
佐藤瑶が33位でチームトップを飾る/妙高サマージャンプ
惜しくも届かなかった。今大会はジャンプの飛距離と飛型点の合計点で競い合う。佐藤瑶は、今大会の開催地である妙高市出身。「頑張ろうと思っていた」という言葉通り、慣れ親しんだジャンプ台でチームトップの33位をマークした。1本目では「力が入りすぎた」と助走時に体重を前にかけてしまい、飛距離が74mと伸び悩んだ佐藤揺。飛型点では30位の選手と同点に並んだものの、飛距離では1m及ばず。2本目に進めなかったが「悪くはなかった」と悲観的には捉えなかった。
課題が残った。「まだまだ実力が足りない」(久保田真弘・営4=飯山北)。葛西や竹内択(北野建設スキークラブ)などの名だたるスキーヤーに圧倒された。一人も2本目を飛ぶことを許されなかった。明大はクロスカントリーとジャンプで構成されるコンバインド部門の層が厚いが、インカレの出場枠は限られている。ハイレベルな部内競争を制すためには、両競技での実力が必要だ。今回は、台風の影響で風が吹き荒れる難しいジャンプとなったが「どんな時でも飛べるジャンプ」(久保田)を目標にインカレへ向かう。
[古賀章太郎]
試合後のコメント
久保田
「調子はいい感じで、風もいい感じだったけど、ちょっと技術的に足りないところがあった。(風の影響は)風が荒れた試合の中でも、風が吹かないから跳ばないとかだとやっぱり結果とか出せないので、どんな時でも飛べるジャンプっていうのを目標にしている。(ジャンプは苦手だが)今年は調子のいい方だとは思うけど、それでもやっぱり世界クラスの人たちが出てくる大会になると一本目でカットされてしまう立ち位置なので、まだまだ実力が足りないっていうのは実感している。(インカレに向けて)入学の1年生たちにも大物たくさんいるので、インカレ出場の人数制限があって、今年は出れない人も結構出てくるので、取りあえず明治大学の中でインカレに出場しとかないといけない。インカレ自体でも3位以内を目標にしているが、その前でつまずいちゃまずい。(今年の1年生は)粒ぞろい。ジャンプはできるし、走れないわけでもないので、あんまり油断しちゃうとすぐにポロポロとまくられてっちゃうので、気を抜かずにしっかりとトレーニングしていきたい。(今の課題)課題はジャンプ。今日の状況で10m以上伸ばせるジャンプをしなければいけない。最初はスタートが後ろになっちゃって、そのままの流れでうまいように伝えることができなかった。スタートが課題。大学入ってから夏場の調子はいい方。まだ、雪が降るまでトレーニングする期間が長いいので、ここからが追い込みの時期。インカレ出場も優勝も踏まえて、トレーニングに臨みたい」
大山陽平(政経3=飯山)
「今日のジャンプは風が目まぐるしく変わってて、その中でも自分のジャンプができた。(インカレに向けて)がっつり走って、跳ぶ方も調子がいいので、バランスよくやりながら、トレーニングしてる。(今の課題)ジャンプ。ジャンプでいい順位に着いて、走りで追い抜くっていうスタイルが自分の中でできているので、ジャンプを良くすることが課題。(インカレへの意気込み)優勝する」
奈良拓実(商3=余市紅志)
「あんまり調子良くなくて。この前の塩沢大会もあんまりだったので、気分転換にと思ってこの大会に出たけど駄目だった。天候にも恵まれず。このジャンプ台は毎年風強いけど、普段はこの試合みたいにここまで中断しない。アプローチ、滑走は良くなってるけど、出る方向が定まっていなくて。それで空中で板が立ってしまうのが今の大きな課題。上半身が立ってしまいスムーズに通過できない分、板が立つ。まだ本数跳べていないので、明日から総合合宿なのでそこで確認していきたい。夏は出だし良くない。今年はユニバーシアードが懸かっているので、何とかいい方向に進んでいきたい。毎年夏は調子良くなくて。冬あっての夏なので、今回は選考も懸かっているし、改めて調整していきたい」
佐藤瑶
「そんなに悪くはなかった。だけど、前半、力が入りすぎた、体重を前にかけてしまった。(ジャンプ台との相性)自分は妙高出身なので、苦手ではないし、頑張ろうと思っていた。(風の影響)当たり外れが激しく、難しい条件の中だった。組の中でいったらしょうがない。(インカレに向けて)走るトレーニングを基本的にやってる。走るのが遅いので、走ることをメインに練習してます。(今の課題は)コンバインド選手だが、後半の走りに遅いっていう弱点があるので、できるだけ速く走れるようになることを意識している。(インカレは)去年は8位だったので、今年はそれ以上を目指して表彰台に立てればと思う」
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