中大と法大に勝利 グランドスラムに王手!/秋季関東学生1部リーグ戦

2016.09.12
 リーグ後半戦の4日目は中大、法大と対戦した。中大戦では3番手の酒井明日翔(政経2=帝京)が今リーグ全勝中の一ノ瀬(中大)にゲームカウント1―3で敗れるも、最終的には4―1で勝利を決めた。法大戦では全試合ストレート勝ちでグランドスラムに王手をかけた。

【中大戦】
 チームの調子は容易には崩れなかった。今リーグ初出場となった酒井は、2―0とリードした状況で3番手として登場した。第1ゲーム、第2ゲームと連取され迎えた3ゲーム目。序盤から4連続ポイントを決めるなど攻撃姿勢を続け11―5でゲームを取り返した。このまま流れを引き寄せたいところだったが、思うようなプレーをさせてもらえず5―11で敗北を喫した。悪い流れへと変わるかに見えるも、そこは今季リーグ全試合でストレート勝ちを続けていたチームの強さ。好調なダブルスの森薗政崇(政経3=青森山田)・渡辺裕介(商2=明徳義塾)組がストレートで流れを取り戻すと、5番手の町飛鳥主将(商4=青森山田)が勝利を収め4―1で勝利。チーム唯一となる今リーグ5勝目を挙げた。

【法大戦】
 勢い止まらず相手を圧倒した。丹羽孝希(政経4=青森山田)が中大戦に続き1番手で勝利し、その後を受けて2番手で登場した町。「一方的な試合になった」(町)といっときも相手の思うようにはさせなかった。第1ゲームから連続ポイントを重ねると11―3で先取。続く第2ゲームも相手に主導権を渡さずリードしたまま第3ゲームへ。スマッシュやタイミングを外して球を打つことで、相手を崩し11―6のストレート勝ちで3番手につなげた。チームとして今大会初、出場した全選手がストレート勝ちで試合を決めるという圧巻の試合運びを見せ、最終戦に弾みを付けた。法大戦ではここまで全勝している丹羽、町、有延大夢(商4=野田学園)の4年生3人が今試合も勝利を収めた。「4年生を中心とした良い雰囲気でできている証拠」(髙山幸信監督)。4年生の存在が一役買っていることは間違いない。「ぼくと町と孝希(丹羽)で3点取るぞという気持ちがある」(有延)と4年生自身もチームとして最後の試合となるリーグ戦での勝利に燃えている。
 
 残すところ最終戦の専大との対決のみとなった。今年は専大に負けなしと相性も良い。リーグ戦全勝で波に乗っている明大。「1年間グランドスラムを目標に春と夏勝って目標達成してきたので、最後の一戦全力で戦いたい」(町)。悲願のグランドスラムへ、あと一勝だ。

[花岡桃]