大東大に粘勝 負けなしの6勝目/関東大学女子2部リーグ戦
スターターは、藤野希生(国際2=埼玉栄)、坂本、松本真衣(理工3=鵬学園)、多久文乃(情コミ2=東京成徳)、萱沼史織主将(情コミ4=埼玉栄)。
後半で一気に立て直した。2点ビハインドで迎えた第3Q、坂本がレイアップ、萱沼のアシストでミドルシュート、3Pシュートの3連続得点で46―42と逆転。坂本の連続得点で波に乗ると、そのまま勢いは加速。ディフェンスリバウンドを多久が取り、そのまま速攻へ。藤野のバスケットカウントや、セカンドチャンスを決め切り得点を量産。「苦しくて大変だったけど、修正できたのはすごく良かった」(萱沼)と、インサイドを割らせないディフェンスで失点を抑え、11点差を付けた。第4Qでも坂本が5本目の3Pシュートを決めるなど、攻撃の手を止めずに84―72と勝ち切った。
「2日間同じ対戦相手だけど、同じようには勝てない」(多久)。22点差と付けて勝利した前試合とは変わって、立ち上がりで引き離せず苦しんだ。また、リーグ戦折り返しとなったこの日。終始接戦を繰り広げたこともあり、スターターの多くがフル出場と、体力面でも厳しい試合だった。それでも、プレー中やタイムアウトの間にチームに声を掛け続けた萱沼を筆頭に、コートに立つメンバー全員が集中。第4Qでは走り合いになる場面もあったが、気力で振り切った。
来週は大妻女大戦を迎える。上位2校に残り、Aリーグ昇格を目指すためにも、江戸川大と全勝対決を目指す。「来週は大事な試合ってみんな分かってるので、気持ち込めて戦ってくれると思う」(渡辺監督)。このまま全勝街道を歩みたい。
[田中愛]
試合後のコメント
渡辺監督
「大東は昨日は少しおかしくて、もともと今日くらいの感じで来るのは読んでいた。昨日うちがちょっと楽に勝ったもんだからねえ。出だしから締めていけよとは言ったけど、何となくうまくいかなかった。来週大妻と当たるし、もう少ししっかりしたディフェンスをしなければいけない。目標は60点に抑えることなので、今日の失点はちょっとね。ディフェンスでポカが多くて。オフェンスはその時のリズムもあるので、ディフェンスをしっかりやることが大事。ここ6試合80点くらい取れるチームということは分かっている。だから60点台で抑えたい。今日は何となく元気がなかったね。来週は大事な試合ってみんな分かってるので、気持ち込めて戦ってくれると思う」
萱沼
「苦しくて大変だったけど、修正できたのはすごく良かった。(前半は)ディフェンスをきっちりやろうとはしてたけど、相手との距離が一定すぎて、攻めやすかったのは相手をのらせちゃったのかな。後半はもう少しプレッシャーかけていくのと、オフェンスも変えるようにした。一つのプレーにこだわりすぎていたのかなと思って、動くバスケに変えてみた。前半は足が止まってしまったので。相手を簡単に攻めさせないように、距離もそうだけど相手がどう動いてるのかポイントを見つけていった。そこでリバウンドも取っていけた。一人一人が上手いけど、リーグで戦っていくにはチーム力が大事になる。去年は4年生が5人いて、それだけでまとまるけど、少ないとより頑張らないと。チームっていうのをすごく意識している。変に迷うよりは、のびのびやろうって言っている。来週はすごくプレッシャーをかけてくるチームなので、くっつきすぎても焦っても駄目。この1週間をみんなで有効に使いたい」
多久
「昨日の最後は相手と競ってて、そういう感じで今日も入っちゃった。昨日上手くいかない感じで終わっちゃった。昨日よりカットとかは増えてて、前半はそれがシュートにつながらなかっただけなので、後半はそれが改善されて良かった。カバーに出たらローテーションが上手くいかなくてノーマークになったり、ディフェンスになったときのリバウンド。下が空いちゃって、リバウンド取られてセカンドシュートっていうのが多くて。最後までローテーションして、最後までリバウンドしてっていうところをやらなければいけない。リバウンドは絶対なので、そこはしっかり。自分にもらったボールは絶対にこぼしたくない。前半上手くいかなかったところを、後半しっかり切り替えられたのは良かった。疲労はすごいある。メンタル的な疲労も。2日間同じ対戦相手だけど、同じようには勝てない。そこを考えなければいけないのは精神的にもきついし、2日目のほうが体力もない。1日目にボロボロの状態にされるので・・・。(大妻女大は)練習試合でもあまりいい形ではなかったけど、来週に向けてしっかり練習して、怖がらないで向かっていけるように」
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