
明大Bが流れに乗れずベスト4/関東学生チームカップ
力及ばずベスト4に終わった。3~4人のチームでシングルスのみ戦い、先に3勝したチームが勝利となる今大会。明大はAが棄権したため、B~Hの7チームが試合に臨んだ。しかし、他校の勢いに圧倒され準々決勝まで残ったのは明大Bのみ。その明大Bも準決勝でエースの集まる専大Aに敗れ、決勝進出はならなかった。
勝利をつなげられなかった。準決勝に臨んだ明大Bのメンバーは船本将志(商3=野田学園)、そして主力メンバーでもある酒井明日翔(政経2=帝京)と渡辺裕介(商2=明徳義塾)。1番手に出場した酒井は第1ゲームこそジュースにもつれこんだものの、その後は「自分から積極的に攻めていけた」(酒井)とストレート勝ちで1勝を挙げた。しかし2番手の渡辺が敗れ、次に登場したのは船本。「とにかく思い切ってやろうという気持ちでいった」(船本)と第1、第2ゲームを連取した。そのまま勝利を決めるかと思われたがそうはいかなかった。サーブが相手に効かず、第3、第4ゲームを奪われるとゲームカウント2―2。勝利の行方はファイナルゲームに託された。何としても勝ち星が欲しいところだったが、終始リードをされる展開。接戦を制することができず敗れた。チームカウント1―2で後がない状況で再び登場した渡辺。「気持ちの切り替えがうまくいかなかった」(渡辺)と2番手での敗戦を吹っ切ることができず敗れ、ベスト4が決まった。
今まで主力として大きな役割を果たしていた4年生が来年には抜ける。そんな中、今後チームを引っ張っていく存在でもあるこの3人。気持ちを入れ直し、10月末に行われる全日本大学総合選手権・個人の部に照準を合わせる。団体戦ではグランドスラムを達成し強豪の名をとどろかせている明大。「単複ともに優勝目指す」(渡辺)と個人戦でも次こそは王者の名に恥じない結果を残してみせる。
[花岡桃]
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