フリースタイルで7人がベスト16入り 最終日の試合に弾み/全日本学生選手権

2016.08.28
 7人が最終日へと望みをつないだ。インカレ3日目はフリースタイルの各階級ベスト16が出そろった。明大からは65㎏級の仲田滉(法2=花咲徳栄)、70㎏級の寺田靖也(農4=八千代松陰)、74㎏級の本多正龍(営3=島原)、宮口太輔(法3=焼津中央)、85㎏級の大山博貴主将(農4=仙台育英)、97㎏級の森本健斗(営3=広島国泰寺)、二ノ宮寛斗(営1=岐南工)の5階級計7人が次戦へと駒を進めた。最終日は決勝までの残りの試合が行われる。
 
 やはり本職は強かった。フリースタイルを専門にする選手が多い中、7人がベスト16入り。明大の強さを見せつけた。仲田は3回戦で13―9と接戦を制し、最終日へと望みをつないだ。全国の舞台で活躍して存在感を示したいところ。また本多、宮口、森本と3年生の活躍も光った。二ノ宮はグレコに続き順調な勝ち上がりを見せ、ルーキーイヤーでの表彰台に期待がかかる。大山の明日の試合相手は錦戸(日体大)。力負けしなければ負ける相手ではない。寺田の相手・坂本(日体大)は手ごわい相手だ。「確実に一つ勝ってベスト8に上がりたい」(寺田)と冷静に次戦を見据える。
 いよいよインカレも最終日。「一戦集中で頑張る」(大山)。つわものたちがひしめき合う全国の舞台。残る相手は強豪しかいない。勢いに乗り、必ずや結果を残してみせる。

[谷山美海]

試合後のコメント
大山

「普通に緊張していたので勝てて良かった。1試合しかなかったけれど、よく動けた。(2分を待たずしてテクニカルフォール勝ちも)時間は全然意識していなかった。無理はしないで、グラウンドになったらアンクル(ホールド)狙ってという感じで決まって良かった。次の相手は錦戸(日体大)。上手という感じではなくて、力というか根性で来るタイプかなと。勝つとしたら、いつも通りやっていけるかどうか。一度もやったことない相手なので、相手を意識しすぎずいつも通りの自分が出せるかが大事。一戦集中で頑張ります」

寺田
「ギリギリでした。疲労が結構来ていて。試合内容としては3点。自衛隊合宿からずっと動きが悪くて、後輩にもやられたりしていて。いつもの状態でプラン通りにあの動きができていれば80点ぐらいだったけれど、自分が予想していない自分の動きで、行き当たりばったりにやってしまった。突っ込んでしまった感じ。足があったら飛び込んでしまった。明日はそこを調整して、確実に一つ勝ってベスト8に上がりたい。次の坂本(日体大)は弱い相手ではないので、しっかり倒したい。観客を沸かせられるような、冷静に自分の作戦通りの動きをして、悔いなくインカレを終えたい」

本多
「僕は練習通りの動きが試合でできないので今日は練習の三分の一ぐらい。毎回試合で練習通りに動けばいい動きできるんですけど満足したことはない。明日は優勝候補と初めてやる。今後、六大学戦でもやるかもしれない。勝ちにいきたいとおもってる。いつも通りできたらある程度勝負できるのでいつも通りやりたい。インカレ前の合宿では、できるだけ自分より強い人に練習をお願いするようにした。自分よりレベルの低い人とはやらないようにしていた。優勝を目指してレスリングを始めたので、優勝を目指します」

宮口
「1試合目が内容が悪すぎたので2試合目は気持ちと体が一緒になるように意識した。それでなんとか2試合目はうまくいった。明日の相手は1回負けてるので、勝つことで過去の自分よりも強くなってるということを実感したい。そこ勝てたら浅井くんという日本で1、2番を争う学生とやることになる。浅井くんとやって1点でもとれるように頑張りたい。僕はどっちかと言うとグレコ中心なのでどんどんさして前に出る練習をしたんですけど、それで奥田くんと練習する機会が多かった。彼は独自の技が多いので、色んな経験になった。明日はとりあえず初戦勝ちます。そして浅井くんとやって勝ちたい」

仲田
「3試合目は13―9で競り勝てたので、個人的にすごく嬉しかった。絶対に勝つっていう気持ちだけで戦った。崩して入るっていう基本的なことを練習してきたので、そこは上手くいったかなと。明治大学という看板を背負って戦っているので、その名前を少しでも上げられるように、ということはいつも戦う前に考えている。緊張はありませんでしたけど、あまり得意技とかがある方じゃなくて少しずつ相手を疲れさせるスタイルなので、試合の流れをつかむのに苦労した面はあった。(明日の意気込み)優勝する」

二ノ宮
「今日は2試合で間も空いていて、最初にアップしたんですけどなかなか身体が起きてなかった。でも2試合後ともテクニカルで勝てたので1、2回戦としては良かった。(動画を見直している)今回のグレコの試合も見て、以前の負けた試合とかもいろいろ見ている。この間の新人戦からと今の自分の組み手との違いを自分なりに考えている。新人戦と同じままだったら成果も上がらない。そこから変化をつけれるように、動画を見てここは続けていこうとか、ここは変えていこうとかを探していた。(最終日に向けて)明日が勝負になると思うので、初戦は取りこぼしがないように。準々決勝からが全部ヤマ場になってくるので、一つ一つを大事に優勝目指して頑張りたい」