
諱&西脇、ベスト4も悔しい敗戦/関東学生選手権5日目
下級生の力に押し切られた。夏関で初めて準決勝に進んだ諱の対戦相手は、リーグ戦で澁田大樹(商4=鳳凰)を激戦の末に破った島袋。「楽しみにしていた」という一戦だったが、この日のコートは相手の本拠地の早大テニスコート。「気にしないようにはしていたけど無理だった」と大勢の応援に押されてしまい、本来の実力が出し切れない。相手の切れ味の鋭いサーブと深いボールで振り回され、第1セット目を落とす。第2セット目も嫌な流れを断ち切れず、3―6で連続で落とし敗戦。決勝進出とはならず悔しい結果となったが「僕たちの本番はあくまで王座」と諱。この敗戦を最後の大一番王座につなげる。
頂点まであと一歩届かなかった。西脇の決勝の相手は諱を破った島袋。第1セット目は早いサーブからの力強いボレーのコンビネーションで、相手に攻撃のスキを与えず6―3で先取。主導権を握ったかに見えたが「自分にプレッシャーをかけてしまった」と勝ちを意識してしまい、第2セット目はサーブやショットでミスを連発してしまう。このセットを3―6で落とすと、第3セット目も修正しきれず3―6で落とし、逆転負けを喫した。試合後には「ここでしっかり修正して王座では必ず借りを返したい」と西脇。下級生相手にやられっぱなしではいけない。最後のチーム戦で必ず雪辱を果たす。
男子シングルスはベスト4に2人が入る結果となった。しかし負けたのは共に王座でライバルとなる早大のエース格。相手が相手だっただけにベスト4という結果に喜んではいられない。王座奪還という最大の目標に向けて2人は突っ走る。
[佐々木渉]
試合後のコメント
諱
「アウェー感をものすごい感じました。気にしないようにはしてたんですけど、無理でした。雨で休めた分調整は出来てましたし調子は悪くなかったです。室内は体力的にきつかったです。(相手)サーブも良くてでかいので。パワーがあるので打ち合いになったら負けちゃうし。どうしようかなって感じでしたね。初めての対戦で、リーグで澁田も負けてたので楽しみにしてたんですけど。1年生で昔から強かったので。(4年間個人戦)夏関は1年では実績挙げられなかったし、3年も2回戦で負けてたので。その中でベスト4まで来られたのは成長はしてるかな。(王座)30年ぶりなので思いっきり楽しんで優勝します」
西脇
「決勝は自分にプレッシャーをかけたり周りを気にしてたり、他のことを気にしたりしてたんで、もっと自分のことを考えて、気持ちのコントロールをしてればたぶん勝てたのかなと思いました。(相手)ポテンシャルを見せたかったんですけど、ファーストセットからの流れが悪かったので、ここで修正して王座では借りが返せるように、頑張っていきます。(2セット目)相手がリターンしっかりしてきて仕方ない部分もあったんですけど、冷静に僕がサーブを決めたりショットを冷静に決めてれば勝てたのかなと思います。夏関の前からかなり大会が立て込んでて今は体力が一番厳しいです。(王座)チームが勝てるかはそれぞれの気持ち次第。勝ち切りたいです」
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