
男子400mフリーリレー優勝! 男子総合連覇に向け1位スタート/日本学生選手権
男子400mフリーリレーで堂々の優勝
400mフリーリレーで優勝を果たし初日から連覇に向け大躍進した。2年連続で引き継ぎミスの失格により一昨年から予選敗退となっていた、この日1番の鬼門。今年度はその悪夢を断ち切って無事予選を5位で通過し、迎えた決勝。1泳丸山徹(営3=春日部共栄)が3着で松元克央(政経2=千葉商科大付)に引き継ぐと松元は順位を1つ上げ、期待のルーキー・吉田冬優(政経1=淑徳巣鴨)に次を託した。「自分が引っ張っていくぐらいの気持ちで」と気合を入れて3番目を泳いだ吉田は残り25m時点で1位だった中京大と並ぶとラストスパートで競り勝ちトップでアンカーへ。アンカーの平井健太(商4=千葉商科大付)はさらにリードを広げその勢いのままゴール。リレーメンバーは大きなガッツポーズと満面の笑みで喜び合った。過去2年間この種目で得点を稼げていなかっただけに、チームの喜びはひとしおだった。「みんなで勝ち取ったもの」(松元)とこのリレーで初日からチーム全体に勢いをつけ最高の形で初日を終えた。
平井復活の二種表彰台
下級生に大きな背中を示した。男子200mバタフライ決勝、明大から出場した平井が2位に輝く力泳をみせた。「思い切ったレースをしたい」という言葉通り、スタートから飛び出し、ラスト50mになるまでリオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得した坂井(早大)と競り合う積極的なレースを展開した。昨年度はスランプ状態で、全国規模の舞台で個人種目の表彰台から姿を消していた平井。結局坂井には3秒以上の差をつけられてしまったものの、最後のインカレで2位入賞を果たし、見事表彰台に舞い戻った。初のアンカーとして挑んだ男子400mフリーリレーでも盤石の泳ぎをみせ1位でゴール。初日だけで二種目の表彰台に上がり、チームの目標である総合優勝に向け大きく貢献した。インカレ初日の熱戦を振り返り「4年生パワーとか4年生の意地とか聞いてはいたけど、本当にそういうのってあるんだな」と笑顔で話した。
初日から入賞者が続々と現れ男子は暫定1位スタートとなった。100m平泳ぎでは小日向一輝(商4=千葉商科大付)が3連覇を逃すも3位でチームに貢献。川﨑駿(商3=市立船橋)はベストタイムを更新し22秒58の3位で、3年目で初の表彰台。総合で2位に13点差をつける、157点という好結果で初日を終えた。一方、シード権獲得を目指す女子もルーキー・石井茉宏(情コミ1=筑波大付)が400m自由形で準優勝。初日を7位で終え8位までのシード圏内に入り込んだ。
順調な滑り出しで迎える2日目には男子200m自由形にリレー優勝メンバーの松元、吉田が出場。さらに平井はかつての優勝種目100mバタフライで、昨年度5位の挽回を目指す。女子は同じく100mバタフライで2年連続で表彰台へ上がった細田梨乃(情コミ3=湘南工科大付)に期待が寄せられる。2日目も初日に引き続き圧倒的な差をみせつけにいく。
[村田萌衣子・日野空斗]
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