
リーグ戦初勝利 入替戦争いは最終戦へ/関東学生1部秋季リーグ戦
今回の試合では、小泉が試合を通じて76ヤード獲得するなど168ヤードをランで獲得。前2試合では68ヤード、53ヤードと二桁台だったのに対し格段にランでの獲得ヤード数が増えた。明大の武器ともいえるランプレーが復活を果たした。
運命は最終戦に託された。下位2校が入替戦に回るが、現在1勝5敗の7位につけている明大にもまだ希望は残されている。最終戦の中大との対決に勝利することだ。中大は強豪の日大を倒した決して甘くはない相手。負けた方が入替戦という両者の意地がぶつかり合う戦いだが、「最後は必ず勝ちたい」(DB#28杉山将太主将・文4=日大三)。TOP8残留をストレートで決めるためにもあと一勝、何としても負けられない。
TEAM | TIME | PLAY | PLAYER(S) | PAT | PLAYER(S) | G/NG | Score |
---|---|---|---|---|---|---|---|
日体大 | 1Q8:04 | 51yds FG | #12関根 | ― | ― | ― | 0―3 |
明大 | 2Q10:47 | 27yds PASS | #18南→#7森平 | K | #19山田 | G | 7―3 |
日体大 | 2Q12:00 | 41yds FG | #12関根 | ― | ― | ― | 7―6 |
明大 | 3Q6:48 | 6yds RUN | #32小泉 | K | #19山田 | G | 14―6 |
明大 | 4Q6:14 | 17yds PASS | #18南→#7森平 | K | #19山田 | G | 21―6 |
日体大 | 4Q10:48 | 1yd RUN | #10北詰 | P | #15日高→#11小林 | G | 21―14 |
明大 | 日体大 | ||
---|---|---|---|
タッチダウン | 3 | 1 | |
P.A.T. | (1点)回数-成功 | 3-3 | 0-0 |
(2点)回数-成功 | 0-0 | 1-1 | |
フィールドゴール | 回数-成功 | 0-0 | 2-2 |
セイフティ | 0 | 0 | |
1stダウン(ラン-パス-反則) | 15(9-6-0) | 15(4-11-0) | |
パス | 試投-成功-INT | 16-11-0 | 32-16-1 |
獲得ヤード | 143 | 189 | |
ラン | 回数-獲得ヤード | 30-168 | 31-92 |
攻撃 | 回数-獲得ヤード | 46-311 | 63-281 |
反則 | 回数-喪失ヤード | 2-10 | 2-10 |
ファンブル | 回数-喪失回数 | 1-0 | 0-0 |
3rd DOWN CONV. | 33% 3/9 | 21% 3/14 | |
4th DOWN CONV. | ―% 0/0 | 100% 4/4 | |
ボール所有時間 | 22:28 | 25:32 |
試合後のコメント
岩崎恭之監督
「結果、勝って良かったなというか、まず一勝できたことが大きいかなというところ。今日は一年生の小泉とか一年生も含めてチーム一丸となって勝った勝利かなと思います。ただ、一番最後勝ちが決まっているなかでちゃんと時間の消費だったりとか、そういった細かいところが出来なかったというのは課題ではあります。動きは良かったと思います。最後まで動き続けたことが勝因。もう後がないので、背水の陣というか、取り組む姿勢とか何もかも変えてできたんじゃないかなと思います。(ロングゲイン)結果論ですけど、練習の成果が出たのかなという気がします。(中大戦)中大戦に勝たなければ入れ替えなので全力で勝ちにいくだけです」
杉山主将
「最初のディフェンスをしっかり3つで止められたのはよかったが、最後のTDはもったいなかった。オフェンスはまずランからということを練習からやってきて全体を通してランが機能していた。やはりランが機能しないとパスも通らなくなるので。明治は昔からランが強いのでまずはそこから練習してきて練習通りになったのが良い流れになった要因だと思う。だけど、ディフェンスは最後点を取られてしまったということはやはりまだ甘いのかなと思う。自分たちは1勝するというのはまず絶対だったので前日の中央が勝ったとか、立教が勝ったというのは関係なくまずは目の前の勝利を目指そうと選手たちには伝えていた。もう入れ替え戦は考えていないのであと1勝してTOP8残留を決めて、来年後輩たちに強豪校として戦ってほしい。今まで以上にドライブだったりしっかり3つで止めるということが中央はもっとうまいので、細かいところをしっかり詰めて、オフェンスだったら確実に取れるTDまで持っていく、ディフェンスだったらしっかり3つで止めて流れを変えるということをこの2週間でやっていきたい。最後は必ず勝ちたい」
南
「ずっと課題だった立ち上がりが悪くてそこをでも後半前に立て直せたのでしっかりはまるところははまれたので良かったかなと思います。本当に負けられない試合だったのでしっかり4年生として、オフェンスリーダーとしてQBとしてしっかりオフェンスの雰囲気作って必ず勝とうと思ったんで本当にまず一勝できて良かったです。(三つのTD)本当に全員で取れた点かなと思っていて、そのなかで二本をパスでTD取れたので良かったと思います。(ロングゲイン)まずランをだそうとみんな必死だったんでランが出たからこそやっぱりパスが決まったのかなと思ったので本当にオフェンス全員で取れた点かなと思います。相手のディフェンスが複雑だったのでランを出そうという感じでした。(変わったところ)立大戦も立ち上がりが悪くて、立て直せなかったのでディフェンスでもとられて、ターンオーバーとかも多かったので、今日は大きなミスは少なかったので、良かったかなと思います。今日はランも出て、パスも出て、要所で決めることができたのでそこが良かったかなと思います。ターンオーバーも無かったので。(一年生)一年生ですけど、試合に出てるので同じ扱いしてしっかりプレーしろと言いました。(中大戦)4年生の集大成で負けたら入れ替え戦になってしまうので本当に死んでも勝ちます」
森平
「ここまで5試合全て負けてきてもう後がない状態だったので、その中では練習中からとてもいい雰囲気でできていたと思う。5試合負けてしまったことは割り切ってもう勝たないとという雰囲気はチームにあった。ランがうまく決まっていたのでWRもやりやすくはなっていた。TDも自分に来るかなと予測はしていたので、パスをしっかり決められたのはとても大きい。入れ替え戦だけは回避という思いはある。今日の試合もいい雰囲気だったので、このまま上昇気流に乗って最後勝って終わりたい」
茂木
「ディフェンス全体としてミスはありながらも勢いでもっていけたのは大きいと思う。この試合勝たなかったら意味がないので、この試合で全て出し切れるように準備してきたので。あとは練習でやってきたことをグラウンドで出し切ることができた。4年生が意識を入れ替えてくれて、4年生主体で自分たちは付いていくだけだったので4年生のおかげ。チームの状況も変わって日体大戦まで良い雰囲気でできていた。今日杉山さんが抜けたときに混乱した部分があったのでそこはやはり自分たち後輩が盛り上げていかないといけないと思っている。自分はまだ安定感がないので、毎試合安定感あるプレーを考えている。今日もインターセプトは良い場面でできたのは自信にはなるが、まだ詰めが甘い部分はあるがあったと思うので良いプレーしても調子に乗らないで謙虚にやっていきたい。この2週間チームの練習からもっと良い雰囲気でやっていって中央戦でやっていったことを100%出せるように準備していく」
小泉
「最初の立ち回りが良くなくて、自分が初めて最初から出た試合だったのですけど、それでも最後はディフェンスのおかげもあって勝つことができて良かったと思います。今日で勝たないと後がないなというか、入れ替え戦になっちゃうのでそれだけは避けたいなという気持ちで。自分が初めて出る試合でもあったので気合いは入ってました。(TD)オフェンス、OLがしっかり止めてたということもあってすごい開いてたので後は僕が突っ込むだけだったので、僕は特になにもしてないです。OLのおかげでとれたTDでした。もともとショートゴールラインとか得意だったのですごく気合い入って、絶対とるぞという気持ちで突っ込みました。(リーグ戦初勝利)ゴールとしてはもう一戦勝って、入れ替え戦避けたいので次の試合どう勝つかということを考えてます。(先輩との連携は)今日、自分が結構ミスしちゃったんですけど、先輩が気にすんな、切り替えろとか言ってくれて、助けられて、緊張もすごくしてたんですけど、QBの二人に助けられた試合でした。(ロングゲイン)ロングゲインはしたんですけど、あまり取れないというのが今の課題なので、もっとスピードと判断力を高めて次の試合またTDを取れるように頑張りたいと思います。(中大戦)とりあえず次の試合も最初から出られることを目標として、試合に勝つ。どれだけチームに貢献できるかというのを課題として頑張りたいと思います」
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