(9)初戦・日体大戦へ 桶谷組出陣

2016.09.11
 闘秋到来だ。今日11日、関東大学対抗戦が開幕。昨年は3季ぶりの対抗戦優勝を果たした重戦車だが、やはり狙うは20年ぶりの日本一。覇権奪回を目論む桶谷組は、初戦の日体大戦へと顔ぶれ新たに臨む。

新生メイジ
 これが「桶谷組」だ。昨年、スタメンを担っていた多くの4年生が卒業。今年は大きくメンバーを変えての挑戦となる。初戦の日体大戦でも、スタメンには下級生6人が名を連ねるというメンバー構成。「昨年の良い文化に自分たちの代でプラスして、去年を越えよう」。1年次から出場を続ける桶谷宗汰主将(営4=常翔学園)は力を込めた。経験豊富な主将を中心に、気持ち新たにシーズンを迎える。
 完封勝利で勢いづきたい。昨年の対抗戦では、日体大に77ー6で勝利。トライこそ重ねたものの、PG(ペナルティーゴール)2本から得点を許した。「日体大はトライにこだわらずスコアを狙ってくる」(桶谷)。夏合宿で1試合の平均失点31.7点と苦しんだチームにとって、秋を占う相手にして不足なし。試合中は雨が予想されるが、ペナルティーマネジメントを意識し無失点で80分を終えたい。
 上昇曲線を描き続ける。チームスローガン「MUST WIN」を掲げた今季。右肩上がりで成長を続け、最後は大学ラグビー界の頂点へ。戦いの期は熟した。

[小田切健太郎]