予選敗退多発と悔しい結果に/全日本学生夏季競技会

2016.10.09
 伸び悩む結果になった。夏のインカレと呼ばれる今大会。スキー部が雪上ではなく、グラウンド上で競い合った。種目は3000m、1600mリレー、100mが行われた。明大勢は1600mリレー、100mリレーでは予選落ち、3000mでは入賞者が現れなかった。

 1600mリレーではルーキーが快走を見せた。1人400mを走り、合計1600mを走るリレーでは大会1番の盛り上がりを見せた。第1走者を任されたアルペン部門の仲俣一樹(文1=北部)は前半200mで首位争い圏内に位置し、後半200mに入ると「巻き返そうと思った」と一気に1位に躍り出て、そのまま1位でバトンをつないだ。後続の3走者は2年生とプレッシャーのある中、中高時代に鍛え上げた自慢の足で抜てきに応えた。全体では10位で予選敗退となったものの、仲俣の走りには目を見張るものがあった。長年ポイントを逃しているアルペン部門。宮崎優也主将(政経4=飯山)は「気負わずにやってほしい」と瞬足ルーキーの活躍に期待する。

 2月にインカレを控える。「夏の練習の結果がこの大会に出た」(宮崎)と結果の振るわなかった明大には不安要素が残る。これからあと4ヶ月。どのように修正していくかがカギになる。

[古賀章太郎]

試合後のコメント
宮崎

「リレーはいいやつもいれば、悪いやつもいた。そんな速いってやつはいなかったので、予選はいければいいかなという感じだった。この夏に頑張った人は、今回もそこそこできたし、そうじゃない人は悔しい結果に終わった大会。夏の練習の結果がこの大会に出たんじゃないかな。自分自身はやってみないと分かんないけど、みんなが本調子で臨めればと思う。インカレの目標は一番は表彰台登ることで、これまでの結果を塗り替えていければ。一人一人が質の高い技術だったり体力を身に付けていきたい。アルペンでは関口以外にも仲俣も速い。気負わずにやってほしい」

島田正叡(政経4=南砺平)
「今日の大会は順位とタイムが重要だった。年に数回しかない大会なので、みんな集中していた。(夏合宿では)ローラースキーを基本的にやって、山登ったり、ランニングもやった。体力作りが目的だった。(クロスカントリーのチームの状況は)現在走れるのが2、3人くらいなので、10位に入ることを目標にしているが、入賞するのが難しい。(クロスカントリーのリレーは一昨年は4位、昨年は11位だったが)僕はリレーより個人狙っている。(今季のインカレは最後のインカレとなるが)去年よりは良い順位取れるように表彰台狙って頑張っています。(具体的には)体力面もそうですけど、筋力面と技術面とかそういうところを高めて、スピード勝負とかでも負けないようにしている。(今季のインカレに向けての意気込み)昨年は2種目入賞って言っても、表彰台から少し遠い入賞だったので、今季1種目でも多く表彰台に上がることとリレーでは10位以内に入ることを目標にしていく」

仲俣
「(100m、1600mリレー走られたが)疲れた。(リレーの第1走者だったが)最初200mまで前に人がいたが、後半の200mからは巻き返そうって思った。やっぱり2・3・4走者が2年生だったので、プレッシャーがあった。なので、1位で帰れてよかった。第2走者は4番で戻って、第3走者が3番、第4走者も3か4番で戻ってきた。(今日に向けての練習は)してきた。近くにトラックがあるので、みんなで走ったり、400mを走る練習は結構した。1600mは基本アルペンが走ることになった。中学・高校時代に陸上で400mを走っていたので、足には少し自信があった。(夏合宿でインカレに向けて何をしたか)筋力、持久力、バランスなどを鍛えた」