
(7)最後の総仕上げ 長野合宿実地中
(7)最後の総仕上げ 長野合宿実地中
本格的なシーズン開幕前に行われる長野合宿が10月1日から始まった。過去に長野五輪のスピードスケートが行われたエムウェーブのリンクで選手たちは質を求めて練習に励んでいる。今後は10月21日開幕の全日本距離別選手権を皮切りに、全選手が毎週のようにレースに挑み1月のインカレレギュラー争いを演じていく
「求めるのは量より質」(渡邊勇人主将・政経3=白樺学園)。8月から始まった合宿は中旬から陸上トレーニングから氷上練習へと移行した。帯広で行われた合宿では多くの距離を滑り込み足腰の体力をつけ、長野ではスピードを上げながら実戦のラップに近づける。来季入部予定の篠原克哉(小海)ら3人を含めた13人で切磋琢磨し、質の高い練習で選手個人個人が自己ベストを目指している。
好スタートを切った。9月10日に行われた十勝オーバル競技会では渡邊は500mで会心の滑りではなかったものの36秒94と自己ベストを更新。「素直にうれしい」と喜んだ。合宿の最中に行われただけにフォームなどはバラバラだったため、まだまだ大幅にタイムは伸びる見込みはある。他にも今井裕介(政経1=長野)も自己ベストを大幅に更新。各選手が手応えと課題を見つけたレースとなった。
本格的なシーズンか開幕まで残り2週間。距離別でエースの久保廉(政経2=帯広三条)は「目標タイムに少しでも近づきたい」と1500mで1分50秒に近づきユニバーシアード出場権獲得を狙う。長距離部門も小林耕大(政経2=佐久長聖)と関口顯一(政経1=長野工)が出場。インカレではポイントゲッターとなることが期待されている3人がどのようなレースを見せるか注目だ。
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