慶大に逆転負け 開幕戦白星ならず/関東学生1部秋季リーグ戦

 甲子園ボウルの出場権を懸けた関東学生秋季リーグ戦TOP8が開幕した。明大の開幕戦は慶大相手に17―21で敗北した。前半開始早々に先制TD(タッチダウン)を含む2本のTDを許すが、前半にWR#19山田修平(法4=県立大宮)が3本のフィールドゴールを決め、相手に流れを渡さなかった。4Qに入るとWR#7森平貴大(営3=横浜栄)のTDで逆転。だが、最後は慶大の日本代表RB李のランを抑えられず逆転負けを喫した。

 ミスで流れを完全につかめなかった。逆転された直後の最後の攻撃。QB#18南卓真(政経4=日大三)のロングパスで自陣深くから相手の陣地まで一気に攻め込み、残り時間少ない中再逆転を予感させた。だが、フォルススタートとパスインターフェアランスが重なり50ヤード付近まで後退。ロングパスで逆転TDを狙ったが、最後は相手にインターセプトを許してしまった。「自分たちの細かいミスが徹底できなかったところで相手に流れを持っていかれた」(南)とこの試合で合計80ヤードの罰則とインターセプト四つが最後の最後で明大のチャンスに釘を刺す結果となってしまった。

 TOP8制覇へ早くも崖っぷちの状況になった。慶大に敗れたことでTOP8に移行後開幕戦はいまだ勝ち星がない。「我々スタッフにも責任がある」と岩崎恭之監督も結果を重く受け止めた。だが、今試合では森平などWR陣が活躍したことにより明大が武器とするRB陣とバランスよく攻めることができオフェンスが強豪校にも通用することが証明。「上位陣に通用する戦力は整ってきた」(岩崎監督)と手応えを感じている。それだけに「ミスをいかに減らして明治のスタイルを崩さない」(岩崎監督)ことが今後より重要になってくる。甲子園への道が完全に閉ざされたわけではない。泥臭く食らい付く明大のフットボールでこれからはじまる関東の強豪校との連戦を戦い抜く。

[常光純弘]

TEAM TIME PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER(S) G/NG Score
◆得点経過◆
慶大 1Q1:24 1yd  RUN #1國府谷 K #15廣田 G 0―7
明大 1Q10:00 35yds FG #19山田 –  3―7
慶大 1Q11:24 32yds PASS #12米内→#23中村 #15廣田 G 3―14
明大 2Q10:29 33yds FG #19山田 6―14
明大 2Q12:00 41yds FG #19山田 9―14
明大 4Q0:13 7yds PASS #18南→#7森平 P #35高田→#18南 G 17―14
慶大 4Q10:21 6yds RUN #29李 K #15廣田 G 17―21
明大 慶大
◆慶大戦スコア◆
タッチダウン
P.A.T. (1点)回数-成功 0-0 3-3
(2点)回数-成功 1-1 0-0
フィールドゴール 回数-成功 3-3 0-0
セイフティ
1stダウン(ラン-パス-反則) 21(7-14-0) 8(7-1-0)
パス 試投-成功-INT 41-21-4 18-7-1
獲得ヤード 298 61
ラン 回数-獲得ヤード 36-125 26-180
攻撃 回数-獲得ヤード 77-423 44-241
反則 回数-喪失ヤード 11-80 7-70
ファンブル 回数-喪失回数 0-0 1-0
3rd DOWN CONV. 31% 5/16 22% 2/9
4th DOWN CONV. 75% 3/4 0% 0/1
ボール所有時間 33:18 14:42

試合後のコメント
岩崎監督

「今日はインターセプトが3つあってミスした方が負けるという典型的な試合内容だったと思う。最後の第4Qのシリーズで向こうの主将の李君のランプレーを今までは止めていたにもかかわらず最後のシリーズで決められてしまった。決めるところで決め切れた慶大とミス多発で自滅して後退していった明治の差だと思う。ただ、上位陣とも戦える戦力を持っているのでここから立て直したい。TOP8移行後開幕戦に勝てていないことはわれわれスタッフの責任だと思う。山田はいぶし銀の選手で確実なプレーをしてくれる。パスも落としているところをあまり見たことない。穴がなく地道にやってくれる選手なので信頼している。最初からミスでセーフティになりかけた部分もあってそこで舞い上がって不用意なインターセプトから相手に攻撃権を移してTDを奪われる。そういう不用意なところが相手の得点につながる。そういうところは直していかないとこれからは取り返しの付かない失敗になる可能性もある。これからはミスをいかに減らして明治のスタイルを崩さない。泥臭く最後まで諦めずがむしゃらにやること。それを崩さないで戦っていきたい」

DB#28杉山将太主将(政経4=日大三)
「前半立ち上がり悪かったが、そこから修正してオフェンスもディフェンスもいい流れで迎えていた。だが、その中でも細かいミスが多くてそれで慶大に流れを持っていかれた。ディフェンスとしては慶大の李を中心としたランを止めてDBは自分の役割を徹底した。最後はディフェンスとしても李選手が走ってくると分かっていた。集中力が欠けていたわけではないが一対一の勝負の甘さや一つ一つのタックルミスなどが目立ってしまったことが結果に結び付いたと思う。大事な場面で李選手に持っていかれてしまった。自分たちが目標にしているリーグ優勝に向けて次は落とせない試合になってくる。あと6試合あるが、全て勝ちを目指さないといけないし、法政は必ず倒さないといけないと思ってる」


「接戦の中で自分たちの細かいミスが徹底できなかったところで相手に流れを持っていかれたのが敗因だと思う。不要な反則があまりにも多すぎるのでそこの徹底が足りていなかった。慶大は勢いのあるブリッツが多くて、ボールを変えてテンポを崩してタイミングを刻んでやっていこうと思ったがフォルスタートとかあって自分たちのオフェンスができていなかった。逆転してみんなが一喜一憂するのではなく、点は取って当たり前勝って当たり前というふうに根本的に直さないと試合が終わるまで集中できていないのでそこは変えていかないといけない。最後まで粘り強さであったり気持ちで負けていなければいいプレーが出てくると思うので、あとはミスを徹底的になくすことを心掛けて一からまた出直したい」