第1Qに大量得点 大東大に勝利し開幕5連勝/関東大学女子2部リーグ戦

第1Qに大量得点 大東大に勝利し開幕5連勝/関東大学女子2部リーグ戦
 序盤で突き放し開幕5連勝だ。リーグ戦3週目は今年から2部の舞台で戦う大東大との対戦。第1クオーター(Q)で29―8と出だしで勝負を決めた。第2Q以降は相手のシュートが当たる時間帯はあったものの、主導権は渡さず。最後は22点差を付け5勝目を手にした。

 スターターは、藤野希生(国際2=埼玉栄)、坂本真祐(情コミ1=山村学園)、松本真衣(理工3=鵬学園)、多久文乃(情コミ2=東京成徳)萱沼史織主将(情コミ4=埼玉栄)。

 立ち上がりに猛攻を見舞わせた。第1Q、萱沼からのロングパスを坂本が受け先制点を挙げると、その後も得点を重ね開始3分で11―0と幸先良くスタート。大東大はタイムアウトで体制を整えようと試みるものの、明大ペースは変わらず。前線からプレッシャーディフェンスを仕掛けターンオーバーを誘うと、オフェンスでは多久のセカンドショットや萱沼の3Pシュートで得点。第1Qだけで21点差の大量リードを奪った。「入りが良かったので、後半少し崩れてきても流れを相手に渡さなかった」(多久)と序盤の大量得点が追い風になり、80―58と最後まで主導権を離さなかった。

 最終スコアを見れば快勝と言えるが、大東大は昨年まで3部校であり「40点くらい離さないと駄目な試合だった」と振り返った萱沼。出だしでは優勢に立ったが、後半は相手のドライブや速攻に対応が遅れ、フリーで打たせる場面もあった。それでも、流れを保ち続けたのは球際での差。藤野はルーズボールに飛び込み、チーム全員でしぶとくリバウンドに飛び込み、チャンスをつないだ。特に「絶対にリバウンドは取られないようにチームで徹底している」(多久)とリバウンドに執着。この流れを次戦にもつなげたい。

 スキは見せられない。大東大と連戦するが「まず気持ちの部分で『突き放すぞ』と集中力を切らさずに」(萱沼)と今試合以上に圧倒したい。負けなしで一つのヤマ場である大妻女大戦を迎えるためにも、絶対に勝ち星を狙う。

[田中愛]

試合後のコメント
萱沼

「もっときっちり勝ちたかった。ぽろぽろミスしたり、シュート落としちゃったり、ここを締めないと相手が乗るっていうのが分かっていながら気が抜けていて、細かいところがブツブツ切れていた印象なので、そこが反省点。40点くらい離さないと駄目な試合だった。(立ち上がりは良かったが)たぶんそれで最後に勝てた。ちゃんと離したんだったらそのままずっと追いつかれないようにするのが大事だった。立ち上がりは良かったけど、点数を見すぎてしまって20点差ついてるというのが『このままこのまま』と気の緩みになった。突き放す気持ちでやらないと、相手はスキがあると決めてくるチーム。立ち上がりは良すぎるぐらいでいいので、それを継続してもっと突き放すことを意識していかないといけない。(連勝中だが)負けちゃいけない相手なので、自分たちのやってきたことと自分たちのやるべきことを全員が理解して、相手を見て戦うことをやってこれているので、声を掛け合って集中を続けていきたい。「今日と明日は」ではなくて「今日のこの相手に一勝しよう」という感じでやっているので、一つ一つを勝とうという気持ちがつながっていると思う。(明日は)2勝しないと意味がないので、まず気持ちの部分で『突き放すぞ』と集中力を切らさずに、必ず勝ちます」

多久
「入りが良かったので、後半少し崩れてきても流れを相手に渡さなかった。入りはみんなシュートを狙えてたけど、後半になって相手もそこを守るようになった。そしたらこっちの攻め手がなくなってきた部分があった。相手が中に寄って来たので、外にさばいた。相手がパスカットを狙わず、ただ寄ってくるというディフェンスをしていたので。後半はもう少しカットインとかドライブを多めにという話はハーフタイムでした。パスは入らなかったけど、もっと明日はカットインできれば。今日は上のパスがカットされてしまったので、バックパスとか使っていきたい。ただ中に入れるんじゃなくて、フォワードとかガードが来たところの合わせのプレーをもっと多くしたら良くなる。ディフェンスとかリバウンドの部分で飛び込まれるところがあった。ゴール下でノーマークになっていたり。3線が寄れてなかったので、まず1線から1対1で守れるように。リバウンド練習はずっとしてきているので、絶対にリバウンドは取られないようにチームで徹底している。リバウンド取れれば、流れがこっちに来るのでこれからも頑張りたい。今日は向こうのファール吹かれてて、乗り切れてないところがあったような。明日はこっちが吹かれるかもしれないので、やるところやって試合運びたい」

坂本
「相手を乗らせないように、やるべきことを最初からしっかりやればどんどん攻めていけると思っていた。点数が離れちゃって安心した部分もあって、リバウンドとかルーズボール取られて相手の得点になるケースもあったので、そこを明日の試合で修正していきたい。結構相手がゆるいパスが多くて、自分の届く範囲だったのでカットできていた。中を止められることがあったので、外にアウトしたときにドライブできるなって。そこは攻めていけた。最初で離せたので、途中相手のシュートが入ることもあったけど、自分たちのディフェンスやオフェンスができた。中を止められたら外でシュート打つっていうのをもっとしっかりやれば、明日ももっと楽に試合を運べる。明日も出だしからしっかりやって、第2ピリオド以降も自分たちのペースでやっていけたら」