法大に敗れリーグ戦2連敗/関東学生1部秋季リーグ戦

 秋季リーグ戦第2戦、法大相手に7―21で敗れ2連敗となった。第1Q、相手側の攻撃で始まると早々に先制TD(タッチダウン)を許す。さらにもう一本TDを決められ、前半終了時点で14点差。第3QにRB#32小泉亜斗夢(政経1=足立学園)がTDを決め点差を縮めるも、直後にTDを返されリードを許したまま試合終了となった。

 流れを引き寄せられなかった。第3Q、自陣26ヤードから攻撃を始めるとフリーだったWR#11阪本真一朗(政経3=駒場学園)にパスが通り49ヤードでファーストダウンを獲得。すると、その地点でWR#7森平貴大(営3=横浜栄)が37ヤードのロングゲインを決め、エンドゾーンまで残り14ヤードまで詰め寄る。そこから刻み1ヤードまで行くと最後小泉がダイブプレーでTDし歓喜に沸いた。しかし「一発で取られてしまった」(DB#28杉山将太主将・文4=日大三)と相手のロングパスを止められず、直後にTDで返され、チャンスを生かせなかった。

 立ち上がりが課題だ。「格上のチーム相手に最初二本とられてしまったのが命取りだった」(岩崎恭之監督)。前半開始早々に2本のTDを決められ、14点のリードを許したのが最後まで響く結果となった。さらに、第1Q、残り1分3秒で始まった法大の攻撃。敵陣11ヤードでLB#6茂木崇宏(政経2=佼成学園)がパスインターセプトを決め、絶好の位置で攻守交代。しかし、「ディフェンスのつくってくれたチャンスをミスで壊した」(南)。南が森平にパスを出すも原(法大)にインターセプト返しをくらい、得点圏でのチャンスを十分に生かせなかった。春季から継続的に立ち上がりの弱さが課題に挙げられているが、なかなか試合で成長が見えてこない。今後さらに強豪校との戦いが控えているなかでスタートは重要課題だ。
 
 リーグ戦が幕を開け試合感覚も取り戻してきた2戦目だが、一勝が挙げられない。しかし、2試合とも善戦を繰り広げての敗戦だ。「上位でも力量差があるわけではない」(岩崎監督)と自分たちのフットボールができれば勝利の可能性はある。次戦の相手は格上の日大だが「絶対負けられない試合なので必ず勝つ」(杉山主将)と勝利を目指し突き進む。

[花岡桃]

TEAM TIME PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER(S) G/NG Score
◆得点経過◆
法大 1Q3:37 29yds RUN #14小林 K #37木村 G 0―7
法大 1Q5:43 11yds RUN #28今井 K #37木村 0―14
明大 3Q9:47 1yd   RUN #32小泉 #19山田 G 7―14
法大 3Q10:27 36yds PASS #4鈴木→#81阿部 K #37木村 G 7―21
明大 法大
◆法大戦スコア◆
タッチダウン
P.A.T. (1点)回数-成功 1-1 3-3
(2点)回数-成功 0-0 0-0
フィールドゴール 回数-成功 0-0 2-0
セイフティ
1stダウン(ラン-パス-反則) 11(6-5-0) 13(5-7-1)
パス 試投-成功-INT 31-15-1 24-13-1
獲得ヤード 143 179
ラン 回数-獲得ヤード 34-169 28-131
攻撃 回数-獲得ヤード 65-312 52-310
反則 回数-喪失ヤード 6-70 2-25
ファンブル 回数-喪失回数 2-0 0-0
3rd DOWN CONV. 17% 2/12 38% 5/13
4th DOWN CONV. 50% 3/6 100% 1/1
ボール所有時間 26:52 21:08

試合後のコメント
岩崎監督

「(今日の試合)格上のチーム相手に最初二本とられてしまったというのが命取りだったなと思います。細かなタックルミスからずるずるいかれてしまって二本TDを取られた1Qがすべてだったかなと思います。あとは、ディフェンスも修正できたのでディフェンスはある程度の成果が見れたかなと思うんですが不用意な一発だったりとか、オフェンスからすれば不用意なインターセプトそういったところが命取りになってしまったかなと思います。(立ち上がり)毎年そうなんですけどスロースタートなんでその間に先制TDを二発くらってそれが最後まで響いてしまったというのが敗因。スロースタートじゃない形で何とか調整できればと思います。(法大対策)もちろんしてはいるんですけど向こうの方が上だった。(法大のFG前のタイムアウト)あれは作戦。常套手段というか相手にプレッシャーをかける意味で。二回とも外してくれましたけど、三回目も。(インターセプトで攻撃権を得た直後インターセプトされた)ああいう不用意なインターセプトというのがあそこで取り切れなかったのが最後まで。雰囲気はもうやってしまったことはしょうがないのでそれはもう練習の中でどう生かすか。試合の中では気にしたらきりがないので。(TD直後に相手にもTD)もちろんオフェンスがまた一からとれば俺たちだったらできるということを言いました。(一年生)使ってます。LBの徳茂もそうですし、フルメンバーではないのでどこのポジションにもある程度けが人がいるのでその中でベストのメンバーでやってるというだけなのでそれはしょうがない。(終盤の攻撃権が法大に)タイムコントロールされたというのがありますけど、ただオフェンスで取り切れなかったからこそコントロールされちゃってるところがあるんでディフェンスはよく頑張ったかなと思います。(慶大戦後のモチベーション)そんなに上位でも力量差があるわけではないので星の潰し合いだってあるかもしれないということを学生たちもわかってますしまだまだあきらめない。(次の日大戦)うちは挑戦者。格上チーム相手にどれだけうちのフットボールができるかというところですね。(改善点)オフェンスがもっと時間を使えるようにですかね。ディフェンスにだいぶ負担がかかってしまっているのでオフェンスで時間を消費しきれなくてディフェンスに全部負担がいっちゃってる。ずるずるいっちゃってる原因でもあるのでオフェンスでもうちょっと時間を使えるような形でやりたいと思ってます」

杉山主将
「春からずっと課題だったスタートという部分で、まだ秋でも修正できていなかったと思う。雰囲気はよかったが、まだ詰められるところを詰められなかった。勝てる内容ではあったので、次の日大戦は、今日出たミスを修正して必ず勝ちたい。(第1Qに連続TDを許したことについて)最後までの集まりだったりパシュートだったりが、一人一人甘かったなと思う。(第3Qに流れをつかみかけたところで相手にTDを許してしまったが)7点差という僅差まで詰められて、相手も焦ってロングパスを出してくるというのが分かっていたのにもかかわらず、一発で取られてしまったので、1対1で競り負けたなと感じた。(試合を通じてのディフェンスへの評価)最初の立ち上がりで点を取られてしまったので、ディフェンスが点数取られなければ、試合の流れも変わってくるとおもうので、次の試合までにしっかり調整したいと思う。(1年生のディフェンスへの評価)サードダウンロングのシチュエーションで、引いてしまった。いい場面もあったが、どうしても引いてしまった場面があった。これからの課題として自分自身でしっかり見つめ直してほしい。(春からの変化は)1試合を通してチーム状況というか雰囲気は良くなってきたので、雰囲気はこのまま継続して、あとはディフェンスだったらスタート。春からの課題なので、そこをもっと突き詰めたい。(オフェンスについては)細かいミスだったり、ファーストダウンが惜しくも取れないというのが練習から出てしまっているので、練習から厳しくやっていきたい。(上位校に善戦しながらも勝ちきれない試合が続いたが)勝たなければ意味はないので、これから2試合また強いチームと戦うので、この2試合をしっかり勝って、あと続く5試合も必ず勝って終わりたいと思う。(勝ち切るために必要なことは)一人一人の意識。気の緩みというよりも、あと一歩引いてしまっている部分があったので、気持ちの面でもプレーの面でもあと一歩及ばなかった。(ここから強豪2校と対戦だが意識したいことは)オフェンスだったら細かいミスだったり、確実なゲインであったり、ディフェンスだったら確実なタックル。TDは一発。そういった細かいところをしっかりと見つめ直してやっていきたい。(故障者が出てしまっているが)シーズン通じてケガはつきものだと思うので、そこをどうカバーするかが重要。出る人一人一人がどれだけ意識高くできるかが重要。(今後の意気込み)あと5試合、絶対負けられない試合なので、必ず勝つ。まだ甲子園を諦めてないので、あと5試合必ず勝つ」


「立ち上がりが悪くて後半からエンジンが掛かったが、それでは遅すぎる。練習の取り組みが甘かったことが現れたと思う。自分がディフェンスのつくってくれたチャンスをミスで壊したり、大事なところで反則が出てしまったことはこれからもっと詰めていかないと今後もうまく攻められない。法政のディフェンスのプレッシャーは慶応よりも感じた。そこはOLのプロテクションの問題でもあるので、ブリッツのピックだったり基本的なことをもう一回練習しないといけない。まだミスが多くて自滅しているだけなので勝てる相手ではあると思うのでもったいない。自分としてもラストシーズンなので自分が流れを変えてチームを勝たせたい」