後半で完全に主導権を握り東海大に勝利/関東学生秋季1部リーグ戦

2016.09.05
 理想的な攻撃で東海大に逆転勝ちした。前節同様、前半でリードを許すも、後半開始2分で門間優次郎(法2=法政二)の得点で逆転に成功。これまで少なかった速攻での得点も飛び出し、試合を決めた。

 後半の出だしが圧巻だった。東海大のペースから始まったが、前半良くなかったディフェンスを修正。「待っているディフェンスだったけど縦の動きができていた」と松本勇監督が言うように当たりを強くしたことで相手の得点源だったエースを封じる。全員で点を防ぎ、攻撃も全員で点を取りにいった結果、後半2分で逆転。6分まで相手の攻撃をシャットアウトし、4点リードまで持っていった。これまであまりなかった速攻での得点もしだいに出始め、この後も差を広げ続けた。

 来週から春季リーグ上位の対戦が増える。ここまで4戦を終え3勝1分け。3戦目の法大には勝ち切ることができなかったが、まだ負けてはいない。次の日体大は速攻に注意が必要だ。東海大戦の後半のようなプレーができるかがカギとなる。

[吉田周平]

試合後のコメント
松本監督

「ディフェンスがずっと受けていたし、待っているディフェンスだったけど縦の動きができていた。要はディフェンスというのは気持ちでだいぶ違うものだしそういう意味では後半は動きが良かった。一人がいっても駄目で全員でいかないといけなくて頭の中では分かるんだけど今回は端的に動くことができていた。飛知和(龍哉・営3=法政二)に関しては春と比べても頼もしくなったと思う。特に後半で止めていた。今日はいいところで中川(翔太・営1=法政二)も活躍していたしやっぱり実戦で得られるものは練習よりもあるしあれだけ使えるようになったというのは大きい」

吉野樹主将(政経4=千葉県私立市川)
「前半はどうなることかと思っていたんですけど後半修正してコミュニケーションよく隣同士で取って修正できたと思う。相手の佐藤立盛くんがキーマンだったので打たせてはいけなかったのでうまく僕が出て周りも足が動いていていいディフェンスができたと思う。速攻は僕らの中でも理想的な展開でいつも速攻でうまくつなげられない部分があったんですけど、今回はみんなが攻める意識を持っていたので速攻につなげられてよかったと思います。昨日引き分けで気持ち的にもみんな不安があったと思うんですけど今日勝ってやっぱりそのまま勢いに乗れたら明治の勝利もまだ出てくるのかなと思います」

宮崎大樹(営2=法政二)
「前半は相手のキーマンにめちゃくちゃ点を取られていてそれが修正できなかったのでそれを後半しっかり修正して流れ持っていこうというのをタイム明けにしていたのと、春リーグも前半ビハインドでという状況で春も一緒なんだからしっかりやろうということでみんなで一つの目標を思ってやってきました。法大戦は全部駄目でしたね。一つでもなにかあれば立ち直れると思っていたんですけど何かきっかけ欲しかったですね。試合始まる前に雰囲気が悪いというのはよくあって。でもそういうのを試合に持ってきてしまうと法大戦みたいなことになってしまうのでそこはしっかり試合は試合というように変えてやらなければいけないなと思いました。法大戦では引き分けでしたけど本当にころっと負けたりしてそれがきっかけで流れが悪くなるということも可能性はあるのでしっかり一致団結して樹さんだけじゃなくて一丸となって勝てればリーグ優勝できると思います」

門間
「前半相手に合わせていたところがあって自分たちから攻撃したディフェンスができなかったのでそこを後半はいつも通りの明治らしくやろうということが今回の結果になったと思います。ちょっと積極的な守りをしているつもりなんですけどちょっと前半は受け身になりすぎたところがあるのでそこを変えました」

中川
「前半結構相手チームにディフェンスの部分でやられることが多かったですけど、後半で吉野さんを中心にみんなで声を掛けてしっかりディフェンス一本やろうという意識が出てそこから足が動きだしたのでやっぱりそれが明治らしいハンドボールができたかなと思います。一人が抜かれた後ももう一人がフォローしたりやっぱり全員でハンドボールができていたと思います」

山田信也(政経1=愛知)
「後半の最初に速攻にいくという話をハーフタイムに監督さんからも話があってそれを目標に今回のリーグやっていて春リーグは(ボールを)持って速攻にいかずに止めてしまう場面があったので得点がなかなか伸びなくて。それで秋も1試合目も2試合目も3試合目も30点まで行かなくて。ディフェンスで抑えているんですけどなかなか速攻にいけずに点差が離れない場面があったので今回も速攻を意識していこうと。でも前半なかなか速攻にいけなくて後半はそれだけを意識した。両サイドの速攻が早く行ってそこから僕が最後フィニッシュとかに行っていたんでリズムがつくれた。ディフェンスも速攻のリズムに合わせていけてみんな足が動いてきたのでそれで多分点差が離れたんだと思います。3勝1分けで法政戦は勝てる試合だったと思うんですけど、そこを切り替えて勝ち越されたんですけど巻き返すことができてチーム的に流れはいい感じにきていると思う。あと残っている試合が全部強豪で今日の前半みたいな試合だとなかなか勝てないと思うので今日の後半のイメージをして速攻でがんがん点を取るのと点差は離れないかもしれないですけど、勝ちにつながると思います」