リーグ戦開幕 日大に勝利し白星スタート/関東大学リーグ戦

 リーグ開幕戦を白星で飾った。4日に終えたサマーカップから直後の開幕となった2カ月にわたって行われるリーグ戦。日大との試合は立ち上がりから勢いに乗り、FW高橋瞬(政経2=白樺学園)の先制点を皮切りに3得点を挙げた。その後も第2ピリオドでDF京谷充洋(政経1=北海道清水)が大学初ゴールを決めるなど下級生が活躍。スコアリングチャンスこそ活かし切ることができなかったが、反則はゼロ。6―1でまずは1勝を挙げた。

 チームの成長が見られる試合となった。反則を取られることなく、試合開始から約10分で3点を奪った明大。試合を通しても反則はなく、多くの時間を自分たちのペースでプレーできた。「春の大会の反則のことを全体として意識していた」(FW川村一希主将・商4=北海道清水)とキルプレーに苦しめられた関東大学選手権の中大戦での経験から、チーム全体で反則をしないように見直し。それが実を結びサマーカップから反則は明らかに抑えられてきている。逆に第2ピリオド8分にはパワープレー中に京谷がミドルシュートから大学初ゴールをマークするなど数的有利を活用してみせた。また、この夏から変えたというトラップが多く見られ、カウンターを狙っていた日大にもうまくハマっていた。間中朗監督も「サマーでもできていたのでもっともっと良くしていきたい」手応えをあらわに。良かった部分はさらに磨きをかけ、スコアリングチャンスを生かし切れない課題は急ピッチで修正したい。

 まずまずの滑り出しとなった。連日で行われる次戦の相手は慶大。「無失点で圧倒してその次の法政戦につながる試合をしていきたい」(川村)と意気込みを語った。春は中大に優勝を奪われ悔しい思いをしたが、秋は明大が取る。そのためにまずは慶大戦で勝利し、勝ちのリズムをつかむ。

[相澤日向]

試合後のコメント
間中監督

「まあまあじゃないですかね。もう少し点数は取りたかったですけど。(反則ゼロだったが)反則に関しては気を付けていたけど、それでももう少し点数が欲しかったです。サマーカップで勝てたのもみんなの自信にもなっていますが、今日に関しては初戦ですし、相手も日大と気持ちの中で大丈夫かなって思っていて、シュートもそうだけど一つ一つのプレーが軽かったです。カウンターを与えることも多かったですし、駄目なところです。立ち上がり自体は3点入ってよかったと思います。(ニュートラルゾーンではパックを奪えていた)あれは夏からずっと変えてきて、今うちがしてるトラップの練習でハマっていました。サマーでもできていたのでもっともっとよくしていきたいです。次戦は明日だが、今日よりいい試合をしたいです」

川村
「春はすごい反則をしていたけど、今日は反則ゼロだったことはよかったことですけど、試合の流れはそんないい流れではなかったです。決めれるところはもっとありましたし、失点も防げたものです。良いわけでも悪いわけでもないです。でも、明日につながる試合はできたと思います。サマーカップでも春の大会の反則のことを全体として意識していたので、すごいチーム的には良い状況だと思います。反則しないって風にみんなで声掛けあってますし、スタッフからも言われているので意識がしっかりあります。(立ち上がりは良かったが)開始5分とかに反則とかがなく、もしあそこでしていたら流れもきっと悪くなっていました。(カウンターされることも少なくなかった)取られたら駄目な位置でパックを取られていることが多かったので、もっと気を付けるように意識していきたいです。(その中でパックをニュートラルゾーンでは取れている印象だったが)個々のスキルもあるけど、自分でパックを持てるところもあるけど、もっと強いところと当たるとすぐにプレッシャーがきて点数も決められてしまうと思います。早くパックを離してフォローに入るって感じです。(個人として)僕も今日は復帰戦で1ピリは身体が動かないで、あんまうまくホッケーができなかったけど、2ピリからホッケー感覚が戻ってきてよかったです。(次戦に向けて)明日は慶應ですごく体を張ってくるチームなので、こっちは無失点で圧倒してその次の法政戦につながる試合をしていきたいです」 

FW工藤翔介(政経4=北海道栄)
「立ち上がりはスタートが悪くて、良い形ではないですけど結果的には勝てたっていうことは大きいので、良くはないですけど、今後の課題になりました。立ち上がりもそうですし、今まで苫小牧って北海道のリンク結構良かったんですけど、こっちのリンクは柔らかいとか慣れないところが多くて、そこが苦戦して、その辺と足が動いてなかったっていうのが全体的な課題っていうのがある。ターンオーバーで相手選手に点を取られたりっていうのがあったので、その辺を改善できたらもっといい試合ができたと思います。良いところは、チャンスが作れたっていうところが本当に良いところですし、そこまでいけるってことは、スコアリングチャンスまでいけたってことは本当にいいことなんで。一番良かったってところは、反則が1回もなかった点です。内容は悪かったですけど、反則しなかったのは一番良かったプレーだと思います。スコアリングチャンスをいかせないと今後も響いてきますし、そこで入れれないとダメだったなってところです。自分も含めて。チームの雰囲気は、立ち上がり全然良いとは言えないですけど、後半はべつに悪い声とかもなかったですし、やっぱり相木が今負傷してるんで、あいつと自分がいればいい感じになると思うんで、早く帰ってこないとだめですね。ベンチの雰囲気は悪くはないです。2連戦になるので、明日もきっちり勝って。慶応大学ですけど、やってみないと分からないので、しっかり勝って次につながる試合をしたいです」

京谷
「初ゴールできたので、率直に嬉しいです。サマーカップ優勝してこのままいこうとしたんですけど、練習も帰ってきて2回しかなくて、その状態でやったんでスタートは悪かったですけど、勝ち負けなので、勝てて良かったです。個人的にはサマーカップは調子良かったんですけど、今日はまずまずだったので、これから調子上げていきたいと思います。自分は今2セット目に入ってるので、チームに勢いつけたり、DFなんでしっかり守って失点0でチームに貢献したいです。(明日の試合への意気込み)今日は出だしが悪かったので、アップからしっかりやって、1ピリで相手圧倒するような試合にしたいです」