丹羽 笑顔でメダルの報告/団体銀メダル報告会

2016.09.07
 丹羽孝希(政経4=青森山田)のリオデジャネイロ五輪男子団体銀メダル報告会見が行われた。会場には200人以上もの関係者が集まり、報奨金授与や実況のため現地入りしていたヤマト卓球株式会社代表取締役社長・松下浩二(平3商卒)とのトークショーなど会場を沸かせた。会場は東京・虎ノ門にあるアンダーズ東京。会場を決めた丹羽のスポンサーである株式会社スヴェンソン代表取締役社長・児玉義則氏(平3文卒)は「この地下を通っている環状2号線は、晴海、豊洲、有明とまさに2020年の東京五輪で選手村、試合会場ができる場所に一直線で結ぶ場所ということであやかって」と4年後の丹羽の活躍に期待を込めた。
以下は本日行われたインタビューを掲載します。

――まずは一言よろしくお願いします
 今年1月からヤマト卓球のVICTASとスヴェンソンと契約をさせてもらって、そこから心機一転っていうことでやる気もすごくあったんですけど、先ほどもお話があったように(ワールドツアーで)オリンピック前4大会連続で1回戦負けということで。これでオリンピック大丈夫なのかとすごく不安もあったんですけど、オリンピックではシングルスベスト8で団体戦銀メダルという最高な成績を収めてすごくうれしく思っています。2020年の東京五輪は必ず出場して、今度は金メダル目指してやっていくので皆さん応援よろしくお願いします。

――2度目の五輪ということで、どのような気持ちで臨まれましたか
 初出場のロンドン大会では全てが初めての大会だったので、すごく楽しんでいた印象があるんですけど、2回目は勝つことしか考えていなかったので開会式も出ませんでしたし、オリンピックを楽しんだという印象は全くなく、勝ちにいったオリンピックという感じでした。

――1月には「リベンジ」と色紙を書かれましたが
 あの時は全日本選手権で優勝してから3年間負けていたので全日本選手権でのリベンジと、ロンドンオリンピックのリベンジという二つの意味合いがありました。全日本選手権はベスト8で負けてしまったんですけど、その時も今回のオリンピックで頑張ろうと思えました。結果だけ見たら(五輪は)リベンジできたと思います。ただ団体戦では自分は結構負けてしまったのでそこは悔しい気持ちはあります。

――五輪前は4回連続でワールドツアー1回戦負けでしたが
 やっぱりオリンピックが近づくにつれて緊張感が高まってきて、目先のワールドツアーにあまり集中できていなかったですね、やっぱりオリンピックのことばかり考えていたので。あの時期は本当につらかったです。

――リオに行ってからの調子はいかがでしたか
 リオに入って会場で練習しているとやりやすかったですし、会場の雰囲気が良かったので、今までのネガティブな気持ちは全部吹っ飛んでいたので練習ではすごくいい感じでした。

――今回で男子の卓球がとても注目されていますが
 リオから帰ってきたのが(8月)20日で、それから8月いっぱいずっとテレビの収録があったりとかで、こんなに反響が大きいとは思いませんでしたし、結果を残してこそなんだなと感じています。たくさんの人が試合を見て応援してくれていたので、これまでそういうのは感じたことはないので反響の大きさにびっくりしています。

――乃木坂46の大ファンということですが
 2年前くらいからとても好きで、今回もライブを(テレビの)収録を途中で抜けさせてもらってまで行ったり。とても楽しかったです。3日間あって3日連続行きました。(ライブ中は)今とあまり変わらないですけど。こういう話をするのも恥ずかしいです。

――男子団体のメンバーの関係は
 部屋割りは僕と吉村さん(吉村真晴)が一緒で水谷(隼選手・平25政経卒)さんと倉嶋監督(洋介氏・平10政経卒)が一緒だったんですけど、監督はリビングの方にいたので水谷さんの独り部屋って感じでした。吉村さんはいつもすごくしゃべっていますね。僕と水谷さんは必要な時しかしゃべらないので、吉村さんだけ常にしゃべっています。

――東京五輪での今後も目標
 東京オリンピックはもちろん出場したいですけど、みんなも東京ってことで出場したいと思いますし、下からも張本(智和)君だったりとかすごく伸びてくるので。自分は世界ランキングが15位なんですけど、今後はトップ10に入って(オリンピックに)出場して。本戦では今回銀メダルでしたけど水谷さんが中国に勝って勝てるってことを僕らに見せてくれたので、僕らも本気で金メダル目指して頑張っていきたいと思います。