(14th Race)インカレ直前特集2016(2) 2年生インタビュー

2016.08.22
 最高戦力で総合優勝を狙う。一年間の集大成となるインカレを間近に控えた自転車部。昨年は総合8位と好成績が期待されていただけに悔しい結果に。リベンジに燃える。全員が個人戦優勝経験者という頼もしい4年生を軸に大学日本一を目指す。今年も「LAST RUN」では、インカレ直前企画として明大自転車部の直前インタビューを24日まで特集していく。

 第二回は、二回目のインカレを迎える2年生に意気込みを語ってもらいました。(取材は、8月17日に行ったものです。)

池西拓海(営2=栄北)
出場予定種目:スクラッチ(補欠)、チーム・パーシュート(補欠)、ロードレース

――インカレ直前の心境をお願いします
池西:自分のメイン種目のスクラッチがもしかしたら後輩に取られるかもしれないので、ちょっと複雑な気持ちですけど、他にもチーム・パーシュートとかロードとか出れる種目はあるので、そっちに力を注いでいきたいなと思います。

――チームの雰囲気はどうですか
池西:だんだん上がってきていると思います。

――合宿の時に特に力を入れて取り組んだことは
池西:チーム・パーシュートですね。自分が走る可能性が高いので特に交代練習とかペースの維持とかそういうところを意識して練習していました。

――成果は出ましたか
池西:最初の頃よりはだいぶ良くなってきて、完璧ではないですけど、走れる状態にはなってきていると思います。

――2回目のインカレですが、昨年と比べてどうですか
池西:去年はロードしか出られなくて、自分はトラックでこの学校にスカウトされたので悔しかったんですけど、今年はトラックでも走れるので去年よりはいいかなと思っています。

――昨年の反省を生かした点はありますか
池西:昨年はロードしか出ていないのでロードのこと以外は何とも言えないですが、今年のインカレロードはもし出られるとしたらサポートを優先的に考えて少しでも生き残れるように体力温存しながら行けたらと思っています。

――目標を教えてください
池西:チームとしてはもちろん総合優勝、個人としてはスクラッチに出られるのであれば優勝を目指し、チーム・パーシュートでは優勝は難しいかもしれないですけど表彰台に立てるレベルまでいけるように頑張りたいと思っています。

――インカレに向け意気込みをお願いします
池西:今年はインカレで総合優勝が狙える唯一の年かもしれないので、特に集中して、優勝目指して頑張っていきたいと思っています。

川邉庸介(政経2=暁)
出場予定種目:1kmタイムトライアル、チーム・パーシュート、ロードレース

――インカレ直前の心境を教えてください
川邊:特に大きなプレッシャーもなく、今まで練習してきたことをやるだけです。

――インカレ前合宿の成果はあったか
川邊:テスト期間の前の試合から自転車が壊れて全然乗れてなくてその分はインカレ合宿で足が戻ったなと思います。本調子とまでは行ってないです。六大学戦のときも風邪引きながら走ってて体の調子も微妙です。

――インカレ前の課題はあるか
川邊:トラックは団体追い抜きに出るんですけど合わせができてなくてペースが一定じゃないので、ペースを一定にする。ロードはほぼ半月乗ってなくてとりあえず乗らないといけないので、乗り込みぐらいです。

――ロードのチームでの戦略はあるか
川邊:8人出るんですけど上位に食い込めるのは小林さんと松本さんと野本だけなので、それ以外は全員アシストって感じで。例えば逃げができたら追って潰すとか自分だったら松本さんがパンクしたら自分の自転車と交換するみたいな感じです。

――1kmトライアルで意識しているところはありますか
川邊:団体追い抜きと時間が1時間しか空いてないので、正直狙ってないので団体追い抜きのほうが可能性があるので、一応走るときにタイム狙うとしたら入りのスタンディングから0から255mを意識して走ります。後半のラップは一緒のラップで走るので、その入りさえよければタイムが出ると思うので、入りだけ意識しています。試合が一本走ってちょっと休憩してもう一本走る感じなので、かなり足にきついです。

――団体追い抜きの意気込みはありますか
川邊:昨年、1年生で走った時は一番足を引っ張ってたんですけど今年は最後まで走り切らないといけない。上級生が走らないので自分が一番上の年になるので、チームをまとめて頑張っていかないといけないなと思います。

――意識している選手はいますか
川邊:同い年で鈴木陸来(法大)くらいですね。同じ東海地区で、昔から知ってて、最近も強くなってて、伸び方がすごいので、自分もあそこまで走らないといけないっていう危機感がある。走ってる時はいつも見てるみたいな感じです。

――昨年と比べて今年は何が違うか
川邊:団体追い抜きでは昨年よりもいいタイムで、昨年は足を引っ張ってしまったけど今年はチームを引っ張るように走りたいと思います。

――インカレへの意気込みを教えてください
川邊:出る種目でなるべく点数を取って総合優勝したいと思います。

隈園郷史(政経2=明大中野)
出場予定種目:1kmタイムトライアル、チームスプリント、
タンデムスプリント、ロードレース

――インカレ直前となった今の心境を教えてください
隈園:モチベーションはすごい高かったんですけど、悪いことがあって色々複雑な心情ですね。タンデムに対して今はすごい恐怖心がある。チーム系は周りにも迷惑かけちゃうので、出るか出ないかは早めに判断したいなと思います。

――怪我の状況はいかがですか
隈園:歩くのがつらい。これから治ると思うんですけど、万全なコンディションに戻すのは難しいと思います。まあでも、合宿中は調子よかったのでいい感じに回復してくれればと思います。

――出場種目で力を入れている種目を教えてください
隈園:1kmとチースプですかね。チームスプリントは初めてで、先輩たちと走れるのが楽しみです。1kmは自分のベストもいい感じに出てて、さらに4秒台3秒台目指していけるかなと思ってたので一番力を入れていましたね。

――インカレ直前の夏合宿での仕上がりはいかがでしょうか
隈園:六大学戦のときに1km測って、また途中で1km測ってそのときに手測りなんですけど4秒フラットが出たので調子も上がってて、疲れてるのにタイムもいい感じで手応えあったんですけど…。左半身がすごいよくないです。自転車にも乗ってなくて、まだ足動かすだけでも痛い。週末までには乗れるように、今は無理して乗らないで疲れも残ってると思うので、回復に専念して乗れるようになったらコンディション調整に入っていくと思います。

――2回目のインカレですが
隈園:去年は出させてもらうだけでもうれしかったので今年は去年の自分を超えなければいけないっていうプレッシャーがあります。出させてもらえる種目も増えますし、結果として残さないといけないなと思います。出場できるだけじゃ認めてもらえないので結果を出すことが重要だと感じています。

――チームの雰囲気はどうですか
隈園:いいと思いますよ。ただ、転けなければよかった。みんな、調子が上がってる中で、そこに水を差してしまったのが申し訳ないと思います。優勝への気持ちはみんな持っています。

――最後に意気込みをお願いします
隈園:とりあえず早くケガを直して自分の力を最大限に発揮できるように頑張ります。

酒井翔(法2=祐誠)
出場種目:ポイントレース、チーム・パーシュート

--インカレ直前の夏合宿はどうでしたか
酒井:痛かったです。落車したので。痛いです。その前に車にはねられていたり、落ちてきた自転車止めるために膝やってしまったり、全身ボロボロです。

――合宿の成果を教えてください
酒井:走り慣れました。

――1番力を入れる種目を教えてください
酒井:ポイントレースですね。1番レベルが高いかもしれないので、入賞頑張ります。

――どのようなレース展開が理想ですか
酒井:ずば抜けて強い人たちが点をほとんど独占して、少ない点数でも入賞できたら理想的ですね。

――インカレ2回目になりますが変化はありますか
酒井:去年は外だったんですけど、今年は屋内コースでめちゃくちゃ苦手なところなので、コケそうです。角度がえげつないし狭いので、コーナーが怖いです。頑張って内側走ろうとは思ってます。

――インカレ総合優勝にどう貢献していきますか
酒井:ポイントレースで入賞するかしないかでは全然違うので、入賞したい。4年生のサポートという面では、団体追い抜きとかならサポートできるんですけど、団体追い抜きに4年生方はいないので、4年生方に対しては自転車を持ったり、そういう形でサポートしたいです。

――去年と今年で部活全体として変化はありましたか
酒井:去年と比べて、筋トレをコーチに教えてもらったりしました。

――チーム・パーシュートでの目標を教えてください
酒井:入賞。ギリギリでも入賞したいです。1点でも良いので点数を取りたい。

――総合優勝に向けて具体的な手応えはありますか
酒井:トラック競技は強いけどロードはあまり強くない、みたいな大学もある中で、どちらも強いというところで優勝する可能性があると思う。

――最後にインカレへの意気込みをお願いします
酒井:入賞したいです。

野本空(政経2=松山工)
出場予定種目:ロードレース

――インカレ直前となった今の心境を教えてください
野本:チームが一丸となって、総合優勝を目指しているので僕もそれに貢献したいと思っています。

――インカレ直前の夏合宿での仕上がりはいかがでしょうか
野本:一週間近くあったのですが、長距離は基本ロードにだけ乗って、1日100kmから200kmくらい乗り込んだので、調子は上がってきているかなと思います。日によって違いますが本番のコースも乗りました。

――インカレに向け変化はありますか
新しい自転車に変えました。その自転車に慣れる意味でも合宿をやっていました。最初は今までの自転車と違うのであまり調子良くなかったですが、後半になるにつれて自転車の持ち味を生かせる走りをできるようになってきたので、これはインカレいけるんじゃないかと。大きい大会前に普通は変えないのですが、CSCが平坦な道がないんですよ。ずっと上り、下りばかり。今まで使っていたのはエアロバイクといって平坦が強いバイクだったので、乗りなれていないことを考えても新しい自転車の方がコースに適しているので、今回新しくしました。

――自転車の色は変えましたか
今まで青色系が多かったのですが、今回は心機一転して黄色にしました。

――何か色には意味がありますか
本当はないんですけど、あると言った方がいいですよね(笑)ツールとか総合ジャージーを取ると黄色のジャージーとか着るので。それを意識して黄色に。(笑)

――今回のロードレースのコースはいかがでしょうか
野本:去年は少し失敗したので今年は2年目なので、落ち着いてレースに望めたらなと思います。チーム内では、小林さんと松本さんとよく話すのですが、CSCというコースは序盤から上り下りが繰り返されるので、最初脚があるうちに無理してしまうと後半取り返しがつかなくなる可能性があるので、前半抑えめで後半勝負にしようと話しています。個人では、去年インカレが終わった後のミーティングで個人目標を決めたんですね。その時、次のインカレロードレースで表彰台に上がると言ったので実現させたいです。

――2年目のインカレとなります
野本:後輩も入ってきたので、1年生の時は完全に先輩方を頼る側だったが、頼られることも増えると思います。なので、競技でしっかり結果を出して、その背中を見せられる先輩になりたいと思います。

――最後に意気込みをお願いします
野本:チームで総合優勝できるよう、個人種目で表彰台に立ちたいと思います。

 次回はインカレ開幕直前特集として、3年生の直前インタビューをお伝えいたします。お楽しみに!

[自転車部担当一同]