
切詰が同校対決を制す 女子単は3選手が勝ち上がり/関東学生選手権2日目
4年生の貫禄を見せつけた。2回戦で早くも同校対決となり、切詰と池添が熱い火花を散らした。序盤はゲームの奪い合いとなったが、3-3から池添が一気に3ゲームを奪取。切詰は第1セットを落とすこととなったが第2セットは着実にゲームを奪っていく。しかし第5ゲーム目を取ったあと粘りを見せる池添にブレイクを許すなど5-5に追い付かれてしまうもすぐさまブレイクバックし、そのまま第12ゲーム目も奪い第2セットをものにした。続く第3セットは圧巻の6ゲーム連取。一気に試合を決めた。後輩との対決に「どうしたらいいのかなと思いながら入ってしまった」と迷いもあったが最後まで戦い抜いた。池添の思いも背負って次戦に挑む。
経験値を積み重ねていく。関東学生選手権初出場となった池添だったが、先輩である切詰を相手に善戦した。前に出てボレーを決めることを意識するなど自ら勝つためのプレーを勘案。日ごろの練習ではセットを奪うことも難しかった中、第3セットまで持ち込んだ。惜しくも2回戦敗戦となったが「プレーもだいぶ良くなってきた」(切詰)と期待を寄せられている。今後のチームを担う存在となれるか目が離せない。
男子シングルスは4年生のみ、女子シングルスも3選手のみの勝ち上がりとなった。明日からは男女ダブルスの試合も始まる。一つの一つの試合を確実に勝ち抜き、今シーズン未だ無冠のチームに栄冠をもたらしたい。熱い戦いの日々はまだまだ続く。
[秋山祥子]
試合後のコメント
切詰
「後輩っていうことでちょっといろんなことを考えながらやってたんですけど、最終的に勝ってよかったです。調子は全然悪くなくていつも通りの感じで最初は相手がよかったかなって感じです。(後輩との対決)僕はポイントとか関係ないんですけど向こうは今後のポイントとかにつながってくるので、どうしたらいいのかなと思いながら入ってしまったので余計ああいう感じになってしまいました。やっていて、しっかりやって負けたら仕方ないなと思ったのでやるだけしっかりやるって感じでやりました。池添は後輩の中でも最近良くやり出して、テニス以外の面でもストレッチとかテニスで勝つために良く行動し出して勝ち始めてプレーもだいぶ良くなってきたので期待できる後輩だなっていうのはあります。(第2セットのジュース)僕はどっちかというと取られてもそんな気にすることなかったので淡々とやってたんですけど、向こうが決めるかミスるかっていうパターンだったので僕は特に何もしてないって感じです。(次戦への意気込み)同校対決で勝ったので池添の分も僕がしっかり勝つっていうのが任務というか責任感を持ってしっかり次と勝てるように頑張ります」
池添
「勝てるチャンスがいくつかあったんですけど、要所で取りきれないっていうのがまだまだいけないって思いました。セカンドセットで切詰さんから5-4でブレイクしたのにその次のゲームであっさりブレイクバックされてしまって、そこでやっぱりしっかりキープできないと流れも悪くなってしまうのでそこはキープしたかったです。(先輩との対戦となったが)今回初めての関東学生だったっていうこともあるのでここで勝ちたかったですし、あたるのもここで最後だと思っていたのでやっぱり勝ちたいっていう気持ちは強かったです。(第3セットまで持ち込めたことについて)この1年半ずっと一緒に練習してきてセットを取れることってあまりなかったので、しかも自分から主導権を得ることができたのでそこはこの1年半で成長できたかなと思います。(前に出るプレー)自分でも意識していましたし、どうやったら勝てるかって考えた時に相手のバックに打って自分のボレーで決めるっていうのが一つあったのでそれを意識してやってました。(今後について)4年生4人が抜けてしまうとどうしても戦力ダウンになってしまうのがあると思うんですけど、そこで戦力ダウンさせないためにも自分もそうですし他の選手が一人一人次は俺たちがって気持ちでやらないといけないと思います。(試合から学んだこと)この試合期間を通して、初めての関東学生だったんですけどそれでも通用した部分は結構あるんだなってすごい感じたのと課題も結構見つかったのでそれを修正するために練習していきたいと思います」
関連記事
RELATED ENTRIES