
勝利目前も法大に引き分ける/関東学生秋季1部リーグ戦
先週までの攻撃力が今日は影を潜めた。開始1分に幸先よく先制するも、吉野がマンツーマンディフェンスを付かれ、なかなか得点に結び付かない。そこで相手の守りを後ろに下げるためキーパーを下げて全員攻撃を決行したが、これが裏目に出た。「ゲームでもやってこなかった」(松本勇監督)この作戦は吉野に対するマークは外させた。しかし、オフェンスが1人多い分、動けるスペースが狭くなる。連係が乱れ、相手にボールを許すと、誰もいないがら空きのゴールにシュートを放り込まれた。点差からは見えない空気の明暗が分かれた。
後半は春王者としての意地を見せた。先に得点を許すものの、ディフェンスが機能し、怒濤(どとう)の7連続得点で17―12と逆転。これまで厳しいマークを付かれた吉野もチーム最多となる7得点の活躍を見せた。残り4秒で同点とされて引き分けに終わるも「今日の試合を機にもっと僕以外のメンバーが自覚を持って、自分が点数を取る気持ちを持ってくれたなら今日の引き分けは価値のある試合」(吉野)と、反省を踏まえながらチームのさらなる進化を促した。
[吉田周平]
試合後のコメント(今回から語調を変更します)
松本監督
「ディフェンスの足が止まっている。だから前半5―5で広いところでというところだったんだけどなかなか点取れないから7人にしてという形にした。7人だから回しにくい部分が出てくるんだけど。21点じゃ勝てないよ。最後の失点が、行けって言っているのだけど。最後の5分切ったくらいからが守れなかった。勝負どころで守れなかったのが一つと(失点が)21点はいいんだよ。よく守ってくれたんだけど(得点が)21点では勝てなくて27~30点くらい取らないと。マンツー付かれても今日も吉野が一番点数取っているし。まあ初めてやったこともあるし今後もやらないと」
吉野
「悔しいですけど、今日の試合を機にもっと僕以外のメンバーが自覚を持って、自分が点数を取る気持ちを持ってくれたなら今日の引き分けは価値のある試合だったのかなと思います。マンツーマンディフェンスを付かれた時に攻められなくて流れを変えるために7人にしてマンツーマンが下がってくれたので攻められるかなと思っていたんですけど、ちょっと連係がかみ合わなかったり、7人にしたことはキーパーがいないというリスクがあるので、キーパーと代わらなければいけないところで代われなかったりとかそういうミスが出てしまっていたので、詰めが甘かったのかなと思います。終わっちゃったものは終わっちゃったので、明日も試合なのでずっとみんな沈んだ気持ちだといいゲームできないと思うので切り替えようと。頑張りましょうと」
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