
法大に27点差で勝利もイージーミス多発/関東大学女子2部リーグ戦
スターターは、藤野希生(国際2=埼玉栄)、坂本真祐(情コミ1=山村学園)、松本真衣(理工3=鵬学園)、多久文乃(情コミ2=東京成徳)、萱沼史織主将(情コミ4=埼玉栄)。
思うような試合運びができなかった。最初こそ明大ペースで試合を進めるも、後半に入るとボールを奪っても決め切れず、簡単なパスミスも多発。第3Q残り1分には相手に3Pシュート2本を含めた8点を一気に決められてしまった。続く第4Qではディフェンスを崩され、インサイドからの得点も許してしまう。「なんとかなった、助かったという感じ」(藤野)。相手のミスにも救われ76―49と大差での勝利となったが「自分たちのバスケに持っていけなかった」(藤野)と選手たちの表情は晴れなかった。
序盤は攻守がかみ合った。第1Qは持ち味である堅い守りで相手にインサイドからシュートを打たせなかった。相手の苦し紛れに放たれた外からのシュートが決まらない中、多久のリバウンドや坂本のパスカットなどから流れるような素早いパス回しで連続12得点を奪うなど、着実に点差を広げた。「出だしからしっかりやろうっていうのはできた」(萱沼)。結果、34―17とダブルスコアで前半を折り返した。
リーグ戦2位はほぼ確定だが、残りの3試合をどう戦うかが入替戦にもつながる。「しっかり強いディフェンスもしなくちゃいけないし、オフェンスももっとスピード持った強いプレーをしないと上には勝てない」(渡辺徹監督)。気を引き締め直し、残り3試合を全力で臨む。
[亀井笙子]
試合後のコメント
渡辺監督
「前半は相手を17点に抑えられて良かったんだけど、後半はノーマークからシュートを打たれたり。今日で2位確定のはずだが、そうすると上と入替戦をやるために、上のチームを見据えた形でうちのプレーをしっかりやっていかないといけない。今日の相手はそこまで強いディフェンスでもオフェンスでもなかったんだけど、後半はリバウンドを飛び込まれたりして結構やられている部分が見えた。そういうところを少しでもきちんとやらないとなかなか上には勝てない。だからそこは反省。気の緩みも若干あったのか、というところ。(先週はリーグ戦で初めて負けたが)特にはない。先週の負けはある程度納得の負け方と言ったらあれだが、2試合目は自分たちのやりたいことがある程度やれたので、気持ちは落ちていない。相手がどんなチームでも、しっかり強いディフェンスもしなくちゃいけないし、オフェンスももっと強いスピード持った強いプレーをしないと上には勝てないから、そういうつもりでやろうと伝えている」
萱沼
「もっときっちりやらないといけなかったが、ミスしたりとかリバウンド取られたりとか全体的に締まりのない試合になってしまったっていう印象。出だしからしっかりやろうっていうのは江戸川大の時の反省でもあって、それはできたけれど、継続できなかったっていうのが今日の反省点。だから、1試合続けられるようにしっかり意識してやっていきたい。(オフェンスは)もうちょっと5人のタイミングが合った方がよかったかなって。1人が攻めていくときに4人が見ちゃったりとか。ミスしたら止まらないとか基本的なところ、みんなが休憩しないように5人で一つのシュートを決められるように明日は意識してやっていきたい。(継続できなかったのは)やっぱり声もそうだし、戻りが遅いっていうのも。集中はしていたと思うが、切り替えが遅かった。ミスしてしまっても次をしっかりやるだけなのにそれでずるずるいっちゃったところが個人としてもチームとしても良くなかった。切り替えがもっと一瞬でできるように、その前にミスしないようにっていうのは気を付けたい。気持ちの面でも動きの面でも切り替えをしっかりできるようにしたい。今日勝ってはいるが、内容に関しては反省点がいっぱいあるのでそこは修正してきっちり勝てるように、立教との試合とつながるようにしたい」
藤野
「あんまりしっくりこないというか。勝ってはいたが、自分たちのバスケに持っていけなかった感じがある。ディフェンスからのチームだから、ディフェンスとリバウンドとルーズを頑張ってやれたら速攻ができて明治らしく戦えたと思う。今日はセットプレーばかりになって、それと中でばかりになった。明日はもっとリバウンド、ルーズを頑張っていきたい。(個人としては)最初はうかがいながらやっていた。それで引いちゃってた部分があったので最初から自分のプレーができれば。(ディフェンス)自分たちのディフェンスは、押さえることができていたというより相手が攻めることができていなかったと言ったら言い方は良くないが、自分たちとしてはなんとかなった、助かったという感じ。明日は自分たちのバスケができるように頑張ります」
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