
秋季リーグ制覇へ最終調整/関東大学秋季リーグ事前取材
悲願のリーグ戦制覇へ順調な仕上がりだ。この夏重点的に取り組んだのは、課題とするサイドアウト率の向上。つまりサーブレシーブからの得点力のアップだ。その一環として東レアローズや堺ブレイザーズといった強烈なサーブを誇る格上の社会人チームと練習試合を重ねた。「良いゲームができて自信がついた」(安井康平・政経4=倉敷商)と高さとパワーのある社会人を相手に自信を深めた。
リーグ戦の優勝を目指す上で「春勝っていたチームに負けてしまうと、春以上の結果は望めない」(濱中俊生・商4=弥栄)と序盤にある下位チームとの試合には勝利が必要不可欠だ。勝っていい流れで上位チームとの対戦を迎えたい。まずは初戦の学芸大戦。「濃い内容でがむしゃらにやっていきたい」(小川智大・政経2=川崎橘)。夏を越えて進化した明大の攻撃を炸裂させたい。
[前田拓磨]
選手のコメント
濱中
「サイドアウト力の精度を詰めてきた。あとブロックが弱い分なるべくサーブで崩して向こうにベストな形で攻撃させないような練習をしてきた。サーブに関しては明確に成果が出ている手応えはないが、とにかくサイドアウトで。どこのチーム相手でもしっかりキャッチ返して、Aパスが返れば大型なチームにでも攻撃を決め切れる。夏はそこを根気強く言って取り組んできた。(夏は)企業と練習試合を組んできた。大学生のサーブが相対的に弱く感じるのでそういう部分からチャンスを作っていける。(リーグの序盤)勝たないと後半は上位のチームしか残っていないのでモチベーションに関わってくる。前半戦をしっかり勝ち切って後半戦で上位チームを倒せば順位が上がるぞ、というところまで持っていきたい。春勝っていたチームに負けてしまうと、春以上の結果は望めないかもしれない。目標はもちろん優勝だが、四つの中に入りたい。春4位の東海には勝ちたい。前回早稲田には勝ったが、東日本でも準優勝していて乗っているし順天もフルメンバーでくると思うと、どうなるかわからない。力の関係が拮抗しているので、勝ちもするし負けもすると思う。全部勝てなくはないけれど勝てる保証もない。(最後のリーグで)多少プレッシャーはあるが、夏にいろいろやってきたし、やれることをしっかりやって楽しんでやりたい。結果は後からついてくると思う。結果に縛られたたりいろいろ考えながらやっても楽しくないし自分の本来のプレーは出ない。まず自分のやれることを全力でやって楽しみながらしっかり勝負した結果、勝利がついてきたら良い。甘いかもしれないがそういうスタンスでやってきたので、楽しんでやってきたい」
小林凌(政経4=桐生市商)
夏はずっと合宿続きだったが、ゲーム中心で、個人的にはゲームの中の雰囲気の中でどれだけ試合中に近づけた雰囲気を出していくかというのを重点に置いてやってきて、やっぱり試合になるといつも出来ないようなこととか緊張とかでいつもしてないようなプレーをしてしまうが、そういうのを公式戦でしないように意識して雰囲気を作ってプレーしてきた。結構バリエーションを増やすということで、いつもAとかBとかだけだったが、裏に入ったりCとかDとか一人時間差とかを結構トスもあってきたし結構効果的だなと、夏で結果も出てきたしすごく良かったなと思う。結構楽しみ。(秋リーグについて)前半戦が下位チームだったが、そこで1回でも変な試合したり、落としたりすると響くと思うので、前半をすごく大事にしていきたい。学芸大、順大。順大もたまたま勝ったような試合だったので、そこを気を引き締めて前半のって後半バーといける形にしたい。最後のリーグなので、明治はメンバーが固定されていないのでいつでも出る準備をしていきたいと思うし出るからには4年生として引っ張っていける部分もあると思う。プレーはやって当たり前なのでそういう所をやっていきたい。
政井拓歩(営4=市立尼崎)
「僕たちのチームは去年のチームと違ってサイドアウトをしっかり切る攻撃型のチームなのでサーブレシーブからの攻撃を強化してきた。11月終わりから全カレも始まるので、秋リーグ全カレの2つしかないので一つ一つできることをやっていきたい。春リーグも東日本も惜しいところまでいけてないので、秋リーグ全カレともに1位を目指してやっているので、全てが負けられない。試合は辰巳か僕がセッターでどっちが出るかわからないけど、辰巳にないものとして経験上セッターとして僕の方が長いので、引っ張っていけるところは引っ張っていきたい」
安井
「夏合宿で企業さんとか格上の相手と戦って良いゲームができて自信がついたので、それを秋リーグで発揮したい。リーグの序盤は格下相手なので、そこでしっかり勝ち切る。最後の秋リーグになるが楽しくやっていきたい」
山中奏(法4=駿台学園)
「去年から成長したことはサーブの確率が上がったこと。それでもまだまだ精度は足りていないと思う。あと勝負所でサーブを入れにいったり、勝負できるようなメンタルをまたもう一回作りなおしていきたい。このチームは個性が強くてまとまりずらいチームだと思うけど、その中でもその個性に助けられていると思うので、みんなの個性を伸ばしてあげられるようなサポートをしていきたい」
加藤寛樹(政経3=創造学園)
(夏に取り組んできたこと)個人的には自分は得点を決める選手だが、ディフェンス面がずっと課題だったので、ディフェンス面とミスを少なくするというのに取り組んできた。チーム的にはサイドアウト率を高めていこうという感じで取り組んだ。チーム的にはサイドアウト率は結構自信があるレベルまで上がってきたが、個人的にはあんまりミスが減ってきていないので、リーグやりつつミスを少なくしていきたい。
企業といっぱい練習試合を重ねて、決まるボールというのは自信にもなったし、チーム的にもセットが取れるとかあったのでそういうのが自信になったと思う。
(攻撃のバリエーションは増えたか)サイドアウトが切れなくなったり、自分達の「詰む」状態を軽減しようと1個か2個(攻撃の)バリエーションは増えた。
(リーグ)後半になって強いチームがいっぱいあたるので、出だしで負けてしまうと自分達のモチベーションも作りづらいと思うので、前半は気を引き締めて自分達のバレーを出来ればいいかなと思うのと、後半は自分達のプレーをやっていても五分五分位しか戦えないと思うので、とりあえず前半戦集中して自分達のバレーをしたいと思う。そんなに意識はしていないが4年生とできるのもリーグ最後なのでいい状態作って試合を楽しめればいい。
川村悠希(政経3=雄物川)
「チーム全体で重点的にやってきたのはサーブとブロック。個人的にはスパイクの決め方と攻撃の引き出しを増やせるよう頑張っていた。負けられないのは中大。上位チームとは後半に当たるので頑張りたい。明大は学生主体でやっているので雰囲気を大事にしたい。最後の年の4年生の少しでも力になれたらいい。優勝目指して頑張る」
頼金大夢(法3=東福岡)
「個人としては決定力不足が課題だったので、決定力を意識していたりあとはブロックの課題もあった。フロントで勝負できるように課題を持って今日までやっていた。チームとしてはサイドアウトの確実性、全員の意識を向けられるよう重点的にやってきていたと思うし、そこからのブレークの練習も。個人個人リーグに向けて考えていることはあると思うので、それを本番でやってくれればいいと思う。正直全試合ヤマ場だと思うし、ヤマ場だからこそ入れ替え戦の可能性もあるし上位に食い込む可能性もある。だから全部取りきる覚悟でやっていかないといけない。リーグ長いのでメンバー以外の選手の底上げが大事になってくると思う。いつ誰が出ても明大のバレーができないと強みがなくなってしまうので、その意識を全員が持っていけたらいいなと思う。春5位で優勝争いもできる位置でやっていける自信もついたと思うので、相手がどこであっても手を抜かず一生懸命頑張っていきたい」
小川
(夏に取り組んできたこと)サイドアウト。サイドアウトのファーストのボール、一本目。チームのリズムを作る攻撃に取り組んできた。自分は徹底してAパスAキャッチを返すのに必死だった。(夏の練習試合について)東レさん、堺さん、ジェイテックさんとやってもらった。高さもあったので強かった。通用する部分もあったので、そこは自信になったのではないのかなと思う。(夏に成長したと思うこと)一つ一つの技術が向上したくらい。特にこれといってはない。サーブレシーブが安定してきたぐらい。(リーグ戦の展望)負けられない試合は全部だが、入りとして初戦の入りを重要視したいと思う。初戦の入りでリーグ戦が左右されるので、初戦だけは特に気にして、全部勝つつもりでやるがその中でも初戦は内容を求めて、濃い内容でがむしゃらにやっていきたい。最初試合になると固いのが明治のバレー部の傾向としてあるので、その内容、とにかくこれまでやってきたサイドアウトを特に重点に置いて試合を淡々と順調に進めたいと思う。このリーグでは全勝優勝を目指して、サーブレシーブを安定させることが目標で、どこかでディグも。チームに貢献したい。
鎌田佳朗(法1=東亜学園)
リーグ戦出るとしたら次が初めてなので変に気負わずにハツラツと頑張りたいと思う。出るとしたらピンチサーバーで出ると思うのでサーブとその後のレシーブを上げることが自分の仕事なのでその辺を頑張りたい。
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