
前半で引き離し法大に快勝/関東大学女子2部リーグ戦
スターターは、藤野希生(国際2=埼玉栄)、坂本真祐(情コミ1=山村学園)、松本真衣(理工3=鵬学園)、多久文乃(情コミ2=東京成徳)、萱沼史織主将(情コミ4=埼玉栄)。
ディフェンスを中心に試合を組み立てた。開始約2分ノーゴールが続いたこの試合、先制点を決めたのは法大だった。しかしディフェンスは緩むことなく、マンツーマンディフェンスで1人1人にプレッシャーを与え、1Qを7失点で終えた。「ディフェンスがしっかりと機能していた」(渡辺徹監督)。続く第2Qでも失点を12に抑えることに成功。第4Qでは3連続得点を許したが、パスカットなど、相手の小さなミスも見逃さず、オフェンスでも坂本のドライブからのバスケットカウントなど流れを譲らなかった。残り0.5秒で上澤果林(営2=大阪桐蔭)がダメ押しのシュートを放ち87―67で試合終了。10勝2敗となりリーグ2位が確定した。
自分たちのバスケを取り戻した。前試合終了後は藤野が「自分たちのバスケに持っていけなかった」と話していたが、一転今日は明大らしいバスケを展開。「昨日よりも走れて、パスも前に通って速攻できた」(坂本)。得意とするディフェンスで相手に苦しいシュートを打たせ、リバウンドから速攻で得点する。このパターンで何度も得点を重ね勝利を掴み取った。今試合では坂本の身体を張ったディフェンスに加え、小野尾梨紗(文1=昭和学院)は速攻の指示を出すなど、ルーキーの成長も垣間見えた。
あとは立大戦を残すのみだ。先日、圧倒的な力で全戦全勝だった江戸川大に土をつけた立大。当たりの強さ、リバウンドで流れをもっていかれることだけは避ける必要がある。それに対し、主将の萱沼は「こっちから当たっていけるように気持ちを強く持ってやりたい」と気合十分。残り2戦を連勝で締め、良い雰囲気で入替戦に挑みたい。
[日野空斗]
試合後のコメント
渡辺監督
「ディフェンスがしっかりと機能していたので良かった。リバウンドは昨日の状況からも取れるのは分かっていたから、そこからのパス出しと速攻が昨日より多かった。リバウンドを取ってからの速い展開、速攻がうまくいっていた。速攻がつながったというか、昨日はリバウンドは取れていたけどあんまり速攻の形にならなかった。小野尾とかが指示してだいぶ良くなった。(相手のディフェンスは昨日より厳しくなかったか)厳しいというかあれくらいは当たり前だと思わないと。向こうも最下位を逃れようという立場で必死。だから厳しいけど、うちは下の方では高さがあるから、体をしっかり張ってやれればできる。(次はリーグ最後)昨日の立教を見たらやっぱりうちもかなり苦戦するなという感じ。立教の監督と今話をしたけど、あちらもあと2勝しないと入替戦を逃れられないのでうちに必ず勝とうとしてくる。だから相当必死になってくるので、うちは2位確定しているけど入替戦のこともあるので負けるわけにはいかないから、しっかりとやっていきたい」
萱沼
「仲間同士のタイミングを合わせる、一試合を通して集中するっていうのを課題にしていたけど、そこはできたかなという感じ。法政が昨日よりドライブを入れてきてファウルを誘われたり、少し攻めが強まったかな。ディフェンスはゴール前からプレッシャーをかけて、パス回しとかさせないでシュートできないようにした。強くプレッシャーをかけて、嫌な体勢で打たせてリバウンド取るっていうのが作戦だったのでそこは意識した。今日はあまり寄ってこなかったのでインサイドで攻められて、外からのシュートを抑えられた。後半はみんな走り出してしまってリバウンダーが減ってしまったのは反省。立教は全員でリバウンド飛んでくるので、こっちも全員でリバウンドいかなきゃなという話をした。立教は当たりも強くて、江戸川の時に当たり負けてペースをつかめなかったので、こっちから当たっていけるように気持ちを強く持ってやりたい」
坂本
「昨日あまり攻められなかったけど、今日はうまく修正して攻めれた。法政にリバウンドとかそういうところで中入られて取られる部分もあったので、来週はなくしていかなければいけないなと思う。昨日よりも走れて、パスも前に通って速攻できたりファウルもらったりしたのでみんな良かったかなと思う。(3Pシュートについて)中で攻めれてたから今日は少なかったが、立教は身長も高いし止められることもあると思うので、外で合わせて3Pどんどん狙っていこうと思う。後半はみんなプレイを見ちゃってリバウンドとか飛べないことが多かったので、そこは修正していきたい。立教は昨日江戸川に勝っていて、雰囲気とかも良くなってきてると思うので、しっかりと自分たちのプレーをして相手の流れにならないように中と外のバランスを良くして攻めていきたい」
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