(16th Race)インカレ直前特集2016(4) 4年生インタビュー

2016.08.24
 最高戦力で総合優勝を狙う。一年間の集大成となるインカレを間近に控えた自転車部。昨年は総合8位と好成績が期待されていただけに悔しい結果に。リベンジに燃える。全員が個人戦優勝経験者という頼もしい4年生を軸に大学日本一を目指す。今年も「LAST RUN」では、インカレ直前企画として明大自転車部の直前インタビューを24日まで特集していく。

 第四回は、大学生活最後のインカレを迎える4年生に意気込みを語ってもらいました。(取材は、8月17日に行ったものです。)

小林和希主将(政経4=祐誠)
出場予定種目:ロードレース

――インカレ直前となった今の心境を教えてください 
小林:昨年自分が主将になってから「インカレ総合優勝」という目標を掲げてやってきました。途中その目標に対して部員が厳しいんじゃないかという時期もありましたが、最終的にみんな成績も上がってきて優勝できるという意識が固まってきています。今までにないくらいみんなまとまっているかなというところです。

――ここまで3年間のインカレを振り返っていかがですか
小林:昨年までは結構色んな種目を走っていて、短距離から長距離で種目が定まっていなくて不発で終わってしまっていました。その3年間を経験した中でどうやったらインカレでベストな状態に持っていけるかを考えて、今年準備をしてきました。今までは総合優勝を掲げながらもほど遠い結果に終わってしまっていて、個人としても個人で上位に入れればいいかなという気持ちでやっていました。4年目はみんなのためにというか、総合優勝できるメンバーなので、これまで3年間の経験を生かしてやりたいと思っています。

――出場はロードレース一本に絞ります
小林:これまではトラックもロードも走っていて、ロードは乗っても二日くらいでした。今回はロードに専念したことによって、夏合宿でも全日程ロードに行きました。ロードだけという合宿は本当にキツくて、でもそれぐらいキツくないと本番走れないので、最後の1年なので合宿から気持ちを入れてやってきました。調子がいい日と悪い日があったので、調子がいい状態を本番に持っていけるようにしたいです。

――インカレ直前の夏合宿での仕上がりはいかがでしょうか
小林:トラックに関してはあまり見れていないんですけど、コーチから聞く感じでは団体でもまとまっていて、短距離に関してはみんな力があるので特に心配していません。ロードに関してもみんな自分より走れている実感があったので、いい状態にあると思います。

――主将としてのここまで1年間は
小林:グイグイ部を引っ張っていったかというと、そういう風には思わなくて、ただ主将として練習メニューを決めて自分が一番真面目に練習に出てそれに後輩が付いてきてくれました。特にわがままを言う後輩もいなかったので、1年間やりやすかったと思います。昔は短距離と長距離だったんですけど、眞砂(英作・政経3=高松工芸)中心の中距離班もつくりました。3つに分けてしっかりとリーダーを置くことで、短距離は森本(尊也・営4=岡豊)に引っ張ってもらって、中距離は眞砂中心に、長距離は自分という風にして少数でまとまって自分に合った練習をできていたと思います。主将として引っ張っていかないといけない部分はやってきました。自分と森本とでうまくバランスを取りながらやれていたかなと思います。

――今回のロードレースのコースはいかがでしょうか
小林:あそこのコースを好きな人は本当に少ないと思います(笑)。2年前に走ったときは何とか完走することができたんですけど、20位以内には入れずポイントは取れませんでした。合宿は調子が悪くてロード無理かなと思っていたんですけど、本番は結構走ることができました。なんだかんだあのコースのレースはいつも走れていますし、今回はしっかりと練習を積んできているので、割と自信はあります。

――どういった展開を睨んでいますか
小林:2年前もサバイバルレースだったので、今年も力のある人しか残れないと思います。前半は落ち着いてあまり力は使わずに温存して、後半勝負だと思っています。後半どれだけ動けるかだと思っているので、20周くらいは集団の中にいて脚温存して、最後の8周くらいで動けるくらいの余裕のあるレースをしたいです。

――目標の総合優勝達成に向けて
小林:理想はトラックで1位に立って、ロードがしっかりと上位入賞して総合を取ることです。力のある選手が表彰台に上がって、トラックの時点で3位以内に入っていればロードで巻き返しができると思うので、まずトラック班に取れるだけ点数を取ってもらって後はロード班に任せてほしいですね。

――同期はどんな存在でしたか

小林:短距離班が3人で長距離が自分だけという状態でしたけど、自分が長距離で勝つと「さすがだな」というふうにちゃんと評価してくれました。それでレースも走りがいがありますし、逆に短距離で同期が勝つとうれしいです。今年は特にみんな活躍できた年だと思っています。長距離ももう一人いたら楽だったかなとは思いますけど、自分一人でも何とかバランスを取ってやってこられました。短距離の3人にはインカレで全力を出し切ってほしいです。

――最後に意気込みをお願いします
小林:今までにないくらいOBとかからも総合優勝を期待されています。プレッシャーにはなりますけど、緊張せずにリラックスして臨めれば絶対に総合優勝できると思うので、そこは自分がしっかりと声を掛けて、トラックに7も顔を出してみんなのレースを見て頑張っていたら褒めてあげたいですし、部のモチベーションを高められたらいいなと思います。

曽我圭佑(法4=九州学院)
出場予定種目:スプリント、チーム・スプリント

――インカレ直前となった今の心境を教えてください
曽我:最後だからっていつもと違うかと言われたらそうではないんですけど、やっぱり4年生として集大成の最後の大会なので気持ちは今まで以上には入っていますね。ただ、あんまり状態がよくないので不安が今のところ大きいです。

――インカレ直前の夏合宿での仕上がりはいかがでしょうか
曽我:6割7割程度しか仕上がってないです。もうここまできたら気持ちだけは負けるわけにはいかないのでポジティブに考えてますね。インカレには調子は上がるだろうって考えるようにしてます。

――力を入れている種目を教えてください
曽我:スプリントですね。チーム・スプリントはメンバーから漏れてしまったので、スプリントに集中するしかないなって。スプリントを狙っています。

――スプリントでの目標を教えてください
曽我:もちろん優勝です。

――チームとしての目標を教えてください
曽我:昨年から1年間総合優勝に向けてやってきたので、一人一人入賞していけば狙える位置にいます。インカレ総合優勝に向かってやるだけです。

――今のチームの雰囲気はどうですか
曽我:いいと思いますよ。ただ、合宿中にアクシデントがあって森本と隈園(郷史・政経2=明大中野)が落車しちゃったので士気が下がってる部分があるかもしれないですね。もうそこは起こってしまったのは仕方ないので、後はもう気持ちですよ。気持ちだけ折れないようにやっていくしかないですね。でもやっぱり雰囲気はいいと思いますよ。今まで以上に、自分が4年間過ごしてきた中で一番いいと思います。

――直前期の練習はどうされていますか
曽我:もう調整段階なので自分で疲れすぎない程度にやっています。後はもうコンディションだけ整えていくって感じですね。

――4年生として最後にインカレですが
曽我:明大に来たからこそ強くなれた部分があったので、そういった感謝の心を持って最後までやっていくつもりでいます。感謝の心を示すこととして、優勝という結果を残すことなので優勝して笑顔で終わらせたいなと思います。

――最後に意気込みをお願いします
曽我:もうなるようにしかならないので、その当日の流れに任せていきます。でも、気持ちは優勝でいきます。

橋本瑠偉(政経4=佐賀龍谷)
出場予定種目:スプリント、チーム・スプリント

――インカレ直前の心境を教えてください
橋本:今年はインカレ総合優勝を目指してみんなで一致団結してみんなで頑張ってきたので、一人ひとりがいい結果を出して、みんなで総合優勝できたらいいなと思います。

――個人としての目標を教えてください
橋本:スプリントとチーム・スプリントに出るんですけど、どちらも表彰台の一番高いところに乗れるように頑張りたいと思います。

――チーム・スプリントではメンバー内で最年長となりますが
橋本:特に意識はしていないです。気楽にいこうと思います。みんなが硬くならないように、隈園はインカレでチーム・スプリントを走るのは初めてなので緊張させないようにリラックスさせられればいいかなと思います。

――夏合宿中特に意識して取り組んだことは
橋本:特にないです。普段通りに過ごしました。

――チームの今の雰囲気はどうですか
橋本:いいと思います。特にピリピリした雰囲気はないです。

――昨年のインカレの反省を生かした点はありますか
橋本:昨年は思うように結果が残せなかったので、それ以降コーチに対戦のやり方を勉強した方がいいと言われて、ずっと映像を見たり、実際に走って練習したりして、前よりはよくなってきているので、昨年のような走りにはならないと思います。

――これからインカレに向けて行いたいことはありますか
橋本:いつも通りに過ごしてモチベーションを維持していきます。普通通りのモチベーションで試合に臨めばいつも以上にパフォーマンスが発揮できると思います。

――4年間一緒にやってきた同期のみなさんに対して思うことはありますか
橋本:みんな個人で全国を獲っているので、最後のインカレでまた個人で優勝して、みんなで総合優勝したいなと思います。

――最後のインカレに向けて意気込みをお願いします
橋本:1年生の頃からずっとスプリントに出てきて、最高順位は3位なので、インカレで優勝できたらいいなと思います。

――3選手とも、ありがとうございました!

◆文部科学大臣杯 第72回全日本大学対抗選手権自転車競技大会◆
日程:8月25日~28日
会場:日本サイクルスポーツセンター
トラック:伊豆ベロドローム(屋内250m)
ロード:5kmサーキット(左まわり・秀峰亭スタート・ゴール)

[自転車部担当一同]