたんですよ。というのも前2試合で岩田は決定機を外していたので。今日も1発目外したんですけど、その後は献身的にやってくれて、1点目の機転になったりしたので良かったと思います。(3冠へ向け2冠目となります)インカレまでは時間がありますし、リーグの場合は1年間をしのぎ合うので充実感があってそこがゴールのようになってしまうんですけど、ここは通過点ということで、あと2か月とにかく成長しようということを選手には言いました。リーグの残り4試合はきちっとやりながらも、新しい選手も試しながらどんどん競争をさせていきたいと思います」

池上礼一コーチ
「ひとまず勝ててよかったです。やられるとしたらセットプレーだと予測していたので、慶応さんも力のあるチームなのでそういう隙を逃さないというがありました。失点した瞬間は流れが変わりかけたのでまずいなと思いました。勝因は選手が頑張ったことですね。やっぱり史上最速といっても楽な試合はなかったですね。この一週間のトレーニングはいつも通りのトレーニングでした。特に優勝を意識きたトレーニングではないですね。残りのリーグ戦に必要なことはやはり練習だと思います。(Iリーグではチャンピオンシップ出場が決まりましたが)明治の頑張りが結果に表れていますね。選手たちの自信になると思います。(インカレに向けて)インカレはインカレのトレーニングの仕方があると思っています。(次節に向けて)まずは疲労を取って、明日もトレーニングマッチがあるのでそれを頑張ることと、準備して試合に臨めるように作り出してあげるのが僕の役目です」

三浦佑介コーチ
「負ける感じはしなかったので安心して見てましたけど、先に失点してしまったんですけど絶対逆転できると思っていたので問題なかったと思います。落ち着いてやれば勝てるというのがやっぱりあるので、選手の中では大臣杯も含めて経験しているから落ち着いて逆転できるんじゃないかなと思うんですけど、やっぱり先制されると苦しくなるからそこはやっぱり課題として彼らは向き合うべきなんじゃないかなと思います。もちろん先にやられてしまうこともあるんですけど、より高いレベルを目指すのであればやっぱり失点ということに対してもう少しこだわりを見せて、無くしていく努力をしていくべきじゃないかなと個人的には思いますけど。(大臣杯も含め勝ち続けていますが)いつも通り後期の明治なので、他のチームももう少し来るかなと思ったけれどうちの完成度が高いので安心して見ているんですけど、こういう時にどうしても勝ち続けるがゆえのマンネリじゃないですけどそういうのがあるから、僕はむしろ勝つと思っていたので個人個人の質のところは見ていましたけど、まだまだ低いなというのが正直な印象ですかね。日々成長だと思うからそこで満足した瞬間終わると思うし、明治が日本のサッカーを変えるくらいの気持ちでプロに出て日本代表を勝たせるじゃないですけどそういうふうな選手を一人でも多く出ていかせたいというふうに僕は思っているので、そういうところから考えると悪くはないですけどまだまだなんじゃないのかなというのは個人的に思います。(62名で勝ち続けています)トップチームから考えてみんなが行動していることにつきるんじゃないですか。やっぱり勝ち負けももちろん大事なんですけど、常に高みを求めて一人一人が取り組んでいる成果だと思うので、日々僕らも特にIリーグに関してはトップにつながることがIリーグの目的だからということで勝って当たり前だし、どう勝つかだしというところで選手は意識してやってくれてるんじゃないかなと思いますね。(史上最速優勝です)ずっと準優勝で悔しい思いばかりしていたので、やっと選手たちが晴らしてくれたかなと思うと同時に、僕も長く明治にいるので今までの神川さんもそうだし今までの先輩方が積み重ねてくれたものの大きさというのを本当に感じているので、やっぱり今までの積み重ねてくれた人に感謝の気持ちが大きいなと思いますね。(後期全勝優勝に向けての修正点は)ポジショニングだと思いますね。攻守におけるポジショニングがまだまだよくないのかなという印象は受けますよね。悪くはないんですけど、もっとそういうところをこだわって一人一人がプレーしたらもっといいサッカーができるのかなと思います。(インカレに向けて)残りちょうど2ヵ月なので決勝まで。そこまでちゃんと成長していけるかどうかが優勝のカギだと思うので、もちろん今うれしいですけど、満足している選手は誰一人いないと思うので、特に僕は中心選手がどれだけここから成長するかだと思っているので、サブの選手がすごい活躍してくれてるのでやっぱり僕は中心選手に不満があるので、彼らがどれだけ残り2ヵ月間でもう一伸びしてくれるかなというところが、それがイコールJリーグにつながっている選手ばっかりなのでうちの中心選手は。1年目から即レギュラーで出られるの、というところで残り2ヵ月間どれだけ高い意識を持ってやれるかだと思います」

服部
「3冠を掲げているので、2冠目を取れたことに関してはほっとしています。(今日のゲームは)前半のセットプレーから失点をしてしまったというところは、優勝が目に見えていて難しかったのかなと思っています。でもそこから前半のうちに逆転できたことは、日々の練習でやってきた積み重ねが出たのかなと思います。(優勝への気負いは)多少気負いがあったから失点しまったんだと僕は思っていますし、ミーティングの中でも僕たちの中でも優勝という言葉は口にしていませんでしたけど、失点してしまったというのはそういうところがあったのかなと思います。(あくまでも22節の中の18節目として臨まれたのか)栗田監督もそうおっしゃっていましたし、僕ら自身のミーティングでもそう言っていたので、優勝というよりも一戦一戦勝つための18節目というふうに捉えていました。(逆転勝利について)今年は逆転勝利というのが多いんですけど、先制点を取られてしまうことは僕たち守備陣としてはよろしくないことなので、先制点をやらないという部分を残りの4試合しっかりとやっていって、インカレへとつなげていきたいと思います。(現リーグ体制では最速の優勝となります)正直それを目指してやっていたかというと、そうではありませんし、一戦一戦戦ってきた末にこうなったのが現状なので、後から付いてきた感じなのでうれしいですけど、次の試合に向けてやっていくということが僕たちの仕事かなと思います。(後期は開幕から5戦はケガで欠場となりました)常に危機感を持ってサッカーをやっていますし、次のステージでサッカーをやりたいと思っているので、復帰をしたら試合に出るために、筋トレだったり体幹だったりをやって、一回り大きくなって復帰しようと思っていたので、時間は掛かりましたけど試合に出られるようになって良かったと思います。(この優勝は大きな自信となるのではないでしょうか)まだまだ優勝した実感はないですし、自信に関してもあまり変わっていないかなと思います。僕としては後期全勝優勝をして自信になると思っています。(今日のゲームに向けた準備は)相手によって練習メニューを変えるようなチームではないですし、自分たちのサッカーを徹底してできるような準備を常にしています。今週は正直ぬるさというものが出てしまっていて、気負いからなのか分からないですけど、通常水曜日にキツイ練習をするんですけど水曜日にいつもみたいな練習ができなくて、木曜日、金曜日にギアを上げて優勝とかじゃなくて次の一戦に向けてやっていこうと話したことで徐々に良くなってきて、今日こういうような逆転勝利での優勝ができたのかなと思います。(先制点を奪われての焦りは)あまりなかったです。逆転できる自信はありましたし、ここから明治のサッカーを出ている選手の中で修正してやっていこうという話はしていたので、焦りはなかったです。(先週のIリーグでも慶大に勝ちましたが)前哨戦といいますか、Iリーグで慶應に勝ってくれたことが僕らの励みになっていますし、セカンドの選手のトレーニング、試合に臨む姿勢というのを見て、僕らも危機感を感じて底上げとなって上を目指してできているので、チーム全体がいい方向を向いているんじゃないかなと思っている反面、もっと突き詰めないといけない部分があるのと、来年に向けて僕らが後輩に何を伝えられるかという部分に関して、もっと4年生でまとまってやっていきたいと思います。(後期残りの4試合を勝っていくために)一戦一戦戦っていくのが明治なので、またしっかりとトレーニングを重ねていくだけだと思います」

小出
「セットプレーのところで事故的な失点をしてしまったんですけど、そこから前半のうちに2点返せたというのがチームとしてやるべきことを統一できたということと、練習の積み重ねが出たのかなという部分があると思うのでよかったと思います。チーム全体としてやるべきことを統一できたというのが、みんな慌てるそぶりもなかったですし落ち着いてゲーム運びできて決めるところをしっかり決めてくれたのでよかったなと思います。(先週からの準備は)いつもの一週間と変わらずに、もちろん優勝というところは少しは意識してしまっていたとは思うんですけど、いつも通り変わらずにやれてきたという感じです。後期で優勝するというのが明治の目標で、それが結果として優勝という形でついてきたわけで、昨年とか今年の大臣杯もそうですけど一試合一試合の試合を戦うことによって結果はついてくるというのはチームとして分かっているので、そういった面は自信を持って目の前の試合に集中するということがみんなできているのかなと思いますね。(前期から勝ち続けていて自信は)自分たちが日頃やってきていることは間違いじゃないというところの自信というのはありますし、でもそれが過信になってはいけないというのはみんな分かっていると思うので、それが勝ち続けられている理由だと思うので優勝は決まりましたけど過信とか慢心はしないでいつも通りまた一週間やっていければいいなと思いますね。(史上最速優勝となりました)歴史に残ったというところでは素直にうれしいですね。今まで3年間優勝したことのなかった大会で自分たちの代で3冠という目的だと掲げる中で、本当に苦しみながらですけどこうして優勝という結果がついてきたというのは素直にうれしいですし、インカレも絶対優勝したいなというさらなる意気込みじゃないですけど、力になると思います。(62名全員の取り組み方)今日の慶應戦の前にも、日曜にIリーグで慶應と戦ってチャンピオンシップに行けるか行けないかという戦いの中でIリーグもしっかり戦って勝ってくれましたし、それを見て自分たちもしっかり今週慶應に勝たないといけないなという気持ちになりましたし、それにすごいみんな本気で応援してくれてケガしている皓貴(木戸・文3=東福岡)だったりというのも本気で応援している姿があったので、そういったチームとして自分らが掲げている一心というのが少しずつ形になってきているというのを思いますね。(全勝優勝に向けての課題)チームとしてもそうですけど個人としてさらなる成長というのを考えながらやっていくことによって、チームしてもまたさらにベースがアップしていくと思うので、個人のところにもう一回しっかり目を向けて個人個人しっかり自分の課題というのを考えて取り組んで、チームとしてはもちろんですけど個人としてもしっかり成長というのを意識しながらやっていけば全部の試合勝つことができるのかなと思うので、もう一回一戦一戦やっていきたいと思います。(インカレに向けて)インカレにいいチーム状況で入っていくためにも来週のリーグ戦というのは大事だと思うので、まずはリーグ戦をしっかり勝って勝ちを刻んでいくことによって、インカレにもいい自信になりますしいい状態で入っていけると思うので、まずはリーグ戦勝ち続けるというところに目を向けてやっていきたいなと思います」

河面
「総理大臣杯みたいなトーナメントと違って1年間通してやっているリーグ戦なので、その分優勝は難しいと思いますし達成感というのはあります。(史上最速優勝となります)あまりそういうところは意識せずに一戦一戦を見てやって来ていたので、実感はまだないんですけど、そういうふうに形が残っているというところに、僕たちが新たな歴史をつくれたと思います。(今日の試合に向けたトレーニングは)三原則のところで球際、切り替え、運動量は選手間で厳しくやることができました。今日できめるという気持ちを強く持っていたので、それがトレーニングにも出たかなと思います。(優勝がかかったゲームで固さは)事故みたい形で失点してしまいましたけど、あそこで誰も慌てていませんでしたし、自分たちのサッカーをやればおのずと結果は付いてくると思っていたので、それを信じてやるだけでした。今日の試合でもまた自分たちは成長できたと思いますし、ここで得たものをこの先のリーグ戦、インカレにつなげていくことが大事になってくると思います。(残りの4試合勝っていくために)優勝が決まって周りから王者というふうに見られていくと思いますし、私生活の部分でもサッカーの部分がしっかりとした振る舞いをしていかないといけないと思います。気持ちの面で負けないというところが、まずは大事になってくると思います。(先週のIリーグでも慶大に勝ち、松田選手がリーグ戦初出場を飾るなどチームの総合力も上がってきているのでは)トップチームだけが頑張っていてもダメですし、セカンドチームのしかも4年生が底上げしてくれているというのは、僕たち4年生にも刺激になっていますし、下級生にも絶対に刺激になってくると思うので、そういう選手が増えてくればチームはまた強くなると思います。(2冠目となります)結果を残すことで自分たちの自信になりますし、応援してくださる人も増えてくると思います。その分責任感を強く持ってやっていきたいと思います」

早坂
「チーム全体として、試合前はリーグ戦の22試合ある中の1試合として臨んだんですけど、やっぱり試合始まってみると優勝がかかってるという緊張感だったり、固くなったりして、立ち上がりに普段の雰囲気ではなくなったというのがありました。うまく2点取り返すことができても、失点はトーナメントだとあの1点の失点が大きくなってくるので、しっかり引き締めていかないといけないと思いました。この一週間は優勝を特に意識した練習ではなく、僕たちは今まで通りの練習を毎回積み上げてきているので、相手に合わせた対策を考えるのではなく今までやってきたことを今日の試合で出すということだけでした。まだ優勝の実感は沸いていないです。今こうして1部で戦えているのも今までの先輩方が歴史を作ってきてくれたおかげで1部にいて、優勝したのがたまたま僕たちの代であるだけで、創部当初から明治大学を支えてくれた人に感謝します。僕らだけの優勝ではないですね。謙虚にいかなきゃなと。総理大臣杯で先制点取られて、取り返すという試合が結構あったので、失点しても慌てないというのが後期リーグ戦の強みにはつながっていると思います。この夏から秋にかけてチームとして大きく変わったところかなと思います。セカンドとトップは形上分かれてるんですけど、目指してるところは変わらないです。他の大学と違うと思うところは、どの選手もリーグ戦に出ることを目指してやっているというところです。みんなこの1部のリーグ戦を意識してやってるのでIリーグでも結果がついてきているんだと思います。逆転する試合は結果的にはいいと思うんですけど、理想ではないです。逆転勝利を収められる力がついてきているというのはいいことだと思うんですけど、やっぱり先制されることによって苦しくなってしまいますので、栗田さんから先制点を取るように気を引き締めてほしいという話を受けました。残りのリーグ戦は優勝が決まっても気を抜かずに、初心に返るというのを部員全員で意思統一することが必要です。後期のリーグ戦は交代選手だったりサブの選手が結果残せています。インカレは連戦になってくるし、コンディションをうまくやっていかないといけないと思いますし、やっぱり先制点を取るのが理想です。(次節に向けて)連勝を伸ばせるように準備していきます」


「急遽出場することになったんですけど、相手がすごく蹴ってきたのでそれをしっかり跳ね返すっていうのが自分の役割としてあったので、その役割はしっかり全うできたかなと思います。(最速優勝について)自分たちが積み重ねてきたことをしっかり出せたから最速で優勝できたと思いますし、優勝したことで自分たちの努力したことっていうのが証明できたので嬉しく思います。(どういう気持ちで試合に臨んだか)今日の試合は勝ったら優勝っていうのはあったんですけどそういうこと考えずに1つの試合として勝とうというようにみんなでやってきました。(総理大臣杯優勝から勝ち続けているが)自信はみんな持っていたと思うんですけどそれが過信に変わらないように一つ一つ勝っていこうというふうに話していました。メンタル的にも残り4試合難しい試合になると思うんですけど、全勝優勝っていうのをしっかり目標にしてまた来週からいい準備をして一試合一試合臨みたいと思います。トップの選手はもちろんリーグ戦で勝つことを目標にしているけど、セカンドの選手もIリーグもあるんですけどやっぱりトップの試合に出て活躍するっていうのを目標にしてると思うんで、みんなのベクトルっていうのはひとつの方向に向かっていると思います」

丹羽
「今日も先制されて苦しい展開でしたけどチームとしては焦りはなかったですし最終的に逆転して勝ち切れたんでよかったと思います。(ゴールシーン)拓也がいい形で裏へ抜け出してくれたのでそれに対して関わろうと思ってついていって拓也が丁寧にパスを出してくれたのであとはシュートブロックしにきた相手をかわすことができて、シュートは力のないものになってしまったんですけど、タイミングははずすことなくできたのでよかったです。(先制点を許してしまったが)失点の形はセットプレーだったので守備のやり方が悪くて失点したってわけではなかったので、失点に動じずしっかり明治のサッカーでやって、下でボールつないで前線からのハイプレスっていうところをいつも通りやれば必ず逆転はできるっていうように考えていたので。(最速優勝となったが)今日勝てば最速優勝が決まるっていうのはみんな知っていたので、1つ今日勝って最速優勝を決めるっていうのが今週の目標だったので結果を出せたので良かったと思います。練習でどこのチームより厳しさを持ってやっているからこそ結果が出ていると思うので、結果が出ているからって言って練習が緩くならないように1日1日常に厳しさを持ちながらやっていきたいと思います。(セカンドとトップ)Iリーグで結果を出せばトップチームの選手の刺激にもなりますし、トップチームがこうやって優勝することでトップチームに今は絡めていない選手も絶対この舞台に出たいっていう刺激をもらえると思いますし、そういう意味ではチームの中でお互いが刺激し合えていると思います。チームとして共通認識としてあるのは三原則と言って『運動量・球際・切り替え』っていうところをどんな練習であっても外さないっていうのを意識していて、この間のミーティングでもここ10年間明治が結果を残し続けているのはこの三原則を常に徹底してきたっていう話があったので。(次戦から)これまで通り、目の前の試合1試合1試合を勝利するってことだけを考えて、一週間の練習に取り組んでいこうと思います」

岩田
「失点後もしっかり下でつないでいけば点は取れると思っていました。かなり蹴ってくる相手だったんですけどそれに付き合わないでしっかりつないで、結果1点目に関われたのはよかったなと思います。後期は、前期から夏にかけての積み重ねがあったからこそ結果として出たと思います。素直に嬉しいですけど、自分としては後期の開幕戦以来点が取れていなくて、納得がいってない状況なので、貪欲に結果という形でチームに貢献していきたいです。自分は前の2試合で、決め切れなかったというのがあって、昨日の時点でスタメン保留という形になったと思っています。それでも使ってくれた栗田さんの期待に応えたいというのがありました。総理大臣杯は厳しい中で逆転勝ちというのをやってきたので、失点しても絶対点は取れるっていう自信はありました。総理大臣杯で培ったものだと思います。今回、みんな、優勝を少なからずは意識していた部分があると思うんですけど、今まで一戦一戦やってきたので、特別なことをやろうということはなかったです。目の前の一戦一戦を全力でやりました。試合前に服部からいつも通りいこうと声かけがあって、いつも通りできたと思います。Iリーグに出てる人たちもIリーグで満足してる人はいないと思うので、今、チーム全体として向上心をやれている状態です。インカレは連戦になっても、大臣杯の経験もありますし、コンディションの面では大丈夫だと思います。油断せず、慢心せずにやっていきたいです。逆転劇が続いていて、やはり先制点が大切という話を栗田監督から受けたんですけど、今回も逆転となりましたが、慌てることはなかったです。残りのリーグ戦は、やはり今、個人としても満足していないので貪欲にやっていきます。(次節に向けて)自分自身結果が出せていないので、こだわって次の試合では点を取れるように準備していきます」

道渕諒平(農4=ベガルタ仙台ユース)
「内容は置いといてこの難しいプレッシャーのかかる状況でしっかり勝ち点3を取れたというのが、すごい自分たちがチームとして成長できているところだなと思うんですけど、まだまだ課題というか改善できる部分はあると思うので、そこをもう一回しっかり振り返ってまた来週につなげていけたらいいと思います。後半相手が勢いを強めてきた時に自分たちが蹴ってしまったり、イージーミスだったり失い方が悪くてカウンターを受けているシーンや押し込まれているシーンがあったので、もっと攻撃の質、ゴール前の質の部分だったり守備の押し込まれたときにどう盛り返すかというところをしっかり突き詰めてやるべきだと思います。(先制されてからの立て直し)セットプレーで失点してしまったので崩されているという感じでもなかったですし押し込まれてもなかったのでやることは変えずに、多少甘い部分があったんですけどもっと厳しくやってやることは変えないというのをチームの11人全員で統一しました。(先週からの準備は)いつもと変わらずやるということが一番大事なことだったので、そこはぶらさずに22節あるうちの1試合という位置付けで、しっかり今までと変わらず取り組んでやってきました。(一試合一試合への向き合い方)毎週自分たちは謙虚な姿勢でサッカーに取り組めているので、その謙虚な姿勢というのがたぶん一試合一試合戦っていくという姿勢につながっていると思うので、これからももちろんまだまだリーグ戦は続くのでそこに対して、優勝したことにおごらずに、でも誇りを持って取り組んでいきたいと思います。(62名での取り組み方)セカンドの選手もトップ、サブの選手もこのリーグ戦の舞台に立ちたいというのは全員思っていて、その周りの思いというのも背負って自分たちは責任持ったプレーをしなくてはいけないし出てない選手を納得させるようなプレーをしなくてはいけないので、そういう責任感があって一人一人そういう舞台を目指すという姿勢がチームに対して貢献するということだと思うので、その姿勢こそが僕らの形の一心なのかなと思います。(勝ち続けている自信)一試合一試合連勝できているのでそこに対しての自信というのはもちろんありますし、自信は持っていますけど謙虚さも持ち合わせるといういいバランスで取り組めていると思います。(優勝が決まって)歴史をつくれて、やってきたことが報われてすごくうれしいですし、優勝したあとの次の試合が大事になってくると思うのでもう一回オフ挟んで来週からまた一戦一戦戦うということはぶらさずに、またやっていきたいと思います。(史上最速優勝です)史上最速というのは周りの勝ち点次第というところもあると思うので、自分個人としては勝ち点記録という記録をつくってリーグ戦を終えたいなと思います。(後期全勝優勝に向けて積み上げるところは)まだまだあると思いますし今日も課題がたくさんありましたし、出た課題を一週間一週間、すぐに改善できるとは思えないですけどそこに取り組むことによって成長できると思うのでしっかりやっていきたいと思います。(3冠、インカレに向けて)リーグ戦優勝決まってますけどそこでしっかり戦う、内容にこだわって結果にもこだわるという戦い方がインカレ優勝につながると思うので、まずはリーグ戦しっかり戦って全勝してインカレに乗り込みたいと思います。(アシスト王は)できれば取りたいですね。今1位なので、もちろんチームが勝つことが一番ですけど自分がアシスト王を取れればチームに貢献できると思うので、そこの結果にもこだわってやっていきたいと思います」

柴戸
「本当にタイトルを取れたってことは個人としてもうれしいですし、チームとしても歴史に残るってことなので、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。チームとして後期は圧倒していくってことを目標に掲げながらこういう風に負けなしで来れたのは本当に一人一人がしっかりやるべきことを意識しながら優勝に向かってチームで統一できたことが優勝に結びついていると思います。優勝は決まりましたけど、また連勝記録を更新できるようにやっていきたいです。4年生がチームを引っ張ってくれてまとまりを出してくれました。それに自分たちが応えたり付いていくことができていたので、本当にチーム全員一人一人の役割と責任を持った行動というのがこのリーグ戦の優勝に結びついていると思います。(全員が優勝に向け練習を取り組めていた)本当に練習から競争もありましたし、セカンドの選手もIリーグでチャンピオンシップを決めたり、現在どこであろうと一人一人がやるべきことをやっているというのと応援もしっかりやってくれたことが優勝できたのかなと思います。チームのためにっていうのを一人一人が考えているからこそそういう行動だったり日々の取り組みにつながっていると思います。(総理大臣杯の優勝が自信に)大臣杯では先制されることは多かったですし、優勝したってことは自信になっていますし、それが今日の試合にも表れていました。リーグ戦を通してみんなが力を出せていました。優勝したからこそ気を引き締めてやっていこうということで、本当に甘さとかは無くせたと思うので大臣杯、リーグ戦優勝しましたけどインカレも隙を無くすことが優勝につながると思います。(苦しいゲームが多かった後期)立ち上がりが悪かったり、後半に点を取られたり自分たちで苦しくしていたんですけど、それを覆すだけの勝負強さであったりタフさは付いてきたと思います。最初からリードして試合を優位に運べるように考えていきたいです。優勝が見えてくると隙ができたり難しいゲームが出てしまうのですけど、本当に4年生が中心となってミーティングを重ねながら本当に自分たちの足元を見つめられていたってことは一戦一戦しっかり戦えていたことの一つの要因だと思います。日々のトレーニング一人一人が声を掛け合ってやれたってことが二つ目の要因です。(残りのリーグ戦で必要なことは)優勝決まったからこそ逆に引き締めないといけないですし、連勝記録も見られてきます。あとは優勝したってことで優勝チームとして見られる中で勘違いせずに隙を作らずやっていくことが残りを戦う要素になってきます。(インカレへのプレッシャー)リーグ戦と大臣杯の2冠は今までなかったですし、インカレに向けて3冠取ることはチャレンジャーでしかないので絶対取らなきゃってプレッシャーよりは絶対取るというチャレンジャー精神でやっていきたいです。(ゲームを振り返って)立ち上がりこそ固さはありましたけど、失点した後にチームがしっかり統一できた良い戦いができるようになりました。局面とか球際とかしっかりやってきてなかなか勝てないこともあって難しかったですけど、自分たちにはやってきたことがあるので自信を持ってやれました。あくまで18節として捉えて戦えていて、今日は今日として戦えていました。優勝が懸かっていた試合ですけど、22試合の1試合として考えていました。残りもここで隙を作っているようならまだまだだと思うのでしっかり4試合勝っていきたいです」

土居
「素直に優勝できてうれしいです。目標はあくまで3冠なのでインカレにいい流れで入ってくためには残りのリーグ戦の4試合は大事だと思っているので一戦一戦大事に戦っていきたいです。チャンピオンという立場なので、相手も当たって砕けろの精神で来ると思います。その中でもブレずに自分たちのやるべきサッカーは土台としてあるのでそれをピッチで表現するだけなので謙虚に戦っていきたいです。でも、まだまだ甘いところもあります。先制点を取るってことは大事で逆転できてるからこそ無失点で勝ちたいって気持ちが出てきます。優勝の実感はあまりないです。チームとしても優勝に目がいってしまうとできるものもできなくなってしまうのでそれはゲーム前から話していました。(なぜ優勝できたか)一番は4年生の服部くんや小出くんはゲームの中で厳しさを追求してくれているのでそれは見習わなきゃいけないですし、来年は自分たちが最上級生としてやっていかないといけません。4年生がやってくれているので付いていかなきゃって気持ちもありますし、単純に勝たせたいって気持ちも強いです。最後も笑って終わりたいのでこれからもしっかりいきたいです。与えられた立場の中で全力を尽くすというのが明治なのでそれが結果につながっていますし、いい競争も生むことができているからチームが強くなっていると思います。危機感も出ますし。(個人として得点が増加)前期はどちらかというとアシストのが多くてやっぱりアタッカーとしてアシストも大事ですけど、最後の得点でチームを勝利に導けるような選手になるように日頃からスタッフに言われていたので、夏のトレーニングや大臣杯で取り組めた結果が今やっと何かつかめた気がしますし、それが結果に表れていると思います。運動量やいかにペナルティーエリアの中に何回も入っていくことが大事だと思っているので、エリアに入ることもスタッフから言われていました。それはトレーニングから意識していましたし、入る回数が多くなったからこそ得点できているんじゃないかなと思います。結果を出さないと上のステージでは活躍できませんし、アタッカーなので結果出してなんぼです。手応えはあるけどあまり過信しちゃ駄目だと思うので、謙虚にやっていかないといけません。トレーニングでやっていることがプレーに出るので、良いトレーニングができていれば良い結果が出ます。決定力にもこだわっています。相手が強ければ強いほどチャンス 少なくなるのでそれを決めるために普段のトレーニングで心がけてます。4試合勝ち切って全勝するってことがチームの目標ですが、個人としてはもっと得点を取りたいですし、アシストも上位に位置しているので個人タイトルを狙っていけるような選手にならなきゃいけないと思っています」