
後期リーグ戦開幕 後半巻き返し、4―1で国士大に勝利!/関東大学1部リーグ戦
これからは逃げ切る立場だ。2位との勝ち点差6と大幅のリードで後期リーグ開幕戦を終えた。次節の相手は現在10位に沈む専大だが、前期リーグ戦では2―2と煮え切らない試合だっただけに次こそ勝ち点3を奪いたい。「試合の入りをしっかり意識して取り組んでいきたい」(岩田)。前期首位ターン、総理大臣杯優勝と勢いに乗っている明大だが、優勝が決まるまで油断は禁物。首位堅守で一戦一戦を勝ちにいく。
[臼井美理亜]
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試合後のコメント
栗田監督
「初戦勝ててよかったです。頭では勝っただけじゃなくて厳しい試合をしなきゃいけないとみんな分かっていたんですけど、実際はやっぱり消極的で受け身に立ってしまう前半でした。それをハーフタイムにみんなでやるべきことを修正して、そこで修正する力があったので、勝てたのかなと思います。リーグ戦なのでしっかり守備をやろうと話しました。でも、守備と言っても受け身に立つのではなくて、我々がやっている積極的にハイプレスをかけていくというサッカーをやろうと言ってたんですけど、なかなかそこの出足が前半は悪かったです。その中で、立ち上がり6分で失点してビハインドになってしまったんですけど、後半は、積極的に出足が良くなりました。また、配球するボールの背後のところがはっきりしてきたので相手を疲弊させるサッカーになったんじゃないですかね。ああいう積極的なサッカーをすれば力はあるので、立ち上がりからしっかりできなきゃいけないし、攻撃の起点ができたのかなと思います。失点しないでゼロで抑えることをもっと突き詰めていかなきゃいけないです。(交代の選手が活躍)今日は交代の選手に尽きると思います。早坂が入ってからボールが動くようになったし、櫻井も左サイドから右サイドに変わった瞬間に、なかなかインパクトあるシュートを打ってくれました。巽も、松本選手(国士大)が入ったところを高さでしっかりクローザーとして動いてくれました。交代した選手が活躍した一方で、先発で出てきていた選手はもっとやんなきゃいけない。(GKの起用)服部がケガ気味で長沢を使いました。練習から非常に充実していまして、この1年間で人間的にも成長しましたし、今日もファインセーブやCKのパンチングなど体張ったシーンが見れました。フィードも良いので安定感もある選手だと思います。(気を引き締めることがこれから大事になってくるのでは)前期首位でターンして、大臣杯で優勝して、自信は付いてきているのは事実ですけど、学生スポーツなので過信になると一気に緩くなってしまうので、そこのコントロールがこの初戦では一番難しいと思っていました。その中で勝てたというのは後期リーグ戦が始まったということをいい形でなれたと思います。疲労も大臣杯の後に1週間休みを取って一人一人大いに休んだと思います。去年は本当に疲労が残ってしまっていたが、去年よりは残っていませんでした」
岩田
「後期の初戦ということで、前半の入り方っていうのは本当に意識してやろうと思っていたし、最近の練習試合でも前半の入りで失点する形が多くて、そこを課題としてやってきたんですけど、ああいう形で失点してしまいました。前半なかなか流れを変えられなくて、ハーフタイムで監督からしっかり喝を入れられて、後半は裏にフォワードが流れて機転を作ろうっていうのをしっかり意識してやった結果ああいう形で逆転できました。後半みたいな試合を前半からやっていかないと今後の後期の試合はきつくなると思います。(得点シーンは)海(柴戸)からいいボールが上がってきたので決めるだけだったんですけど、前期ケガしていて、大臣杯で復帰してからなかなか得点という形で結果を残すことができなくて、チームは優勝したんですごく嬉しかったんですけど、どこか素直に心から喜べない部分は自分の中にはあったので、そういう面でやっぱり得点というところにこだわりもって後期に臨もうと思っていたんで初戦で決められて良かったです。(どういう気持ちで試合に臨んだか)今日の初戦が本当に後期リーグ11試合を全部占うって言っても過言ではなかったと思うのでその点でまあ内容も大事なんですけどしっかり勝つことにこだわって臨みました。(次の試合に向けて)前期の専大戦は引き分けで終わって自分自身もチームとしてもなかなかいいゲームができなかったんで、しっかり勝つところと、前半から今日の後半のような試合が次の試合ではできるように自分たちの総理大臣杯からの課題である試合の入りをしっかり意識して取り組んでいきたいと思います」
小出
「前半のサッカーは自分たちの悪いところが出てしまって、立ち上がりのサッカーが課題でそこが修正できなかったです。勝ったのは良かったですけど、反省するところはいっぱいあると思います。ハーフタイムは、切り替えであったり、球際での運動量であったり、そういう部分で国士に負けていたので、戦術よりは基本的なところが負けているという話しがありました。後半はそこの部分でまず勝とうと。(キャプテンマークを付けての出場)特に意識はしてないですね。いつも通りやろうというのを心がけていました。(服部選手からは)『頼んだぞ』という一言だけもらいました。(相手のトップのスピードについて)相手が速くてちょこまかしているというのはわかっていたので、うまく対処したかったですけど、そこも反省の一つで、もっと上手く守れたんじゃないかなって思います。(次の試合に向けて)今回の反省をしっかり生かすということと、一つ一つしっかり戦って連勝で終わりたいと思います」
早坂
「チームのためにうまく方向を戻せればいいと思ってピッチに出ました。結果として4得点付いてきたので良かったと思います。(ボランチでの出場について)大臣杯の大体大戦もボランチだったので、ピッチに入るときにスッとイメージ良く入ることが出来ました。土居に対してのアシストは、試合出るまで明治全体として裏のボールがなかったので僕が入ったことで裏のボールを積極的に入れていこうと思いました。上手く土居が抜け出してくれたのでよかったです。柴戸に対してのアシストは、思い切りよくチャレンジしたらピンポイントでした。今回いい形で終われたので、専大戦に向けて今日から切り替えていい準備で迎えるようにしたいです」
柴戸
「前半に関していえば、とても酷い試合だったので、前半から後半みたいな試合をしないともっと辛くなってくると思うので、今日は勝ったことは良かったですけど、反省すべきことは多かったです。中盤のセカンドボールでも、後手に回ってしまい、相手に拾われるシーンも多くて、フォローが遅れていって空いているところを突かれることが多かったです。攻撃に関しても全て後手後手で自分たちからもっと動いて、予測を増やして先手先手でいかないと前半のような試合になってしまいます。自分たちから主体となってやらなきゃいけません。ハーフタイムにはスタッフ陣から『アドバイスが見当たらないくらい酷い』と言われて、走って積極的にいく話をしました。その中でしっかり走って戦いにいけたっていうのは後半のような試合ができた要因だと思います。(個人として)前半は本当に酷いプレーが続きましたが、そこは自分で切り替えて、後半にどれだけチームに貢献できるかって自分の中で考えました。ボランチが変わって豪くん(巽豪・法4=國學院久我山)になって、自分が前に積極的にいくようにしました。後半に入ってきた選手が結果を出したり、チームに勢いを与えてくれたので、全員で戦うって部分は良かったですけど、前半からスタメンで出ている自分としてはもっとやんなきゃいけないと感じましたし、やらなきゃいけない責任があると思います。ハヤくん(早坂)も落ち着いてボール回してくれるし、セカンドボールも拾ってくれるので、自分は前にいって攻撃参加する連携は取れていたと思います。次の専大戦は、前半からしっかり戦えるようにこの2日間やるべきことを統一してやっていきたいです」
岩武克弥(政経2=大分トリニータU18)
「前半がちょっと悪かったんで、後半みんなでやらないとって話になって、後半20分まではちょっと微妙だったんですけど、そこから点が入ったので良かったです。今日は勝とうってことだったので。次は専大戦なので、また厳しい試合になると思うんですけど勝てるようにしたいです。連戦なのでしっかりと疲労もとりながらやっていきたいと思います。(台湾遠征)台湾代表にも勝ったんで、いつもやったことないメンバーだったんですけど、コミュニケーションをとって、一週間くらいだったんですけど有意義なものになったと思います。
もうちょっと強いかと思ったんですけど台湾代表の強さがそこまでだったんで。でも日本らしくプレーできて、しっかり点も取れたので良かったです」
長沢
「ディフェンス陣がすごく体を張ってくれたんで、それが大きかったですね。立ち上がりで失点しないというのが課題だったんですが、今回も立ち上がりに失点してしまったので、次は立ち上がりからしっかりしていきたいと思います。絶対どういうことが起きても必ず最後勝っていければいいという気持ちで、とりあえず勝利を絶対にしないといけないなと思っていたんで勝ててよかったです。(服部選手からは)ポジティブに声掛けていけって言われたんでそれを意識して挑みました。次は立ち上がりからしっかり無失点で抑えられるように頑張りたいと思います」
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